空間設計堂blog(ブログ)

新潟県上越市大潟区の建築設計事務所のブログです。

実は初めて食べたイタリアン

2008-04-28 10:15:02 | 趣味その他
この前の土曜、上越に先日進出してきたバローというショッピングモールに行ってきました。
雨が降っている夕方で、バローはあまり混雑していませんでした。

夕飯時でもあったので、新潟市を中心とした下越では知らない人がいない(...らしい)‘みかづき’で食事をすることに...。
そして初めて新潟名物のひとつにも数えられる(?)‘イタリアン’を食べました。

ご存じの方(特に新潟下越、中越の人たち)には当然のことですが、‘イタリアン’はイタリア料理のパスタの類のものなのではなく
太麺焼きそばの上にトマトソースがかかったファストフード。
私も小さい頃からTVCMでその存在は知っていたのですが、今まで食べる機会がありませんでした。

食べてみると、確かに意外においしい。
太麺なので焼きそばというより焼きうどんに近い噛み心地。
新潟や長岡の人たちがみかづきやフレンドで小さい頃から親しんで、食べ続けて来たのはわかるような庶民的な味(つまりすごく旨いとはいえないけれど嫌いではないといった感じでしょうか)だなと思いました。
(ちなみに新潟では‘みかづき’が、長岡では‘フレンド‘というファストフード店がこの‘イタリアン’を出しているとのことです。)

難を言えば、大人が食べるには量が少ないかな。私は子供の分も考えて大盛りにしたのですが、結局1人で食べて、まだもの足りない感じがしました。(実はうちの子供はあまり気に入らなくて、一口で終了。)おやつに食べてもといった量かもしれません。
不思議なのは一般的なイタリアンのソースは他のホワイトソース掛けのイタリアン等に比べ、ソースの量が少ないこと。
他のは麺が隠れるくらいなのですが、一般的イタリアンは麺の中心に、ある程度といった具合。
変わりにしょうが漬けの千切りがついているので、なにか‘こだわり’があるのでしょう。
私としてはもう少しソースがほしいところだったのですが。

しかし、この‘イタリアン’ひとつとっても、新潟県は広いと感じます。上越は新潟や長岡からは遠い存在なのかなぁと。
‘イタリアン’が考案されてからもう30年以上はゆうに越えているはず。(私が本当に小さい頃からTVCMやってましたから。)
それがやっと今になって上越で食べられるようになった...。

確かにファストフード業界は厳しい業界でなかなか上越へ進出する機会がなかったのかも。‘イタリアン’自体がハンバーガーに比べ弱い商品であることは間違いありませんし。
また上越では受け付けるほどの商圏がないせいだったなのかもしれません。(スターバックスがこれまで上越に来ないのはまさに上越が進出に値する商圏でないという判断だから。前職場で一度進出調査に立ち会った機会があったのですが、だめだったのです。今はまた状況が変わっているかもしれないのでどうかわりませんが...。しかし上越自体の消費パワーはそれほど変わっていないでしょうけど。)

これから‘イタリアン’が上越に根付くか見物です。
でも、その前にバロー自体がどれだけ体力のあるショッピングモールなのか。
私の(あくまで私の)感覚で言うと、通う程、魅力があるショッピングモールとは思えませんでした。(つまり何も買う気もないけど行ってみるかとは思わせない。)バローというスーパーに他のお店がくっついたといった感じで、‘ショッピングモール’という言葉の響きが恥ずかしくなるくらいの感覚を持ちました。
‘イタリアン’が長く上越で食べられるためには出店するところが違っていたかもしれません。(といっても他に出店に値するショッピング街が見あたらないのが上越の現状なのですが。)

PS.‘みかづき’さんは、どうもアコーレにも出店するようですね。‘みかづき’さんもちゃんと考えていらっしゃる。(厳しい競争のなかで生き残られてきた企業さんですから当たり前か...。)素人の私が心配することではなかったですね。(でもアコーレ、フードコート内のどこに出店するんだろう?変わって撤退するお店があるのかな?)
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とうとう言ってしまった

2008-04-25 09:55:00 | 趣味その他
正直、自分で言うのもおかしいのですが、私はけっこう温厚な方なのではないかと思っています。
雪国育ちの人がよく言われるような我慢強いところがあるのだと思っています。(前職場の社長にも‘お前は、いわゆる新潟県人だ’と何か言うべきところで言わなかったことで怒られたこともあったような...。確かに押しが弱いところはあると自覚はしています。だから営業ベタなのでしょう。こんなことではいけないと思っているのですが...。)

話しは以前ブログ記事にもした、我が家の前のラーメン屋さんとのこと...。

昨日、午後3時すぎくらいに一台のトラックがラーメン屋さんの駐車場、まさに(団地道路を挟んで)我が家の目の前に止まりました。
そのトラックは地響きというか、振動というか、なにか重低音を発しながら駐車場に入ってきたのです。

実はこの手のトラックは以前から時々ラーメン屋さんに来ていました。
私の考えなのですが、多分冷凍車かなにかでエアコンの大きなもののようなものがついていて、その音がするのでしょう。
そういったトラックはラーメン屋さんにいる間(多分運転手さんがラーメンを食べにお店にはいっている間)エンジンが切られることもなく駐車されます。(エアコン止めると荷が傷むからでしょう。)

音はかなり耳触り。初めてそういったトラックが来たときは何が来たんだろうと外に飛び出して確認に行ったくらいです。
舗装道路をトラクター等の農耕車が走っている時に生じるような音でしょうか。(都会の方たちにはわかりにくいかな。)
とにかく普通でありません。(第一種低層住居専用地域ではあってはならない騒音でしょう。田んぼの真ん中ではないですから。)
何度かそういったトラックが来て私も理解できていたので昨日も‘ああ、また来たか、夜でもないしな’くらいの気持ちでした。いつもなら20~30分の我慢です。(雪国、新潟県人気質がここで出ていました。)

しかし、昨日は違っていました。
30分過ぎても、1時間たっても、もう私が子供を迎えに行こうと準備する夕方5時半になっても、まだそのトラックはラーメン屋さんの駐車場に居続けます。(つまり2時間半も。)トラックの運転手さんはそこで長い休憩をとったようです。
実はその間、仕事も手につきませんでした。私は徐々に静かに血圧が上がってきていることを自覚していました。

人間、不思議なものです。ある到達点まで行ってしまうと体が自然に動きました。
私は電話の受話器をとって、私の区の住民相談の係りへ電話していました。

区の職員さんは私の話を聞いて、すぐに来てくれました。(えらい対応が早いでないかと思いません?)
現地状況を確認してくれて、‘ああ、確かにこれはきついですね’と言ってくれました。
電話ではトラックの運転手さんに直接注意はできないけれどもとおっしゃっていたのですが、さすがの状況に職員さんはトラック運転手さんのところまで行ってくださり、移動してもらうように話してくれました。

なぜ区の職員さんはすぐに駆けつけてくれたのでしょう。
実はラーメン屋さんの件はすでに区でも注意して見ているとのこと。
どうも私が新潟県人気質をだしている間に、私より先に区へ苦情を言っているご近所の方がいらっしゃったようです。
それは私のような騒音だけでなく、我が家の目の前の道路の使い方、駐車場に捨てられるゴミ問題、ラーメン屋さんから出るトンコツ臭のする排気、トラック無線によるだろうと思われるテレビの映りが悪くなることまで様々な苦情のようです。

トラックの運転手さんには少し悪い気持ちがしました。最近のトラック業界は過酷な労働環境とのこと。休めそうな場所があれば休みたいのはわかります。
ただ今回の場合、もう少し自分のトラックがどういう音を出しているのか理解して、廻りに配慮してくれていたらなという思いです。

区の職員さんもおっしゃっていましたが、トラックの運転手さんよりも自分のところの範囲を管理しきれないラーメン屋さんの対応が問題です。
以前、私がアイドリングストップ等の注意喚起看板等お願いにあがったときから、全然対応を頂かないままラーメン屋さんは深夜までの営業を始めました。(正直、何も対応してくれないだろうと予想はしていました。私への応対態度を見ればわかります。深夜営業開始の新聞折り込みチラシをうちの近所には入れない周到さの方ですから。)

私が考えていた以上に事は早く、そして大きく、行政まであがっていました。
これから区の方がどうゆう指導をラーメン屋さんにして頂けるか見守りたいと思います。
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意外に良く見えてくる

2008-04-24 11:34:53 | 建築関係
今、いつもお世話になっている工務店さんの仕事を手伝わせて頂いています。
改装工事なのですが築30年くらいで図面がないので、図面おこしの作業です。

この間、現地を確認に行ったのですが、地元の大工さんが建てた民家風のお住まい。
特に印象的なのは主屋根の建物正面にあたる側。せがい造りとなっていて建物全体のイメージを少し重々しい感じにしていました。

そして先程までその住まいの立面図を作成していたところなのですが、意外に図面に描いてみるとそんなに悪くない。
現場で見た印象に比べ、違和感がないのです。(自分で時間をかけて描いた図面なのでひいき目に見てしまっているかもしれませんが...。)

やっぱり図面と現場は違うなぁと思いつつ、(でも現実には重たい印象のせがい造りの部分を)どうしたらいいものかと頭をひねらせているところです。
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ひろいこと、せまいこと

2008-04-23 06:09:46 | 建築関係
最近、狭いことが気になっている。
人はどれだけ狭いなかで生活できるのか。
生活できるのかというのは少々、行き過ぎの言い方かな。許容して利用してくれるかと言った方がいいのかも。

少々おじさんくさい感じだけれども、最近の建築雑誌なんかに載っている住宅、特に若手さんのプランを見るとちょっとここ狭そうだな...なんて思ったりする。
でも合わせて載っている写真なんかみると気持ちよさそうな空間になっていたりする。そしてちゃんと使われている。(みたいだ。)

廊下の扱いもそうだ。
私は部屋内を多くしたいという思いからなるべく廊下を作らないように考えてきた。
でも最近は部屋-部屋を配置し、その隙間空間(ある意味部屋-部屋をつなぐ廊下空間)を積極的におもしろくしようという感じが流行っているみたいだ。
そこは少し狭くて暗いけれど、印象的な光がその空間の先に見えている、またはそこに射しているといった具合になっている。(ことが多いように思う。)

狭いところの使い方、見せ方が最近のポイントみたいだ。
でも果たしてそれが一般の、特に建築に興味ないような人たちに理解してもらえるのか。
一般的には家具等のモノを置くことが前提になるから、できるだけ広い空間を求められる。
茶の間は8帖ほしいとか、客間は6帖ほしいとか....。

狭い空間に籠もるのは安心感がある。多分それは身を守ろうとする本能的なものだろう。
保育園や小学校の設計をしたときに‘デン’という小さな空間を用意した。子供たちにとっては先生から距離が とれる自分たちだけの秘密基地のような空間。これは人気みたいだ。

狭い空間の気持ち良さは意外と人は知っている。(ような気がする。設計している人は間違いなくその感覚はある...はず。)
これから狭くても心地良い空間を自分も積極的に考える必要性があるなとは思う。
広い空間、狭い空間、ひろいこと、せまいこと...バランスが大事かな。(スケール感を再構築する必要性があるかも。)

でも上手くそんな空間が考えられても、その良さを理解してもらうために私の場合、提案力をつけないといけないかなぁ。
茶の間8帖、客間6帖を説得するために...。(なかなか考えていることを表現できなくて、自分のプレゼ能力にあきれている今の私なのです。)
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何も知らない、何もわからないこと

2008-04-22 15:43:35 | 建築関係
建築をつくる事はすごく大変なことである。
いろいろな人たちが関わる大事業である。
いろいろな人たちが関わるから、どこにも迷惑をかけないように事前に手を打っておく必要がある。
特に最近はコストに厳しく、少しの失敗も許されない状況があり、ますます問題を先につぶしておかなければならない。
それを察知するために日々知識を得るようにし、また検証するように努めている。

そのためなのか最近の私の頭の中は無難思考が第一になっているのかもしれない。
コストに合うように... 造りやすいように... 後で問題にならないように...
結果、私の頭の中から出てきた案に私自身が物足りなさを感じている事実がある...。
建築を学び始めた頃、何も知らずにただ空間のおもしろさだけを追求していた自分が懐かしい。
何もしらない、何もわからなかったことが逆に良かったのかと思ってしまう。

確かに何も知らない、何もわからないことで真っ新な気持ちで物事に向かい、問題の本質が捉えやすいことがあるのかもしれない。
でも、そうでも必ずどこかで問題が生じ、それを解決するために知識や経験が必要になってくるはずだ。
建築は決して甘くない。

今の自分には建築に対する純粋さと建築に対するしたたかさを両面バランスよく働かせる必要があるようだ。
もっと頭を柔らかくしないと。
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