クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

付属高校に入学後の下の娘について その5

2013-09-07 | 下の娘ごと

「ピアノ科に転科しなさい。」

予想していなかった言葉にびっくり仰天、固まってしまった下の娘。

意思表示もはっきりとできないまま、

E先生のお話は続きました。

「私は高校のことは全くわからないから、

 まず、担任の先生に聞いて、転科するための資料をもらってらっしゃい。」

とりあえず、「はい。」と答えるしかなかった娘。

その後、レッスン開始。

レッスン中は、切り替えてしっかり集中できたそうですが、

レッスン終了後、

「じゃ、なるべく早くね。」

とまた念を押されて、

これは、やばい! どうしよう!

と、憂鬱な気分に陥りながら、帰ってきました。

娘にとって予想外だった先生のお話は、

もちろん私にとっても驚くものでしたが、

全く予想もしていなかったというものでもありませんでした。

冬期講習会、受験直前集中レッスンと付き添っていた私は、

もしかしたら・・・となんとなく感じていました。

手応えのない生徒にあそこまで熱く指導はしないんじゃないかな、とか。

合格後に頂いたメールでも、娘のことをとても気にかけてくださっているのが

伝わってきましたし。

でも、まさか、最初のレッスンでいきなり切り出されるとは!

早すぎる。

もしかしたら、受験本番の出来を見た時点で、

すでに決めてらしたのかもしれない。

これは、喜ぶべきことなのか?

正直、嬉しかったです。

娘に多少なりともピアノの才能があるのかも?って。

だって、本当に拙い技術しか持ち合わせていないのです、うちの娘は。

周りは、超絶技巧の難曲をさらさら弾きこなす兵ぞろいなのです。

憂鬱な様子の娘に、答えはわかっていたものの、聞いてみました。

「転科する気持ちはあるの?」

「やだ!絶対にやだ!」

「だよね~」

「声楽だってすごく楽しみにしてるのに、出来なくなっちゃうんでしょ?

 そんなの絶対にやだよ。」

「うん、わかった。 だけど、たぶんそう簡単には転科できないと思うよ。

 少なくともこの1年間はカリキュラムも決定しているし、無理なはず。」

とりあえず、担任の先生に、実技指導の先生から転科を薦められた旨を話して、

資料をもらってくるよう言い聞かせました。

だけど、私はこの転科の話、

たぶん断ることはできないだろうなと思いました。



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