Sengoku1985

何故、私は鉄道を撮り続けるのか?

Electric Locomotive#258

2017-08-09 | 鉄道写真


 それでは、連載第258回目は、交直両用機関車、EF30 1をお届けします。


 戦時中に開通した関門トンネルは、直流電化であり、EF10等が使用されてきましたが、九州は20000V60Hzで交流電化されることとなり、新たな関門の守りとして製造されたのがEF30で、1号機はその試作も兼ねていました。


 門司港レトロ観光線「関門海峡めかり」駅近くにて保存される同機(写真)、海水による腐食防止のため、ステンレスボディですが、一般的なEF30のイメージとは異なります。



 後の旧客との編成での姿(写真)。コルゲートステンレスによる車体強化は行われておらず、フラットなまま、鋼製車とほぼ同じ構造のようです。


 EF30は、関門海峡区間用とされ、交流区間は門司駅構内での移動しか考えられていない関係で、交流運転時には格段に力が落ちるのが特徴です。当時は交流も直流も同様に走れる機関車が、製造出来ませんでした。


 なお、同機は関門橋の袂にあることから、例年、九州遠征の最後に撮る写真です。これを撮ると、九州とのお別れの実感が沸いてきます。


 それでは、次回をお楽しみに。


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Electric Locomotive#257

2017-08-08 | 鉄道写真


 それでは、連載第257回目は、国鉄直流形機関車最終回、EF67 105をお届けします。


 最初の写真は、EF67 105が、セノハチを押し上げた貨物列車と共に、西条駅の側線に到着した姿です(写真)。峠の勾配に勝利しました。


 そのため、正面側にはコンテナ貨車があります。JR貨物職員が、連結場所に近づきます。



 そして、切り離し、運用から解放された姿(写真)。正面の連結器部分の緩衝器が分かると思います。


 この後、下り線の合間に、広島貨物ターミナルに向け単機回送されます。


 交流機、直流機を取り上げると、次の進展は予想出来ると思います。そう、そのとおりの予定です。


 それでは、次回をお楽しみに。


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Electric Locomotive#256

2017-08-07 | 鉄道写真


 それでは、連載第256回目は、EF67の6回目、EF67 104をお届けします。


 先ずは、広島車両所のイベントでの一枚から(写真)。これが、EF67です。こちら側が東京方、連結器に緩衝器が入っているのが分かります。


 なお同所には、この試験塗装を行ったEF81の初期車があり(引退)、それと間違えてはいけません。



 そして、EF67本来の運用の姿を、途中駅(確か天神川駅上りホームから)で捉えます(写真)。貨物編成の最後尾に付き、後押しする、本来の姿です。


 テールライトが、赤い電球からLEDに交換されているのは、要注目です。また、こちら側連結器はEF65当時のまま、緩衝器は入っていません。



 そして、運用を終え、西条から広島貨物ターミナルに向け、瀬野駅下り線を単機回送する、104号機(写真)。これも当然の運用です。


 EF210 300番代は現在9両、EF67最大両数を上回りますが、所属は吹田機関区で広島機関区では無く、合間に本線運用も組むことが出来、その間に方転してしまった時のために、両側の連結器に緩衝器が装備され、どちら側でも後補機として使用出来る構造になっています。その結果現在0番代は全機引退、100番代も103、104は運用を離脱しているとのこと。明日「全機引退」でもおかしくない状況です。遅きに失した感じですが、撮れればラッキーでしょう。


 それでは、次回をお楽しみに。

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Electric Locomotive#255

2017-08-06 | 鉄道写真


 それでは、連載第255回目は、EF67の5回目、EF67 103をお届けします。


 広島貨物ターミナルで停泊する、103号機(写真)。塗色以外、「EF65とどこ違う?」と言われても、答えられません。


 EF65を改造したEF67 100番代、東京方(貨物列車と連結する側)の連結器に緩衝器(バッファー)が入り、こちら側の長さが伸び、全長が長くなっています。それが、違いと言えば違いです。


 なお、「桃太郎」登場後、塗色変更案が色々出され、「押太郎」なる名称も案に上がったそうですが、結局ボツとなり、余剰のEF81で塗装試験の上、現在の塗色となっています。しかし、EF210 300番代登場で、風前の灯火です。


 それでは、次回をお楽しみに。

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Electric Locomotive#254

2017-08-05 | 鉄道写真


 それでは、連載第254回目は、EF67の4回目、EF67 102をお届けしたいと思います。


 EF67 100番代は、EF65一般形後期の車両を種車に、改造された機関車です。走行解放は廃止となり、西条で停止して切り離すスタイルとなったため、東京方、則ち山頂側はデッキが付かなくなり、それが0番代との大きな差となっています。全5両、シングルアームにしたり、下枠交差に戻したりで変動はありますが、EF210 300番代登場まで大きな異動はありませんでした。雰囲気は、赤いEF65です。


 写真は、広島機関区に停まる102号機、後には103号機が写っています(写真)。これは、今にしてみれば、貴重なシーンです。


 それでは、次回をお楽しみに。


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Electric Locomotive#253

2017-08-04 | 鉄道写真


 それでは、連載第253回目は、EF67の3回目、EF67 2をお届けしたいと思います。


 EF60から改造された同機、チョッパ制御に更新され、単機で1200t貨物の後補機としての必要出力が得られるようになりました。


 しかし、EF210 300番代が増備され、同機にも危機が迫ってきました。



 他日の撮影(写真)。この頃には既に、保留車であったようです。


 そして2号機及び3号機は廃車となり、1号機も保留車となっているとのこと。EF210 300番代の増備で、逆戻りはありません。


 3号機は写真が無く、101号機は再掲となるので、搭載しません。


 それでは、次回をお楽しみに。

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Electric Locomotive#252

2017-08-03 | 鉄道写真


 それでは、連載第252回目は、EF67の2回目、EF67 1をお届けします。


 EF60 104を種車に改造された、EF67 1は、当時行っていた走行解放を行うために、デッキ及び貫通路が追加されています(写真)。


 従来のEF61 200番代は、単機で重量貨物の後補機が出来ず、重連使用も不可とのことで、結果旧式電機改造のEF59重連が使用されていましたが、それを置き換えるべく製造された車両です。単機で、1200t貨物の後補機が出来るとのことでした。しかし、同機も後継機、EF210 300番代が製造され、現在は運用を離脱しているとのことです。停まっていますが、在りし日の一枚です。


 それでは、次回をお楽しみに。

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Electric Locomotive#251

2017-08-02 | 鉄道写真


 それでは、連載第251回目は、EF67をお届けします。


 「西の箱根」とも呼ばれる、セノハチ(山陽本線瀬野~八本松)区間は、永く後補機を必要としており、SLの時代から名を残す補機運用がありました。旅客運用では不要となったこの補機運用、現在も貨物列車は補機を着けます。その補機が、EF67です。


 大きく分けて0番代1~3と、100番代101~105があります。0番代は、EF60改造機、東京方にデッキがあり、走行解放を可能としていますが、100番代はEF65改造機、デッキは廃され、走行解放は行いません。


 写真、手前のデッキがある機関車が1、後が101です。



 向きを変えて、手前101、奥が1です。こちら側では、塗色以外では区別がつきません。


 永く、走行解放を行っていましたが、現在は広島貨物ターミナル~西条で運用され、西条で停止して切り離します。コキフ50000等、走行解放に対応する貨車が引退したのも理由です。


 それでは、次回をお楽しみに。

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Electric Locomotive#250

2017-08-01 | 鉄道写真


 それでは、連載第250回目は、EF66 100番代ダイジェストをお届けしたいと思います。


 国鉄分割民営化で設立されたJR貨物ですが、設立後最初に製造したのが、東海道~山陽筋の主力機関車であるEF66で、国鉄期との省令改正等の設計変更が生じ、100番代と区別されました。


 これは大井ターミナルのイベントでの一枚、EF66 110と104、ロットにより角形ライトと丸形ライトの違いがあり、それが分かるように並んでいます。隣のEF210も0番代と100番代が並び、車両カタログ用の展示です。



 続いて、EF66 113が、名古屋市交通局N3000系、N3101Fを下松から牽いてきた途中、稲沢で途中停車する姿です(写真)。



 最後は、EF66 126が、中央西線矢田川橋梁を渡る姿(写真)。中央西線平坦区間の運用もありました。


 現在まで廃車は無いようで、以降のEF200と比較すると、恵まれています。確かに国鉄時代に実績がある機関車のリメークなので、確実だったのでしょう。


 それでは、次回をお楽しみに。


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