8月12日、神戸市勤労会館で開催された
「アキノ隊員に聞く やんばる高江の生きものたち」に参加してきました(SDCCも協賛)。
アキノさんのお話を聞こうと、暑い中たくさんの人が集まりました。
会は、主催の「基地の無い平和な沖縄をめざす会」芳沢さんの三線と唄から始まりました。
前半は、米軍北部訓練場返還地に残された米軍廃棄物について。
日米地位協定第4条第1項には
「合衆国は、この協定の終了の際またはその前に日本国に施設及び区域を
返還するに当たって、当該施設及び区域をそれらが合衆国軍隊に提供された時の
状態に回復し、またはその回復の代わりに日本国に補償する義務を負わない」
とあり、返還地には、たくさんの廃棄物が残されました。
沖縄防衛局が支障除去完了を発表し、環境省が国立公園に指定した後も、
未使用の銃弾空砲や弾薬箱・弾倉などが大量に見つかるそうです。
このほか、オスプレイの飛行がノグチゲラの営巣に与える影響など
8/11京都でのアキノさんお話会の報告をご覧ください。
後半は、やんばるの生きものたちのお話。
リュウキュウウラボシシジミ、オキナワカブトムシ、ホルストガエル、
ヒメハブ、ハナサキガエル・・・。
たくさんに生きものたちの生きる姿に参加者はくぎ付けでした。
質問タイムでは、たくさんの質問に丁寧に答えてくださいました。
質問のひとつ
「蛹の中はドロドロだと聞くのですが、どうなっているのですか?」
「昆虫は、幼虫→蛹→成虫と変態します。
成虫は翅や触角、肢など複雑な構造をしていますが、幼虫にはそんな構造がなく、
蛹の間にすべての構造が出来上がる、という風に考えている人が多いかと思います。
でも実は、幼虫のときから、翅や触覚などのもとになるものが
ちゃんとあって、それが蛹の間に出来上がって、羽化するんでよ。」
というお話にびっくり
アキノさんが撮影された、フタオチョウの蛹化の動画が沖縄タイムス公式動画チャンネルに
アップされています。
さなぎになるフタオチョウ撮影に成功 「貴重な映像」
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/54280
大変珍しく貴重な映像とのこと。
ぜひご覧ください!
アキノ隊員のブログ「アキノ隊員の鱗翅体験」もご覧ください。
SDCCから、OKINAWAジュゴンを救え!大騒ぎキャンペーン!や
9月おきなわ写真展 子や孫に残したい海~辺野古・大浦湾~の案内をさせていただきました。
そして、アキノ隊員へのカンパを呼び掛けたところたくさんの寄付金が集まりました。
皆さま、ありがとうございました。
自費で活動されているアキノ隊員へぜひカンパをお願いします。
カンパ振り込み先は、こちらです。
ゆうちょ銀行 口座名義:ミヤギ アキノ 記号:17030 番号:18520051
やんばるの生きものを守るため、ぜひカンパを!
SDCCブースでは、みなさん「かわいい」と
たくさんグッズを買ってくださいました。
署名もありがとうございました。
終了後の交流会で。
この後、アキノ隊員は舞鶴に行かれるとのことで、短い時間でしたが、
ハブに飛びかかられたとき(ひょいとかわしたそうです)のことなど、
色んなお話をお聞きし、楽しい時間を過ごしました。
小さな生きものたちが懸命に生きる姿に、
この多様性の森を壊してはいけないという思いが更に強くなりました。
防衛大臣に送るはがきを書いていただいた皆様のはがきの一部をご紹介します! ハガキの詳細はこちら
ZAN
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