空間設計堂blog(ブログ)

新潟県上越市大潟区の建築設計事務所のブログです。

線引きされる怖さ。赤ひげはいるのだろうか?

2009-10-28 09:58:37 | 趣味その他
新型インフルの影響で、今までの季節性インフルに対する予防にも支障がでているというニュースを最近よく聴きます。

ニュースでの出来事だと思っていたら、身近なことだとやっと実感しました。

いつも行っている医院で、季節性インフルの予防接種を受けようと思っていたら、ワクチンがないと断られました。
その医院では、10月1日から接種を始めたのですが、1ヶ月経たないうちに在庫切れ。
昨年、私は年末に受けて、‘早く来ないとダメですよ’なんて注意を看護婦さんに言われたことを覚えています。

そんな状況を嫁さんに伝えると大慌て。
うちは幼児と乳飲み子が居るので、インフルの予防接種は必ずしようと考えておりました。
接種できないかと、近所の医院やら病院に電話して聴くことに...。

上の子がいつもお世話になっているこども医院は受付終了。
他も聴くと、同じく‘受付終了’若しくは、‘当院にかかっている患者さんですか?かかっていないならできません。’という返事。

せめて子供だけにはと思っていても、かかりつけは受付終了で、他はかかっていないからダメ...。
八方塞がりの状況に10月末時点でなってしまっていたのでした。

まずもって疑問なのは‘当院にかかっている患者ですか?’という線引き。
お得意さまは優遇しますが、一見さんはお断りしますという、なんだか心が寒くなるような対応だと感じます。
一度、風邪でもひいて受診して、予防接種をしてもらう...なんて‘技’を使えというのか...とも考えてしまいます。

‘受付終了’という線引きも、これからは面倒みませんとシャッターを下ろされたみたいで、今までの信頼が揺らぐ思いです。

(お得意さま以外は知らん顔や先にやった者勝ちのような寒々しい風潮に、人の‘こころ’が寒々しくなっているというような怖さを感じます。貧しい人々にも平等に医療を施す、赤ひげ先生みたいな理想のお医者さんを望ぞむことは無理なのか...)

これも全てワクチンがとにかく足らないということが原因。
それぞれの医療機関も苦渋の決断をしているのでしょう。(と理解しているにしても、対応に疑問を感じての今回の記事なわけですが。)
新型用ワクチンの製造に重点がいき、今までの季節性インフル用ワクチンが足らなくなるのはわかりきっていたことなのではないでしょうか。
また、新型用予防接種が遅れる人たちが、せめて今までの季節性用を...という行動をとるのも考えられたことだと思います。
厚生労働省の策のまずさ(そして、対応の遅さ)が混乱を引き起こしているような気がします
身近な行政からは、新型に関する情報ばかりで、今までの季節性インフルに関しての情報はほとんどありません。
こちらがテレビやネットで一般的な(身近な地域では当てはまらないかもしれない)情報を集めなければいけない具合。

国や地方行政、地域の医療機関、ワクチンメーカーはもっと連携し、情報を共有しなければならないのかもしれません。
その上で行政が指導力をもって、もっと総合的に(新型も今までの季節性も)事に当たり、一般へもっと情報発信しないといけないのでしょう。(現況は現況でしかたないのだから、理解してもらう努力が必要なのではないでしょうか。予防接種できない人へのケアも考えないといけないと思います。)
直接医療にあたる現場でアナウンス対応を計るのも限界があると思います。(今回の季節性ワクチン接種できない混乱はまずもって、そういうことだと思うのです。)
赤ひげ先生を望む側からすると、直接医療にあたる現場では、‘こころの暖かさ’(不信感の排除)を求めたい...のではないかと思うのです。
そのためには国や地方行政が悪者の役をやっても良いのではないかとも思うのです。

これからがインフルエンザの本格的なシーズン。心配です....。(赤ひげ大臣がいてほしい...かな。)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひとりでは仕事はできない

2009-10-21 16:30:39 | 建築関係
ひとりでは仕事はできない。いろいろな人に協力して頂くことで、仕事がやっと成り立つ。

設計の仕事ももちろんそう。
私は意匠設計なので、構造や設備の設計者さんたちに協力して頂きます。
また、公共の仕事となると、メーカーや地元業者さんたちにも協力を仰ぐこともあります。(特に設計書作成には見積もりをして頂くのは欠かせません。)
私のような弱小設計事務所に協力して頂けるということは本当にありがたいことです。

しかし、今、ちょっと困っていることが...。
協力頂いている設備設計さんが忙しくて、納期が危ないことになっております。(今、地元では市長選真っ盛りで、どうも、そちらに駆り出されて時間をとられているらしい...。)

私の不徳の致すところだと思いますが、なんとか頑張ってほしい...。(遅れてはいるが、ちゃんとやります!と設備設計さんは言ってくれました。)
ひとりでは仕事はまとめられないということを痛感している次第です....。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

住んでよし 心ゆたかな 木の住まい

2009-10-19 20:01:12 | 建築関係
写真は新潟県の木材業関係団体さん達が作ったポスター。
地元の木を使って、住まいを建ててくださいというものです。




大きなキャッチコピーが‘住んでよし 心ゆたかな 木の住まい’。

まあまあ良いコピーではないでしょうか。(無難な感じで。)
木の住まいで健康的な明るい生活をしましょうという感じの写真で、私が考えている方向とも合致します。(もう少しデザイン的に、30代くらいの若い方たち向けにオシャレなイメージも表現できれば尚、よかったのにと思うポスターなのですが...難しいかな。)

普通、設計事務所には配られないポスターですが
嫁さんの実家が、直江津「スギブランド」組合に入っている小さな材木店(ですから、木に関しての情報を得るのにはなかなか有利なのです。)で、
アピールするようにとポスターが廻ってきたのです。

どこかに貼らないといけないかな...と考えているところです。(もう少しオシャレな感じならなぁ...。)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

建築トークイン上越2009を覗いてきました。

2009-10-18 06:01:20 | 建築関係
昨日、上越市浦川原で行われている建築トークイン上越2009を覗いてきました。




覗いてきた...というのは、残念ながら、私が都合により、始めの部分だけ見てきたからです...。(ですから、詳しい内容は書けません...。)

建築トークイン上越2009とは、数名の建築家から建築に関する問題提議をしてもらい
その問題を皆で議論してもらうという催しなのです。
ですから、これから建築を担うであろう若い学生さんたちが、いっぱい集まってきておりました。

写真はこの催しの一番のドン(首領)にあたる、高橋てい一氏。




高橋氏が、まず大きな問題提議をして、それに伴って他4名の有名建築家さんたちが問題提議をするという形(だったのかな?)なのですが
高橋氏の問題提議があまりに大きなことで、正直、他の建築家さんたちも、どう自分の仕事と関連づけて話ししてよいか苦戦していたような気がします。

大きな議題に‘地方都市を救う建築’ということも掲げられていたのですが
議論がひとつに収束していくか、かなり難しい感じ。(これに結論づけできるなら、建築論、都市論、景観論なんていろいろな議論を戦わせなくて良いわけです。こういう催しもないでしょう。こういう催しは解決ができないような問題を、少しでも改善していくために、皆で意識共有していこうということが一番の意義なわけです。)

これから建築を担う、若い世代の方達がどのような意見をもっているか...そのほうが興味深いことだったのかもしれません。
残念ながら、肝心のその部分を拝聴できませんでした...。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

休日に仕事

2009-10-11 11:54:39 | 建築関係
普段は暇な当事務所ですが、最近、ちょっとだけ忙しい。
私的に時間が取られていることもありますが、少しだけ仕事が重なっていることも要因。
それで、この連休は仕事モードです。

今日は、我が家の目の前のラーメン屋も休みで、静かに仕事できます。
(駐車場へのトラックの出入りが多くて、それがけっこう騒音。エンジン掛けっぱなしで休んでいるドライバーさんもいて、我が家の外では月から土曜、朝7時から夜中2時まで、なにかと物音がするのです。夜中のトラックの出入りには怒りも覚えるくらいです...。)

集中できる貴重な日。明日もラーメン屋は休みだったかしら...?休みであってくれ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする