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人事マネジメント研究所「進創アシスト」からの情報発信

「あいつはダメだ」という上司のエラー

2015-06-21 00:00:39 | 人事マネジメントのワンポイントアドバイス

◆ 部下の失敗をずーっと引きずるエラー
一つの大きな失敗があると、それだけでその人を後々まで判断してしまう上司がいます。その上司の下では普通に頑張っているだけでは、失敗のマイナス点をなかなか挽回できません。客観的な数値が常に表示されているなら、徐々にマイナスは小さくなり平均値に近づいてきますが、観念的に固定化されてしまうと、他の従業員と同じように努力していても「あいつはダメだ」となります。人事考課でいうところの評価のエラーで、人間のもつ悪いクセです。

エラーの悪影響と回避策
このエラー体質があると部下は失敗をしないように極力無難なことだけを選んで仕事をするようになります。または、言い訳ばかりを考えるようになり、チーム活動が発展しません。
エラーを防ぐには、次のマネジメントの視点で部下に対する自らの考え方を確認してみるとよいでしょう。
○ 部下の過去と現在との違いを具体的に確認する
○ 部下の今の役割や仕事の範囲、その貢献度や出来栄えを一つ
ひとつ取り上げて確認する
○ 同僚との関係性や協力度合いなどを確認する

また、自分のクセを上司や同僚から指摘してもらうのもよい方法です。研修などの機会に参加者同士でさらっと言い合える工夫をしてみてください。

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