それでは、連載第85夜は、平成21年初夏の高崎線からお届けします。
日の長い時期限定で、熊谷近辺で早朝の夜行が撮れるという場所がある、と聞き、行ったその場所。天候は晴れ、ロケーションが良いらしく既に約100人が三脚を構え、脚立に乗って覗き後から頭越しに写す、約3メートルの大三脚を立てる人までいました。私は遅く、かなり不利な場所からスタートになりました。
一発目は583系、クハネ583-20他6連、秋アキ(秋田運転所)の編成でしょう(写真)。
次はボンネット車、金サワ(金沢総合車両所)の編成、クハ489-501を先頭にした、夜行急行「能登」です(写真)。クラシカルな国鉄色が、素晴らしい!
次は、EF64 1053「長岡」牽引寝台特急「北陸」です(写真)。こちらは、普通に1000番代です。
続いては、485系、クロハ481-1029他6連、恐らく新ニイ(新潟運転所)の団臨です(写真)。これも、タナボタです。
真打ち、寝台特急「あけぼの」です(写真)。EF81の負担を減らすため、長岡~上野間を長岡運転所のEF64に置き換え、そのため中央線用のEF64 0番代が2両、高崎運転所から長岡運転所に転属となりました。そのうちの1両、EF64 38「長岡」の牽引です。
しかし、誰も動かない。そのまま皆と同じく待っていると、EF65 501「高運」牽引「レトロロマン」が、通過します(写真)。
その後には、EF64 1001「高運」がついており、プッシュプルになっています(写真)。
この後、少しずつギャラリーが減っていきました。
初電でも間に合わない時間、そのためほとんどが車で、違法駐車も何台かあったようです。翌年のチャンスを期待していましたが、残念ながら廃止でその機会の無い列車が多く、二度と行くことがありませんでした。残念でしたが、このようなチャンスがあったことに感謝します。
それでは、次回をお楽しみに。