空間設計堂blog(ブログ)

新潟県上越市大潟区の建築設計事務所のブログです。

図書館というものは良いな...

2009-05-15 16:49:53 | 趣味その他
最近また読書熱が復活してきました。
まあ、本当のところは、家族の娯楽の中心である‘テレビ’が子供に独占されてしまうので
読書でもするか...というところなのですが。


建築雑誌や趣味的な雑誌ばかりでは、なにか頭が偏ってしまうなぁという思いも前々からあり
一般教養として本を読んでいく必要もあるなと感じていました。
また、久しぶりにおもしろく(仕事関連の固い話しの内容を少し離れて)読書したいなという気持ちもありました。

但し、本を買うのは大変な出費。
ただでさえ、仕事に関連した書籍を購入するのもセーブしている状況なのに
教養や楽しむために本を買うのは現状では御法度です。

そこで、地域の図書館。本が買えないなら借りて読むか...という至極今となっては当たり前の結論。
今となっては...というのは、私は本を読んでからも、また後で思いついたときにすぐに手に取りたいという思いがあって
大体は購入して読んでいたのです。
だから、お金がないので、単行本よりは文庫本派でした。

さて、何を読むか...と考えたところ、以前文庫で読み始めた 北方三国志が手始めに良いかな...と。
(私は歴史小説にけっこうハマる時があるのです。山岡荘八の徳川家康だって、全26巻買って、読んだりしました...その頃は買って読んでたんだなぁ。映画レッドクリフもやっているしね。)
実を言うと、北方三国志がおもしろいと聞いていたので、以前読み始めていたのです。
当時、すでにお金にあまり余裕がなかったので、リサイクル屋で中古の文庫版の1,2巻を購入して、読み始めました。
それで、その後3巻以降、リサイクル屋にはなかなか出ていなくて(長い話しなので、1,2巻までは買って読んでも、皆さん、後が続かないのかな。)
そこで止まっていたのですね。
売れた本だし、田舎の図書館でもあるだろう...という考えもありました。

それで、近くの図書館へ。
田舎なので、意外に蔵書が少ない。
棚の北方のところの本も数冊。これはないなと思っていたら
長い話しで13巻もあるので、違うところにありました。
それで、今は10巻目の途中です。GWに3巻から始めたのですが、週3冊ペースでしょうか。来週には読了したいですね。
これで、読書熱があがったから、順次、また違う本を読みたいと考えています。
教養として、最近の芥川賞受賞作くらいは読んでおかないと...とは思っているのですが。

で、今思うとなんで本を買おうとばかりしていたのだろうと思います。
借りればタダなのに。行政サービスを活用しないなんてモッタイナイ。
税金を払っているのだから、堂々とサービスを使えばいいのですよね。
近くの地域図書館は蔵書があまりなさそうですが、高田の本館に行けばもっとありそうだし
頼めば、本館から取り寄せてもくれるそうですし。

図書館というところは便利で良いところだな...と今は思っています。
これで、図書館自体の建物が良ければ言うことないのですが...。

(ここ上越では古くなった直江津地区の図書館をホテルの建物の一部に移すという話題があるのです。経営危機にもある?民間ホテルの建物に入るというのは何か胡散臭い気もしているのですが。また駅前になるって、便利なのか不便なのか...。隣県の小布施みたいにコンペまでやって新しい図書館を作るというようなことができない行政状況でもあるのでしょうが。ちなみに小布施の図書館は7月にはオープンするみたいですので、出来たら建物を見にいかないといけませんね。)
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和田I邸の構造見学会が開催されます。

2009-05-13 11:34:12 | 建築関係
当事務所で設計協力した和田I邸の構造見学会が開催されます。




日時:6/6(土),7(日) 10:00~17:00

場所:上越市上箱井 アーバンビレッジ和田の社 内

当日は、のぼり旗が立っているので、それを目印にお越しください。
(上新バイパス(国道18号)からはよく見えるのですが。)




ご興味の方は、足をお運びください。
建設途中の現場を見るのは、大変勉強になると思います。
住まいづくりのお役に立ててください。
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敷地、周辺との関係

2009-05-11 14:46:50 | 建築関係
久しぶりに記事です。(セカンドブログの方に本業とはまったく関係ない記事を、GW中から一生懸命UPしていて、こちらが滞ってしまいました。)

一昨日の土曜日に、以前勤めていた事務所が設計した住宅の見学会が我が家の近所であり
見学させて頂きました。

シンプルな形の木造モダンな家。
プランに無駄もなく、よく設計された家という印象でした。


案内してくれたのは、施主であり、設計者でもあった、私にとってはいわゆる後輩。
雑談も交えながら、家の中を案内してくれました。
事務所に入ってきた時の実力も知っていたので、よくここまで成長したなという気もしました。(お前はそれほど上からモノを言える実力の持ち主か...と言われるかもしれませんが...。)

建物自体は本当によくできた家。
でも、見学するのに、初めて家を目にした時から思ってしまった...敷地との相性はどうかということ...

実は、施工前から、うちの近所の住宅街に家を建てるということは聞いていました。
廻りは家やホームセンターなどが隣接しているとわかっていたので、どうするのだろうと思っていたのです。
建物を実見すると、居間、食堂から見える景色は敷地南側隣家の北側面...という状態。それも家の北側に車庫スペースをとった為(つまり北-南に長い建物になっています。)かなり南側の隣家に寄った位置に居間、食堂があるということになってしまっています。

この敷地に、この回答があるのか...と考えてしまいました。

見学中に、この疑問を投げかけると
どうも、敷地の南西側大部分を残しておきたかったとのこと。将来、そこを他に家を建てる人がいれば提供できるように考えたとのことでした。
(確かに我が家なら2軒建ちそうなくらいの広い敷地なのです。)
まあ、そういう考えがあって、あえて悪条件とし、このようにしたと言われれば、納得するしかありません。
お施主さんが覚悟の上でやっているのですから。
今後は植栽を増やし、隣家との緩衝帯を作っていきたいようです。

今回のように、あえて敷地に対して無理をする必要があるならば別ですが
家を計画するとき、我々設計者は、その土地の良さを嗅ぎ取り、それを活かそうと考えます。
周囲が建て込んでいるところでも、なるべく被害が少なくなるように考えます。
予算が潤沢なら、中庭案とし、外部へは閉じるなんてことは当然考えたりするでしょう。(中庭案は外壁部分や屋根面が普通の住宅に比べ大きくなるので、それだけ割高になります。予算があるなら...お薦めすることもあるでしょう。)
敷地、そしてその周辺環境は疎かにできない要素です。

家を建てるのに、土地をお探しの方。
確かに金額的な問題は大きなウェートを占めますが、敷地の有り様、周辺環境にも十分ご配慮ください。(言われるまでもないことなのでしょうが。)

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