白昼夢
2006-01-18 | 詩
何処かへ落ちてゆく気がしないか
始めはゆっくりと
そして
だんだんと
意識を失った牡鹿は
自分のからだを
訳もなく傷つける
名を呼ばれる
実存しない名前と
12の頃から
狙われていた 夜の月
話しかけてくる意味は
夜中に
突然
窓から入ってくる
涙ぐむ瞳
誰が誰の為に
何を想い溜息を吹きかけるのだろう
白い粉より冷たく
虚空を眺めた
代表者の詭弁は
汚れ無き誰かを地に落とす
守りきれない足音を想い
こだまする声に
耳をふさぐ
透きとおる冷たい朝の早すぎる空気
新聞配達の音
まるで
まるい地球儀を抱きしめた
タロットカードの女神の様
運命を操る
彼女は
深い緑の森の中
隠れ家を探し当てる
ヘンデルとグレーテル
醒めない夢は君達から
「起きなさい」
スープの匂いが立ち込める暖炉の部屋
「起きなさい」
仕事の準備をしなければ
手早くしかも確実に
夜明けだ
始めはゆっくりと
そして
だんだんと
意識を失った牡鹿は
自分のからだを
訳もなく傷つける
名を呼ばれる
実存しない名前と
12の頃から
狙われていた 夜の月
話しかけてくる意味は
夜中に
突然
窓から入ってくる
涙ぐむ瞳
誰が誰の為に
何を想い溜息を吹きかけるのだろう
白い粉より冷たく
虚空を眺めた
代表者の詭弁は
汚れ無き誰かを地に落とす
守りきれない足音を想い
こだまする声に
耳をふさぐ
透きとおる冷たい朝の早すぎる空気
新聞配達の音
まるで
まるい地球儀を抱きしめた
タロットカードの女神の様
運命を操る
彼女は
深い緑の森の中
隠れ家を探し当てる
ヘンデルとグレーテル
醒めない夢は君達から
「起きなさい」
スープの匂いが立ち込める暖炉の部屋
「起きなさい」
仕事の準備をしなければ
手早くしかも確実に
夜明けだ