クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

メンコン

2013-09-23 | 日記

上の娘と同じクラスの男子で、

昨年、日本で最も権威あるクラシック音楽コンクールに参加、

高校2年生にして堂々第2位に輝いたSくん。

先週木曜日、そのSくんがソリストを務める演奏会に行ってきました。

曲は、メンデルスゾーンのヴァイオリンコンチェルト(メンコン)。

場所は、サントリーホール。

あの大ホールが満席です。

オーケストラのコンサートミストレスは、娘の通う高校(大学)の教授で、

Sくんは門下生にあたります。

先生にとっては、愛弟子の活躍を目の前で見守ることが出来、

Sくんにとっては、信頼している先生が後ろで支えてくださるという素敵なシチュエーション。

Sくんのメンデルスゾーンは、本当に素晴らしかったです。

指揮者と共に登場した時は、ベストにリボンの可愛らしい衣装も手伝って、

ちょっと幼く感じましたが、ヴァイオリンを構えた途端、キリリ。

メンコンは、難曲揃いのヴァイオリンコンチェルトの中で

比較的技術が緩やかと言われているので、

上の娘も中学生の時に手を付けたことがありますが、

あれは今思えば、メンコンなんて呼べるものではなかった。

またそのうち、今度は本格的に取り組むんだろうな。

Sくんは高校生ですけど、演奏は完全にプロです。

圧倒的な技術と音楽性で、最初から最後まで淀みなく堂々と完璧に弾ききる。

なんであんなに素晴らしい演奏が出来るんだろう。

天才と言ってしまえばそれまでだけど、

全く気を逸らされることなく、Sくんの世界にぐいぐい惹き込まれてしまう。

上の娘も身を乗り出して、集中して聴き入っていた。

私も一音たりとも聴き逃したくないという思いで、食い入るように聴いていた。

すごいな。

本当にすごい。

聴衆のみなさん同じ思いで、

Sくんに向けられた拍手はそれは盛大なものでした。

拍手が鳴り止まず、何度もカーテンコールが繰り返されました。



頂き物のハワイチョコ。





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