月のたび

日々の日記

宇宙のはなし

2007-07-14 00:46:25 | 読書(興)

写真は霧の山。

山本喜代四という人が「シベリヤ抑留記」でのなかで、この宇宙に200億個の星があり、この地球は46億年前にできた等説くわけです。

一読して、それと抑留の話がどう結び付くかわからない。飢餓状態で生き延びるのが精一杯だったという回想なのに。

 今思うに、大事なのは、その抑留体験を通して自分たちがどこから来て、何のために生きてきたのか、の問いに、確かな答えを持っているかどうかです。存在理由が問われるわけです。

そして、私にとってもそれは意味ある問いだと思うし、現代社会にも欠けている視点だと思います。

山本さんがシベリヤ抑留に対する語り口が穏やかなのもそのためです。赦せない、と言い切ることができるほどの体験だと思う。でもそれをしないのは、答えを持っているからじゃないか。

私は成り行きや状況に合わせて立ち回るばかりで、保身はできても、自分で考えることできない。だから何のために生きているのかわからない。

それはおそろしい。


中国にて

2007-07-12 19:59:13 | 政治(・・・?)

<a href="http://jp.epochtimes.com/jp/2007/04/html/d63272.html">http://jp.epochtimes.com/jp/2007/04/html/d63272.html</a>
「この家の当主は幸いにも政府高官などとのコネがあったから家が潰されなかった。一般の民衆なら不当な立ち退き要求を拒否した途端、こんな嫌がらせをされる遥か以前に無理やり家を潰されている」という。

リンクを見てもらえればわかると思いますが、同時にこんなことも書かれていました。

 読者諸氏の多くは、生まれたときにはすでに普通選挙制が実施されていて、20歳以降になったら選挙があるたびに投票所の入場整理券が手元に届いていたであろうと思う。選挙権があることが当たり前になってしまうと、それがどんなに貴重なものか、なかなか実感できないものである。首長、議員などを選出する選挙に参加できるということがどんなに幸せであるか、以下の事例を見れば理解していただけると思う。

 


スローライフPC

2007-07-12 08:05:36 | ひとこと(重要性無)
昨夜は実家のパソコンで大変でした。

操作中に勝手に画面が暗くなるのが頻発するので、慣れない私がリカバリすることになり、そのパソコンてのが、トンデモなく遅い。

特にNORTONのインストールから更新までMyPCなら15~20分てのを、未使用の状態にもかかわらず3~4時間の遅さですから。何度もインストール繰り返す羽目になり、空き時間がイライラ、ストレスたまります。ヤッキリしたってしょうがないのに、もどかしい気持ちはなくなりません。

やりたい仕事が見つからない人のために。

2007-07-11 19:46:27 | しみじみ(滋)
私もしたいことがなく、ただぼんやりしているうちに就職のチャンスをのがしました。

でも自分の力に賭けてみたいっていう自惚れと、本当の自分が何を望んでいるのかわからなかったのと、適切な助言をしてくれるような友人を作れなかったことが大きな原因だと後悔しています。

社会は基本的に肩書きを重視しますから、すべき時に就職しないのはヘンだと受け取ります。それは数年後就活するときのマイナス要因となって、長く足を引っ張る。そしてコミュニケーションが苦手なのは不利。これは普段の心がけから直していかねばならない。

結局、就職活動自体に、これまでの生き方や人柄や仕事への取り組み方が現われる。いろんな人がいろんなアドバイスをしてくれ、それに振り回されてもいけない。自分で調べれば調べるほどやる気をなくすこともある。だけど、真剣にやれば何でも道は開けるもの。まだ間に合ううちに、自分に合う就職先を見つけることです。

私の場合、自分の希望的観測に合致する情報ばかり頼りにして、現実を見る勇気をなくしていました。ニートになってわかりました。

今では面接では「自分の本当にしたいことがわからなかったので、本気になって就職活動する気になれなかった。」と答えています。

中島義道「働くことがイヤな人のための本」読むと、ますます仕事嫌いになりそうだが面白いです。何事もほどほどに。仕事以外は。

今月の諸君!

2007-07-10 21:13:50 | 読書(興)
今月の諸君!2007年8月号は伊藤桂一さんの連載が始まりました。(小説ではありません。)

私は伊藤桂一さんの作品の戦記物のファンです。

彼の小説は自分が登場人物になったようなリアルな感じを味わえます。

過ぎた時代、古い話として後悔や哀悼を口にしてしまうひと世間には多いですが、戦時中を生きた方々も私たちと同じ血の通った人間です。いまでこそ、軍国主義に惑わされた時代だということになってる。だからといって、そのなかで必死に生きた兵隊の喜怒哀楽に意味がないとはいえない。単純に割り切れるものではない。複雑な事態のなか自分なりに命をつなぐ、そういう兵隊一人ひとりの息づかいや表情までリアルに丁寧に描かれており、今の身の回りの人のほうが「人間らしくない」と感じたりもします。

だから、当世風の小説なんか読むより、この人のほうが面白いと思います。レベルが違う。体験を通して考えたり学んだりしたことが自分のうちで一つの行動原理になってるみたいな、ところがいい。

あと、新企画?ネット論壇時評スタートは期待してます。おもしろそうです。
自衛隊~(近藤茂)もよかった。
リンク張りました。
http://www.bunshun.co.jp/mag/shokun/index.htm