
吾輩はチワワである。

先週の話だが、フランスで年に一度開催されるル・マン二十四時間耐久レースがあったのだった。

昔ほどレースには興味が無いのだが、一応レース結果だけは・・・と、途中経過をテレビで見ると、
その時トヨタは一位で、二位のポルシェとは僅差だったが順調に周回を重ねると計算上は間違いなく
初優勝出来る状態だったのだが・・・。

結果はトップを走っていたトヨタ五号車が残り五分の所でトラブルで停車し、二位だったポルシェ二号車が
大逆転で優勝したのだ。

残念な気持ちもあるが、とにかくトヨタらしい?結果だったので冷めた目で受け止めれる自分が居るのだ。

優勝したポルシェだが、二十年ほど前に作った模型で九十六年型のポルシェ 九一一 GT一
があるのを思い出したのだ。

写真では分からないのだがコーティングのクリアー塗装が経年変化で黄色く変色しているのだ。

ラジエターをステンレスの網に置き換え外枠を洋白線で囲み、それっぽく質感を上げたのだ。

そして同じプロバンスの九十七年型のポルシェ 九一一 GT一で制作途中で投げ出したのだった。

プロバンスの九六十年型は実車の雰囲気を良く捕えカッコ良いのだが九七年型はのっぺりしていて
ボディにボリュームが無いのだ。

当時ルネッサンスから発売されていた九十七年型GT一はボディにメリハリがあり模型映えしカッコ良く、
それを意識して前後のフェンダーの繋がる部分やボンネットとフェンダーの谷の部分辺りをペーパーで削り、
元の状態よりはボディーにメリハリを付けたつもりなのだ。

更にリアルさを求め、実車で抜けているリアーの部分をくり抜こうとしたのだが途中で燃え尽きたのだ。

今回優勝したポルシェだが、この時代は九十六年のGT一の結果が二位と三位で、九十七年は
残り二時間でトップを走りながら炎上しリタイアしたのだ。

画像は無いが九十八年のポルシェ九一一 GT一は見事に優勝したのだ。

今年のル・マンでもトヨタは勝てなかったが、優勝したポルシェを見て思ったことあるのだ。

模型も途中で投げ出さず製作を続けると何時か完成し、宝くじは当たるまで買い続けないと・・・?

トヨタの話から強引にオチをつけました。