
吾輩はチワワである。

加西市の善坊山の山頂にある城跡を目指して登ったのである。

すぐ側の古法華自然公園には何回か行った事はあり、前に笠松山には登った事はあったのだが
その向い側の山に城跡があるのを知らなかったのだった。

ここから登ったのである。

すぐに分岐点があり吊り橋を渡ると笠松山へ行くのだが、善坊山城跡へは渡らずに反対側へ行くのだった。

途中で膝の高さ位の所に鳥の巣?があり、この高さでは他の動物に襲われるので何かの理由で
ここに落ちているだけなのかも知れないのだ。

歩いていると今度は高さ二メートル位の石があり登ろうとしたのだが、意外と登り難くく表面が
滑らかで指が引っ掛からないので登れなくて安全第一で、一緒に登った人に手を貸してもらい
登ったのだった。

すぐに善坊山山頂に着き、看板を見ると「昔お城の周りの岩肌に油を含んだ竹の皮を敷き詰めると
滑るので敵が攻撃を出来ないだろうと考えたらしいのだが、敵は逆にその竹の皮に
火を放ち城は炎に包まれあっけなく落城した」と書いていてチョット間の抜けた
お殿様だったみたいなのだ。

明治初期まで白骨体が木の葉の下に眠っていたとも書いていて、吾輩の勝手な想像なのだが
笠松山は岩山で木が少ないのに善坊山の方が木が多いので、その時の死体が肥料になり
木が育ったのかも?・・・冗談です。

最初の第一頂上から少し離れた所に第二山頂があり崩れたお城跡の石垣があるのだった。

そして来た道を引き返し途中の分岐点で別の下山道から下りることに。

この辺りは両端が急斜面のだが道幅があるので、ビビリの吾輩でも大丈夫なのである。

写真に写っている小さなダムの所に下りるのだが景色はとても良いのである。

一緒に登った人がダムの岸辺から浅い水の中に倒れて込んでいる枯れ木の上を歩こうとして
バランスを崩し落ちて靴とズボンが濡れたのだった。

祟りです。