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九州釣遊記
フライフィッシングを中心とした釣行記と日常いろいろ
 



昨年のセイルフィッシュ遠征は9匹をキャッチしました。
この写真は2番目に大きい個体でした!一番大きい写真は、MAKOのHP…で探して下さいね(^^ゞ


2年前は#12ロッドでもそんなに不足を感じませんでしたが、この年はアベレージがよかったので#14が恋しかったですね。

ただ、日頃のランニングで鍛えてますから、2時間ファイトになってもすぐ復活して次のファイトを楽しめたと思います。

ロッド:K・Bullet WT#12
    G・Loomis NRX#12

リール:MAKO JACK CHARLTON 9600B
    Tibor pacific
    Tibor gulfstream

ライン:RIO WF13F
        Leviathan フローティング

リーダー:IGFA仕様 クラスティペット 20LB

2年前とは違う壁にぶつかり、克服しながら、釣りとして、フライを楽しめました。

ボートキャプテン、ティーザーマン、クルー全てに感謝です。

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2年ぶりロンピンに。



今年のセイルフィッシュは例年のサイズとは違い、大きくて重くて引きも強い。
ベイトボールに突っ込むセイルフィッシュの姿を多数確認でき、魚影の濃さにも驚きました。

今回は次の壁が見えました。
完全ではありませんが、この遠征中に少し乗り越えられたので、9匹のセイルフィッシュをキャッチしました。サイズも推定100LBオーバーと思われる魚体もキャッチ。攻めの釣りが出来た結果だと思います。
MAKO REELにも入魂、精密機械のようなドラグには驚きました。

素晴らしい海に感謝!

(手が空いた時に加筆・画像追加します)

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なんとか2日目でセイルフィッシュを初キャッチ出来たので、3日目は気分的に少し余裕で臨めました。でも2匹目以上も釣りたい…釣り人なら誰でもそう思うはずです。

2日目から朝食は船着き場の横のレストランです。


確かなんとかヌードルという名前でしたがなかなか美味しかったです。


外国のフライマンもいました。私達のグループで店の壁にロッドをずらりと並べていたので、見学に来られました。中でも一番目立っていたのはHiさんのイクシークのグリップでした!これには丸橋さんもにんまり。

この日もアンチョビ漁船の周りにはたくさんの鳥がいました。

前日ほどセイルフィッシュもティーザーにあまり反応せず、このまま終わりかなあとか思わせるような活性の低さでした。


ここで、小移動。
すると、Hiさんの順番の時にティーザーに反応。すかさずキャスト&リトリーブで、くわえたはずなのに、セイルフィッシュのほうがミスバイト…惜しい。

次は私の番。

かなりやる気のあるセイルフィッシュがビルを出してティーザーをチェイスしながらかなり船に近づいて来ます。私の心臓がばくばくになり、丸橋さんの合図でキャスト&リトリーブ!良い角度の時に喰ったので、そのまま例の合わせの後、絶妙なテンションがかかり、その後のすべりでフッキングを確認!


連続ジャンプしながら一気に走っていきました。すさまじいスピードです!


この魚はトラブルもなく比較的早くランディング出来ました!

横で丸橋さんからファイトの仕方を教えていただきました。
特にクラスティペット強度の3倍以上の重量の魚とどう対峙するかについていろいろとお叱りを受けながら厳しくご指導いただきました。
世界でもトップクラスの実績の丸橋さんから直接教えていただけること自体、もの凄く貴重な体験で、本当に勉強になりました。多分今回の釣行だけで経験値は十年以上は一気に増えたと思うくらい中身の濃いものでした。この釣りをしないとわからないことも沢山ありました。

これぞまさに

SaltWater FlyFishing!

だと思います。



以外と口は大きくないでしょ?
歯自体はあるかどうかもわからないくらいです。
私もビルを掴ませてもらいましたが、めちゃめちゃに硬くて、ビルの下側に当たった部分は手の皮がガサガサになりむけてしまいました。凄いです。
極太のショックリーダーもガサガサになっています。


(12.28写真追加)


記念のニコパチです。
丸橋さんの話では30kgクラスとのことでした。


この魚を釣ったシステムです。
ロッド:K・Bullet WT#12
リール:ティボーガルフストリーム
ライン:RIO QUICKSHOOTER WF13F
バッキング:よつあみPE#5 400m
リーダー:IGFA仕様 クラスティペット20LB
フライ:キャムシグラーポッパー シングルフック SC15-3H 5/0

今回チャンスがあったら試してみたかったこと、皆さんタンデムフックがほとんどなんですが、シングルフックでフッキング出来るかどうかでした。
この魚は狙い通りシングルフックでフッキング&キャッチ出来ました!嬉しかったです。

この後、Hiさんに2フッキング、1キャッチ、1リーダーブレイクとなり、14:00にストップフィッシング(帰りの飛行機の時間の関係)。
私もHiさんも3日間の釣行で2キャッチづつで終了でした。

最高のスタッフ陣と一緒にニコパチ


ティーザーに出るまではゆっくりとした時間が過ぎるのですが、ビルを突き出すのが見えた後は、皆さん持ち場に付き臨戦態勢になります。まさにチームワークです。
キャスターがフッキング出来なかったりすると、一緒に残念がったりして喜怒哀楽も共有してくれます。

マレーシアロンピン、圧倒的な魚影とフライフィッシング(IGFA方式)で釣るシステムが確率している素晴らしいフィールドだと思います!現地には行ったものの、海が荒れて出港出来ないということもほとんど無いそうです。

福岡空港発着(シンガポール航空)、帰りの飛行機は朝8時頃着きその日は有意義に使えるので、日程的にも効率的です。
機会があればぜひまた行きたいと思っています。

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数回の激しいジャンプで魚体を確認出来たのははるか彼方、約300m程度先でした。
この時から、何か違和感を感じました。
現地ガイドとボートキャプテンにはバッキングは約900mあるから、いくら出されても大丈夫と言ったら、Oh!と笑ってました(笑)

しかし、いくら巻いても魚は弱ることなく、ゆっくりダラダラとラインが出ていきます。船のギアはリバースにしてもらってましたが全然寄ってきません。これはスレ掛かりでは思う程の違和感でした。
すでにシャツは汗でびしょびしょ。周りの皆さんから水分補給にドリンクを持ってきて頂きました。


時間だけが過ぎていきます。フッキング後約50分くらい経過した時でしょうか。船を強引に走ってもらい、魚に一気に近づきました。

この時見えたのは、フライラインとリーダーが尾びれ近くに巻き付いている状況でした。なるほど。これなら寄ってこないはずです。絶望感で一気に疲れが出ました。


この状況で一気に寄せても魚体でリーダーがスレて切れることが一番心配でしたが、自分を信じるしかありません。セイルフィッシュはビルをはじめとする口周りから後ろにはそんなに固いのはなかったはず…

もちろんリーダーシステムもIGFA規格で、バットリーダー70LB、クラスティペット20LB、ショックリーダー100LBで長さも規格通り。一番弱いクラスティペット部分の摩耗がとても気になったので、寄せがいまいち出来ません。
船縁近くまでよっても悠然と泳いで、離れていきます。人生初のセイルフィッシュキャッチが目先まで来ているのに、なかなかこれ以上が進みません。


さらに10分経過、ボートキャプテンから一気に船の向きを変えてもらいました。
この時、魚体の絡みがとれたようで、寄せが効くようになりました。ロッドワークとポンピングで、再度寄せた時、絡みがとれているのが確認できました。
よ~し。最後の力を振り絞ってとにかくリールを巻きました。


ようやく、ボートキャプテンがランディングの待機に入りました。私は最後のポンピングと立ち位置の移動で、魚体を船縁まで寄せました。
ボートキャプテンがビルを掴みキャッチ!!!


人生初のセイルフィッシュをキャッチした瞬間を迎えることが出来ました。
このようなアクシデントもあり、1時間5分もファイトしたので、ヘロヘロで魚をうまく抱えることができません。膝に置くことが精一杯でした。個体的には厚みもあり迫力十分。もちろん私が今まで釣った魚では最高の重みです。
ガイドにサイズを聞くと、35kgと言った。お~、クラスティペット強度の3倍以上。

感激の瞬間!!!!
しかし疲れで放心状態でした(×_×)


この魚で使ったシステムです。

ロッド: G・Loomis CC 8’6” #14
リール: Tibor pacific バッキング50LB 1000yds
ライン: Monic skyline WF14/16F
クラスティペット: IGFA仕様20LB
ショックリーダー: フロロ100LB
フライ: キャムシグラー+EPストリーマー

ちなみに、フライは私が今まで数多くのシイラ漬けキャスティング釣行で得たデータを基に造ったフライです。あいにく1本だけしか持ってきてなかったですが、大型フライですがキャスティングも軽快で、魚の反応も普通のキャムシグラータイプにくらべたらかなり良かったです。

この日、私より先に釣ったHiさんのセイルフィッシュです!


アンチョビ漁の船の周りにはたくさんの鳥が飛びます。


この状況だと水面下にはセイルフィッシュが期待出来ます。


この後はセイルフィッシュの活性が下がり、Hiさんも私も2匹目とはいきませんでした。
途中で丸橋さん達の船とあったので釣果をゼスチャーで伝えると、喜んでいただきました。

宿に帰ってシャワーを浴び、近くの店に夕飯に向かいました。

マレーシアのビールで今日の人生初セイルフィシュに乾杯です!


毎日、中華系料理でしたがなかなか美味しかったです!


なんとか2日目にしてキャッチできました。まだあと1日ありますので、2匹目以上を狙って頑張ります。

マレーシアロンピン セイルフィッシュ釣行記③に続く

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2010年10月10日から14日までマレーシア ロンピンにセイルフィッシュを狙って釣行しました。

世界的に見ても魚影の濃さはピカイチらしいので、とりあえず1匹拝みたいと思って、このエリア・海域を選択しました。
福岡空港からご一緒したHiさん、地元のシイラ戦ではたまにご一緒してますが、海外は初めてご一緒します。福岡空港国際線ターミナルからシンガポール空港に直接向かいました。飛行時間は約5時間半、ハワイとか比べるとちょうど良い時間のような気がします(^^ゞ


シンガポール空港からは、陸路でマレーシアに入り、クアラロンピンまで約5時間かかりましたが、大型のワンボックスカー(アルファードクラス)なので快適でした。


日本人にはあまり馴染みが無い陸路での入国ゲートです。


今回釣行は3日間。
ビルフィッシュ狙いには欠かせないIGFA方式によるフライキャスティング。

初日は世界のEIZOこと丸橋英三さんからティーザーまでして頂いて、釣り方も教えていただくという豪華ツアーになりました。


1日目は撃沈、フッキングの難しさを痛感しました。
セイルフィッシュの口周りがいくら硬いとはいえ、数十キロの体重が針にかかれば必ず入ると思っていました。しかし、机上の空論は見事に通じず、確実に入ったはずなのに2~3m走った後は必ずと言っていい程フックオフします。Hiさんも同様でした。この日は7~8匹はこんな状態でファイトに持ち込む前にフックオフ…シイラだとこれで掛かってるけどなあ~私の2匹はシイラと同じ合わせをやってたようで全く歯が立ちませんでした。ボートキャプテンからも違う違うと指摘してもらいました。15kgのシイラでもこの合わせで入ったはずなのに…今までの経験は見事に打ちのめされました。
丸橋さんから「フッキングはこうだ!」と体で何回も教えていただきましたが、今までの経験ではやったことが無いような合わせでした。
数百匹のターポンとセイルフィッシュをキャッチされている丸橋さんから教えて頂けること自体、とても貴重な経験になりました。

2日目のティーザーは現地ガイドになりました。
この日は昨日ほど魚の反応はよくなかったのですが、最初の1匹目は昨日までのフッキングがやはり残っていて外れました…この日のボートキャプテンからも合わせを体を使って再ゼスチャー。
ん~。歳もあるし(笑)何年もやっている合わせなのでそう簡単には変えることができないので、その後は空合わせを体を使って何回も練習しました。

昼前頃、やる気のあるセイルフィッシュがティーザーを激しく攻撃してきました。
現地ガイドとのティージングのタイミングも合い、キャスト&リトリーブ。
教えていただいたフッキングを実践する瞬間。やっと出来たかなと思ったら、既に高速回転でリール逆転、彼方でジャンプが見えました!

ついにきた瞬間です。


ジャンプの時、魚体が見えました。これはなかなかデカイ。
さらに、迫力の水しぶき。この時の竿さばきも丸橋さんから教えていただいた事を実践しました。
最高です!




マレーシアロンピン セイルフィッシュ釣行記② へ続く


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ずいぶんと気温が下がってきましたね。
こうなってくると赤道直下で釣りをした、あのめちゃめちゃに強い日差しを忘れつつあります。
最近釣りにも行けてないので、日焼けもかなり和らいでおりますが、昔の友人に言わせるとそれでもかなり黒いと指摘されます(^_^;

本当にネタ切れで書くことがなくなってきたので、そろそろ遠征ネタに回帰して、唯一残しておいたトレバリー編です。

思い出のボーンフィッシュ君との出会い、正面からニコパチ。
こうやって見ると、まじでQちゃんみたいです(笑)ヒゲはないですが。


まずはカスミアジ
サイトで発見して、フライを地元メッキ用のやや大きいものに変えて釣れました。


一匹釣れるといろいろなサイズが何匹か釣れます。泳いでいるのがはっきりと確認出来ます。


ボーンフィッシュを狙っていて、同じフライ同じアプローチで釣れたギンガメアジでした!


別のフラットでもまたまたギンガメ君から遊んでもらいました
サイズが上がってくると走りがかなり楽しいです。


ガイドのクリタローと一緒に回っている時、トレバリーを発見。ボーンフィッシュ用のフライだったんですが、クリタローの指示通りにアプローチすると、いきなり高速で泳いできてフライをパクリ!そのまま一気にドラグが回転です


ロウニンでした。


同じフラットにボーンフィッシュとトレバリーがいます。たまにトレバリー20kgクラスも見かけたりしました。
基本的に、両者はフライやアプローチが違うので、ターゲットをどちらかに決めたらひたすら見つけるまでガマンです。例えばトレバリーを狙っている時にたくさんのボーンの姿が目に付きますが、ぐっとこらえて通過させます(×_×;)ここでボーン用のフライに変えてやっていると、トレバリーが出てきたりします。
数的にはボーンが圧倒的に多いので、トレバリー狙いをやると待ち時間が非常に長く釣れないケースも多くなります…
今回私はボーンフィッシュを中心にやったので、トレバリーの釣果としてはイマイチだったと思います。トレバリーは地元でも釣れるとはいえ、このようなフラットでサイトで釣る1匹は非常に価値がありました。
ちなみに研治さんはフライではかなり良いサイズとなるロウニン、カスミをサイトフィッシングでかなりゲットされました。詳細はkencube HPをご覧下さい。
リーフエッジで10kgクラスとのファイトを見てましたが迫力でした!

もし、いつかまた行けた時は私も良いサイズを狙いたいです

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一般的にフライでクリスマス島といえば、ボーンフィシュがメインでたまにトレバリーという感じだと思います。

珊瑚礁で出来た島、外側はドン深になっていて海流が激しくぶつかる場所があります。ここには、キハダマグロ、本カツオ、セイルフィッシュ等が多く回遊してきて、ナブラが立ちます。
今回はこのナブラ攻略のために、#12タックルも持ち込みました。回遊が合えば、10kg~20kgのキハダマグロも多くいるそうですが、今回は外側に出た時に遭遇したナブラ鳥山は1回だけでした。

ナブラの出方を見てそんなに大きくないとは思ったのですが、キハダではなく本カツオが遊んでくれました。



この本カツオはかなり走り、ランディングした時には疲れはててほとんど動かなくなっていました。


この日は風も特に強く、海流がぶつかる場所ではかなり大きなウネリ!
波高推定2.5m以上!
この木製のアウトリガー船で大丈夫かと非常に心配でした。しかし、ガイドもボートスタッフも平然としていたので問題無かったのでしょう。
それにしてもめちゃめちゃ怖かったです(^^ゞ

これは落ち着いた場所での写真ですが、ウネリに突っ込んでいく時は写真なんか撮る余裕なかったです。
カツオの移動が速く厳しいのでこの辺で島の外側での釣りは止めて、ラグーンに戻ることにしました。


ラグーンに戻る時の岸近くを見るとこんな感じでした。
ほんと綺麗です。


戻る途中、どうせならということで、ガイドが容易していたティーザーを引っ張りながらゆっくり走りました。
しばらくして、ティーザーの後ろに何かついているのがわかりました。
「何かついてます!」

ここで、ユウタロウ君と私でフライを投入、ユウタロウ君のストリーマーにチェイスしましたが喰いません。
私のキャムシグラーポッパーを高速でリールリトリーブすると、反転して喰いにきました!!!!!
一度ドスンという衝撃がロッドに走りました。しかし、すぐに抜けて、そのまま巻くと次にまたドスン!
合わせを入れると、今まで体験したことの無い強くて速い走りで、ティボーガルフストリームの300YDSバッキングがあっというまになくなりました。もともと20lbクラスティペット用に比較的強めに設定していたドラグでも、この強さにも関係なく、一気です。隣でこの走りを見ていた研治さんもこのスピードに驚き興奮されていました。
大型シイラのトルクとツナ類のスピードが合体したもの凄い走りだと思います。
ドラグが高速回転する様は私の自己記録である15kgシイラをティーザー方式で怒らせて釣った時の走りの比ではありませんでした。

その時、水面を見ると遠くで見える吻と、水面を凄い勢いで斜めに走る特有の姿でカジキとわかりました!

バッキングが無くなるので、仕方なくさらにドラグを締めると…無惨にもロッドにテンションがなくなりました。ショックで肩を落としながらひたすら巻いて回収、どこから切れたかラインを見ると、クラスティペットのビミニとビミニのど真ん中部分から切断していました。
この切れ方はある意味理想的な切れ方ですので、納得はしました。

しかし、千載一遇のチャンスを逃したことは非常に残念でした。

魚の正体ですが、ティーザーにチェイスしてきた時の背びれの形状は三角だったことをはっきり確認してます。セイルフィッシュが多い海域なので、カジキだと言えば第1義的セイルフィッシュだと推測されるのですが、背びれ、走りのトルク感、さらに実際にセイルフィッシュを釣ったことがある寺島さんから水面に出る時の特徴や走りのパワーの具合等を聞いたりして総合的に推測すると、これは 
夢のマーリン
この場所は岸にかなり近いので、接岸性の特徴からブラックマーリンかストライプドマーリンだと思っています。

逃げた魚は大きい
釣り人がバラした時の決まり文句になっていますが、こればかりは本当に大きかったと思います。

1000ydsバッキングを仕込んでいるティボーパシフィックも持って行ってたにも関わらず使ってなかったということ自体、私自身の隙と甘さです(×_×;)
それにIGFA仕様のリーダーとかを使わずに、どでかいリーダーでまず確実に捕ることを心掛ければよかったと後になって大きな後悔が…

翌日は完全武装のタックルとリーダーで再びカジキとの出会いを求めて出ました。
今度は完全にセイルフィッシュとわかるジャンプがあり、残念ながらティーザー同士が絡みつき、チャンスを逃しました。
その後興奮したセイルフィッシュは水面をしばらく怒ったように走り回っていました。

クリスマス島はカジキ類も宝庫のようです

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外洋からラグーンに入ると、まずこのような海の色になります。


クリスマス島の代表的な魚はボーンフィッシュです。観光資源でもあるし、現地ガイドもフレンドリーフィッシュの一つとして丁寧に扱っています。

フライマンはある程度ボーンフィッシュのことは聞いたことがあるかもしれませんが、あまり一般的な魚では無いので一応説明します。
口はキスのようになっており、基本的に海底のシュリンプやカニを吸い込むように食べています。
主な釣り方は、サイトフィッシングです。
だいたい、20m以上先の魚を見つけては、泳ぐコースを読んで、フライを静かに投入し待ちます。魚が近づき、視界に入るくらいになってから静かにリトリーブして、気づかせてフライを吸い込ませます。たまに至近距離で狙うケースもあります。口周りは硬いので、一度確実にフッキングするとバレることは少ないです。リトーブするだけで逃げる魚もいますが、追い食いするような魚は活性が高く、確実に釣れます。

あと、魚の頭上に直撃したり、フォルスキャスト中のラインや、キャストした後にフライではなくティペットやフライラインが魚の視界に入ると逃げられますので、フライ先行で見せる必要があります。
フラットの水深で、魚の警戒度が違ってきますが、水深が膝上になると見つけるのが非常に難しくなります。
こういう感じなので、非常にゲーム性が高く、フライフィッシングのターゲットとしては最高だと思います。
着水音で逃げる魚だから、基本的にティペットも細くしないといけません。

やはり、ボーンフィッシュの最大の楽しみは、そのランのパワーでしょう!
彼らは浅いフラットで水深という概念がなく、2次元的に走ります。フッキングするといちもくさんに走ります。
走らせないようにするために、ドラグを締めると細いティペットのためラインが切れます。走り方も、止まったり走ったり、強弱が効いてますから、ティペット切れを誘発します。

一応、日本国内の南方海域にもいることはいるようですが、深場が中心のため、フラットでの釣りは成立してないみたいです。

最近ではハワイのボーンフィッシュもよく聞きますが、アベレージサイズはかなり大きいものの、数が少ないため一度の遠征で出会えるかどうかは不確実のようです。以前からハワイでも82センチクラスをゲットされていて、過去クリスマス島も経験のある研治さんの話では、やはりクリスマス島のボーンフィッシュの数は世界一ではないかと言われてました。
釣り方の概要は以上です。

入国の時に必要なフィッシングライセンス
US$50でした。


フラットは潮の状態で水深がいろいろありますが、ここは普通の水深で、海底の色もよくかなり綺麗でした。


ボーンフィッシュは爆釣というか、沢山釣れました。
これはサイズ的にはアベレージよりやや小さい個体です。


この尾びれ!
走る魚の特徴ですね。


鉄の鎧とかも言うようですが、ほんとそんな感じでした。
綺麗です。


ひたすらに釣り、写真を撮るの繰り返しでした。

ちょっと水中の写真も撮ってみました。


ロッド:K・Bullet WT#8
リール:Tibor everglades OR SHIMANO XT-LA7・8
ライン:MONIC フローティング
シマノの新型LAはかなり高性能だと感じました。微調整は効くし、1日中ボーンフィッシュを釣ってもドラグはびくともしませんし、写真撮ってる途中は水中でしたが、耐水性も抜群!


フラットに立っている至福の時間。
意外と強い貿易風が常に吹いているので、キャストもなかなか狙い通りにはいきません。
風は乾いているのでそんなに暑くは感じません。むしろ日本より涼しいかもと感じました。
ただし、日差しは強烈です。日焼け止めをベタベタ塗りましたが、いきとどかなかった耳あたりが厳しいです。サンマスクがベターだと思います。



この日この場所は深場からフラットに次から次へとボーンフィッシュが入ってきました。




6人で現地入りし、3人グループで2艘に分かれて、ガイドはそれぞれにの船に1人つきました。私は研治さん、ユウタロウ君と今回の期間中釣りをご一緒しました。
初日は、ガイド1人にユウタロウ君と私で一緒に周りましたが、コツを掴むと、2日目からはポイントに着くとガイドそっちのけでそれぞれ散り勝手に釣り始めるという状況(笑)ガイドは「俺はどうすればいいんだ」みたいな顔をしていました。
意外と速く私1人でなんとか魚を発見して釣れるようになりました。

しかし、せっかくなので、魚の発見やアプローチ、世界中のフライマンのガイドをしている知識をいろいろ勉強したかったし、ついでにファイト中の写真を撮ってもらおうと思い(笑)、4日目からは私に付いてもらいました。

上の2枚はガイドのkuritaroに撮ってもらった写真です。
若手ながら、魚を発見する目はさすがです。


キリバス語で
ヨ~ヨ~ ボイヤ シルボイヤ
とGTフィッシングの時には盛り上げてくれました


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ボーンフィッシュの聖地 キリバス共和国 クリスマス島
その昔、キャプテンクックがクリスマスの日に発見したことから名付られたそうです。

珊瑚礁で出来た島、内湾の広大なラグーンには無数のフラットがあり、手つかずの自然はボーンフィッシュをはじめたくさんの魚達のパラダイスになっています。

当時、フライフィッシングを始めてから、カタログや雑誌等で「走る魚」としてボーンフィッシュという魚とその聖地としてクリスマス島を知りました。もちろん、私にとって技術的な面も含めて夢の魚でありました。
約10年程は渓流を中心に活動していましたが、その後ひょんなことから高番手ロッドの釣りに傾注して、圧倒的な釣行回数(釣れませんが 笑 )とキャスティング練習により、日々精進しました。少しずつ、ボーンフィッシュ釣行も不可能ではないと自分なりに考えるようになり、内に秘めながらチャンスを待っていました。
そして、ようやく今回、杉坂研治さん達のクリスマス島遠征に同行させて頂くことになりました。

クリスマス島に日本国内から直接アクセスは不可能です。数年前までフィジーから飛んでいた飛行機も廃止になり、現在ではホノルルからの週一便で、ホノルル時間の火曜日の往復便だけなので、行けば最低でも1週間は現地に滞在することになります。日本からは標準的には10泊11日が必要になります。
このことがこの島への壁となり、あまり外国人が入れなく、結果として楽園が維持されているのだと思います。


ホノルルからはここから出発です。
出国も含めてこのエントランスから入ります。


ここから後ろを振り向けば綺麗な虹が出てました。
良い釣行になりますように。


17人乗りのプロペラ機。この日クリスマス島行きは搭乗者12人でした。
私達6人の他は島でのビジネスや現地の人達が乗っていました。


約4時間のフライト、機内の様子です。
機内食はサンドイッチ、飲み物はコーヒー、ジュース等です。


着陸体制に入り、クリスマス島のラグーン上を通過している時です。
窓のフィルムで写真はあまりよくありませんが、最初見た時は本当感動ものでしたよ。


クリスマス島の空港です。
入国手続き時にフィッシングライセンスとしてUS$50必要です。
この島はボーンフィッシュ フィッシングを重要観光資源としているので、ランセンスの裏側にはキャッチ&リリースの徹底と記載があります。
実際、フックを飲み込んだボーンフィッシュもガイドの信じられない(笑)針外しにより、見事に蘇生しました。


空港を出るとロッジからの出迎えを受けました。
チーフガイドのenglishと若手ガイドのkuritaro。
この車の後方に荷物と一緒に乗り(笑)、ロッジに出発です。日本ではありえませんね。


南国ならでは風景。
この道路は精度は低いながらアスファルト舗装でした。
島内にバスや自家用車等もたまに走っていますが、ほとんどが日本車!この国でも日本車が重宝されているようです。さすがmade in japan。
また、港や各施設は日本企業が出資したり、工事を行っているため、島民は親日的でしたよ。


現地の人達の標準的な住居です。
強烈な日差しのため、昼間はさすがに現地の人達も日陰にいるようです。


空港から約1時間、フィッシングロッジに到着しました。ロッジ名はあえて書きませんが、一般的にフィッシングで使う国営のホテルではありません。
2006年築の新鋭のロッジで、なんとクーラー&水洗トイレ&温水シャワー完備。先程の現地の人達の住居写真からすると外国人釣り客はVIP待遇のようです。
海沿いの立地です。


到着してまだ昼だったので、早速フィッシングに出発することになりました。
ロッジの敷地に直接迎えに来てくれるトリガー船で、陸から行けないフラットまで運んでもらえます。


(続く)

次回からはクリスマス島での
○ボーンフィッシュ編
○トレバリー編
○ブルーウォーター編
○動画編(検討中)
に分けて投稿します。

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ここの名物はエゾ鹿バーガーです(携帯画像で画質がよくなくてすみません)。
鹿肉独特のさっぱりとした食感が、ソースとうまくマッチしていました。
2日連続で食べ、もちろんビールは3杯(笑)
特に最初にランチした日は、効果抜群でしたよ~


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