
吾輩はチワワである。

平日に連休が取れたのである。

人が少ないだろうと思い、鳥取県の大山に登ったのだ。

駐車場にある登山届けを書き、初心者向けの夏山登山コースから登るのだが、初めての大山にワクワク、
久しぶりの登山に吾輩の体力があるか心配なのでドキドキもし・・・朝の九時に登山開始なので、
時間の面では気持ちに余裕があるのだ。

分かっていた事だが、登り始めると足取りが重く・・・暫くすると吾輩の前方には駐車場で見かけ、
先に登って行った若い登山者のグループが見え・・・吾輩の後ろには一定の距離で単独の登山者の影が見えいて
何となく登り辛かったので一度休憩をしようかと思ったが、先ず前のグループを抜き休憩はそれからだと、
さらに登り続けると後ろの登山者は見えなくなり、気が楽になり体も調子も出て来たので、そのままのペースを守り
登り続ける事にしたのだ。

途中までは高い木々に囲まれた登山道を登っていたのだが、上に行くほど
森林限界で生えている木が低くなり、
天気が良ければ周りの景色が見渡せる様になる筈なのだが・・・霧が凄く遠くまでは見渡せないので、
見渡しが良くなった時に尾根の写真を撮ったのある。

写真では分からないが、この先は登山道が続き進むのだが、霧が凄いのだ。

結局、休憩無しでひたすら登り続け、画像は多分?八合目辺りで登山道は木道に替わり、足場の良い緩い斜面が
山頂まで続くので後は楽勝かと思ったが、疲労からか一歩一歩が重いのだが・・・

汗だくになりながら、十時三十三分に登頂なのだ。

残念なのは、せっかく標高一七〇九メートルに登ったのだが景色は相変わらずなのと、登頂した途端に
お腹がグゥ~グゥ~鳴り出し、山頂は静かで何人か居た近くの登山者に良く聞こえて
恥ずかしいので早速、腹ごしらえをと思ったが・・・。

朝飯は車を運転しながらパンを食べ、山頂で食べる昼飯は途中でコンビニに寄りオニギリを買う
予定だったのだが・・・思いっきり買うのを忘れていたのである。

なので途中休憩に食べる予定だったビスコがおやつから昼飯に変わり、箱を開けると包装が
気圧の変化でパンパンなのである。

少し霧が晴れた時の写真で、近くの見通し良くなっただけで遠くは真っ白なのである。

登り始めは晴れていたのだが途中で曇り出し、下山時はで高い木々の生えている登山道まで降りて来た時には
雨が降り出し木の枝が雨除けにもなり、天気の点では日除け、雨除けになり悪い事ばかりでは無かったのだが
やはり登山の楽しみの一つで山頂で良い景色を見たかったのである。

本当は下山したらゆっくり温泉に浸かって帰る予定だったが、十二時過ぎには降りてきたので
時間に余裕があり、出雲大社へ行く事にしたのだ。

出雲大社ではお参りをし、ガイドブックに載っていた出雲そばの入ったおやきを買おうと思い
売っているお店に行くと定休日?なのか閉店していたのだ・・・残念。

そして帰りの道中で松江に寄り、ガイドブックに載っていたお店で出雲そばを食べようと思い
お店に行くと営業時間中で定休日でもないのにお店は閉まっているのだった。

何故?

何かどっと疲れが出てきて、素直に真っ直ぐ家に帰ろうと思い、車を運転しながら食べれるので
コンビニでオニギリを買い米子のエネオス石油のセルフスタンドで車にガソリンを入れ無事に帰ったのである。

そして車から荷物を降ろしていて気が付いた事が・・・ガ、ガガガガガガ、ガソリンの給油口の蓋が開いていて
最悪の想像通り中の黒いキャップが無いのだ。

思いっきりキャップを閉めるのを忘れていたのである。

エネオスのスタンドに電話すると「今の所はキャップの忘れ物は連絡がありません」と言い、
「お客さんが良く忘れるので沢山の忘れ物のキャップが有り、お店に来てもらえば合うのを差し上げますよ」と
親切な言葉を頂いたのだが今更、米子まで行ける分けないのだ。

その事を伝えると「地元のガソリンスタンドで聞いてみると多分貰えると思いますよ」と、
「それかスクラップ屋なら百円位で売ってくれるだろう」と教えてくれたのだ。

次の日の朝、起きると全身にもの凄い疲れと筋肉痛が・・・特にふくらはぎが酷く階段の登り下りが
辛いのだが、早速、地元のエネオス石油に電話し昨日の出来事と車種を伝えると有ると思うから
一度お店に来てと嬉しい返事があり、お店に行くとキャップを用意してくれていて、ちゃんと合い
お金も要らないと言ってくれて本当に助かったのである。

自分の失敗で良い事と悪い事の両方あり、バタバタした登山でした。