テレビドラマは好きで、けっこう見ます。
昨夜フジで始まった‘パーフェクトワールド’。
主人公が下半身不随で車いす生活を送っている建築士。気になって見ました。
(この春から見ているのは、やはりフジの‘ラジエーションハウス’。主人公の窪田さんが‘デスノート’以来気になるので。山Pの‘インハンド’も見たけど、これは微妙だったか。あとは福山さんの‘集団左遷’は見たいと思っています。)
ネットの評判では、ヒロインの演技が心配の意見が散見されていますが
松坂桃李さんの自然な演技もあってなのか、私はそんなに山本さんの演技も気にせず
興味深く見させてもらいました。次回も見たいと思います。
ただ、気になったのは、
まず、一級建築士なんて、高校生が卒業文集に夢をもって書くほどの人気や地位がないのでは...と思ってみていました。
30歳で一級建築士をもっているのは、建築関係では普通で特別なことでもないし、設計でも現場でも、免許を所持している人は多いし
近年は、受験者数が減っている不人気資格でもあります。
あと、市民センターのような規模の建物は、近年ほとんどコンペでは仕事は決まりません。
コンペではなく、設計の実績や設計体制を重視するプロポによって設計できるかどうか決まることがほとんどです。
この波は、行政の入札資格にも及んでいて、実績のない者が新規で入り込む余地はどんどん機会がなくなっています。
(あれだけの人数を雇える、キム兄演じる建築事務所開設者がすごくやり手で、それが評価されて仕事がとれたということが、今の建築界では自然な考えでしょう。)
ドラマの建築士を取り巻く設定は、ちょっと古いかな。どの仕事もそうだと思いますが、建築士も世間に揉まれる泥くさい仕事なわけです。
まあ、フィクションですから主人公には夢をもって生きてもらわなければなりませんけど。