暑い暑い中、ご参加くださった皆さまありがとうございました
8月4日ドーンセンターで「与那国、石垣、沖縄島へ行ってきました訪問報告会」を開きました
6月20日~25日に5人で行ってきました沖縄旅
石垣島のオヤケアカハチ(1500年代)の銅像前で
“薩摩支配の時代、琉球王府は圧制を施いた。圧政のあるところ必ず抵抗がある
オヤケアカハチの乱は石垣の歴史の中で特筆すべき人民の抵抗であった”(わびあいの里「花は土に咲く」第26号より)
いつの時代も権力に抗う人たちはいたのだと勇気づけられます
まずは与那国島の報告をKさんから
日本最西端の与那国島へ。台湾から110キロ、近い
台湾の花蓮市と姉妹都市で昔から交流が盛んで、今も小中学生の学習交流が行われています
Kさんは、フィリピンと与那国島の織物が似ているのに気づきます
近隣のアジアの国々と交流していたのだなぁとわかります
唄や民話がたくさん残っていて芸能が豊かで
馬が自然の中で自由に自立して暮らしているとても魅力的な島です
人々も自立心旺盛で、住民参加で作り上げた「2005与那国・自立へのビジョン」がすばらしい
そんな島に自衛隊配備が強行され、陸自駐屯地ができ、レーダー施設ができ、空港拡張や軍港建設が計画されています
島の暮らしはどうなっていくのか、、、
軍事化の行く先は、、、
沖縄戦の教訓「軍隊が住民を守らない」「基地のあるところが攻撃される」なのでiす
8月4日、報告会の日をはさんで、7月28日~8月7日まで
陸上自衛隊と米海兵隊の実動訓練が与那国島で実施されました
米兵がレンタカーで島内を走っていたそうです
案内してくださった山田さんたち市民有志は、抗議のスタンディングを続けられました
このような状況が報道されない、知らないうちに日米両軍の一体化が進んでいます、、、
次に石垣島の報告をYさんから
与那国島から飛行機で30分ほど
石垣島でも自衛隊配備の強行、軍事化が続いています
「石垣島の平和と自然を守る市民連絡会」や「いのちと暮らしを守るオバーたちの会」のみなさんは
粘り強く、行動を続けられています
石垣島では日本軍によってマラリア有病地へ強制移住させられ、多くの人が命を奪われました
八重山マラリア戦犠牲者の慰霊の集いに参加して一緒に慰霊をすることができました
オバーの会の山里節子さんは、展望台から見えるかつてのマラリア有病地と陸自駐屯地をさして
過去の戦争と未来の戦争が見えると話されました
未来の戦争を止めたいです、、、
続いて、勝連半島の報告をNさんから
学校や民家、住宅密集地の近くに陸自勝連分屯地があり強化されています
新しく陸自の訓練場が造られようとしていました
小さな半島に、米軍基地が4つもあります
そのうちのホワイトビーチ軍港は、原子力潜水艦の寄港地として使用されています
返還前は1300発の核ミサイルが配備されていました
返還後、原潜の寄港は増えているそうです
Nさんは、初めて実際に米軍基地の状況を見て、目の前に銃を持った米兵をみて、恐怖を感じたと
読谷村にあるチビチリガマを訪れ、その場に立つと胸が詰まり、言葉にならなかった
おばあたちの戦争は終わっていないという言葉が胸にしみて苦しいと話してくれました
伊江島を初めて訪れたSさん
伊江島は沖縄戦の縮図と言われる
1945年4月米軍が上陸し、住民を巻き込んで戦場となり、多くの命が奪われました
戦後、焦土と化した島で生活がはじまりますが、米軍による銃剣とブルドーザーによる土地接収に抗い
生き延びるために米軍と闘いました
沖縄のガンジーと言われた阿波根昌鴻さんたちは「非暴力平和運動」を貫きました
今も、伊江島の約35%が米軍基地のままです
反戦平和資料館「ヌチドゥタカラの家」は、平和運動を考える時、何度も行きたくなる場所です
Sさんは、伊江島は車の通行量も少なく、海は美しく、のどかです。この小さな美しい島に米軍基地があるのは違和感
在日米軍基地の7割が沖縄にあるという現実を突きつけられた思いですと話してくれました
最後に辺野古の報告を
玉城デニー知事が、埋め立ての設計変更を不承認にしても、県民の7割が反対していても
新基地建設の工事は進められています
大浦湾側のサンゴ移植の調査を防衛省がしていました
サンゴの専門家は移植の成功率は極めて低いと話されています
8万4千群体ものサンゴを死滅させてしまうのでしょうか、、、
貴重な自然を壊して、基地を造るなんてほんとに愚かなことです
米軍基地があるということ
自衛隊配備が強化され、軍事化が進められているということ
日米両軍の一体化がどんどん進んでいるということ
今、向き合わなければなりません
また日本が戦争をする国になってしまわないように
5人の報告のあと、参加者のみなさんと感想・意見交流の場を持ちました
「沖縄での急激な軍事化、、、気が重くなるけれど、しなやかにあきらめずに工夫して取り組んでいきましょうね」
「知らないことを知れました。無関心は本当に恐いことね」
「戦争準備は準備のうちに止めなければ」
などの感想がありました
情報発信を続け、できることを続けて行きたいと思っています
またこのような集いも開きたいなと思っています
みなさまありがとうございました
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
こちらのブログアップしている報告もどうぞご覧ください
2024・6/20~25 沖縄旅の報告 ①与那国島へ
2024・6/20~25 沖縄旅の報告 ②石垣島へ
2024・6/20~25 沖縄旅の報告 ③勝連半島へ
2024・6/20~25 沖縄旅の報告 ④辺野古・大浦湾へ
2024・6/20~25 沖縄旅の報告 ④終わりに
8月4日ドーンセンターで「与那国、石垣、沖縄島へ行ってきました訪問報告会」を開きました
6月20日~25日に5人で行ってきました沖縄旅
石垣島のオヤケアカハチ(1500年代)の銅像前で
“薩摩支配の時代、琉球王府は圧制を施いた。圧政のあるところ必ず抵抗がある
オヤケアカハチの乱は石垣の歴史の中で特筆すべき人民の抵抗であった”(わびあいの里「花は土に咲く」第26号より)
いつの時代も権力に抗う人たちはいたのだと勇気づけられます
まずは与那国島の報告をKさんから
日本最西端の与那国島へ。台湾から110キロ、近い
台湾の花蓮市と姉妹都市で昔から交流が盛んで、今も小中学生の学習交流が行われています
Kさんは、フィリピンと与那国島の織物が似ているのに気づきます
近隣のアジアの国々と交流していたのだなぁとわかります
唄や民話がたくさん残っていて芸能が豊かで
馬が自然の中で自由に自立して暮らしているとても魅力的な島です
人々も自立心旺盛で、住民参加で作り上げた「2005与那国・自立へのビジョン」がすばらしい
そんな島に自衛隊配備が強行され、陸自駐屯地ができ、レーダー施設ができ、空港拡張や軍港建設が計画されています
島の暮らしはどうなっていくのか、、、
軍事化の行く先は、、、
沖縄戦の教訓「軍隊が住民を守らない」「基地のあるところが攻撃される」なのでiす
8月4日、報告会の日をはさんで、7月28日~8月7日まで
陸上自衛隊と米海兵隊の実動訓練が与那国島で実施されました
米兵がレンタカーで島内を走っていたそうです
案内してくださった山田さんたち市民有志は、抗議のスタンディングを続けられました
このような状況が報道されない、知らないうちに日米両軍の一体化が進んでいます、、、
次に石垣島の報告をYさんから
与那国島から飛行機で30分ほど
石垣島でも自衛隊配備の強行、軍事化が続いています
「石垣島の平和と自然を守る市民連絡会」や「いのちと暮らしを守るオバーたちの会」のみなさんは
粘り強く、行動を続けられています
石垣島では日本軍によってマラリア有病地へ強制移住させられ、多くの人が命を奪われました
八重山マラリア戦犠牲者の慰霊の集いに参加して一緒に慰霊をすることができました
オバーの会の山里節子さんは、展望台から見えるかつてのマラリア有病地と陸自駐屯地をさして
過去の戦争と未来の戦争が見えると話されました
未来の戦争を止めたいです、、、
続いて、勝連半島の報告をNさんから
学校や民家、住宅密集地の近くに陸自勝連分屯地があり強化されています
新しく陸自の訓練場が造られようとしていました
小さな半島に、米軍基地が4つもあります
そのうちのホワイトビーチ軍港は、原子力潜水艦の寄港地として使用されています
返還前は1300発の核ミサイルが配備されていました
返還後、原潜の寄港は増えているそうです
Nさんは、初めて実際に米軍基地の状況を見て、目の前に銃を持った米兵をみて、恐怖を感じたと
読谷村にあるチビチリガマを訪れ、その場に立つと胸が詰まり、言葉にならなかった
おばあたちの戦争は終わっていないという言葉が胸にしみて苦しいと話してくれました
伊江島を初めて訪れたSさん
伊江島は沖縄戦の縮図と言われる
1945年4月米軍が上陸し、住民を巻き込んで戦場となり、多くの命が奪われました
戦後、焦土と化した島で生活がはじまりますが、米軍による銃剣とブルドーザーによる土地接収に抗い
生き延びるために米軍と闘いました
沖縄のガンジーと言われた阿波根昌鴻さんたちは「非暴力平和運動」を貫きました
今も、伊江島の約35%が米軍基地のままです
反戦平和資料館「ヌチドゥタカラの家」は、平和運動を考える時、何度も行きたくなる場所です
Sさんは、伊江島は車の通行量も少なく、海は美しく、のどかです。この小さな美しい島に米軍基地があるのは違和感
在日米軍基地の7割が沖縄にあるという現実を突きつけられた思いですと話してくれました
最後に辺野古の報告を
玉城デニー知事が、埋め立ての設計変更を不承認にしても、県民の7割が反対していても
新基地建設の工事は進められています
大浦湾側のサンゴ移植の調査を防衛省がしていました
サンゴの専門家は移植の成功率は極めて低いと話されています
8万4千群体ものサンゴを死滅させてしまうのでしょうか、、、
貴重な自然を壊して、基地を造るなんてほんとに愚かなことです
米軍基地があるということ
自衛隊配備が強化され、軍事化が進められているということ
日米両軍の一体化がどんどん進んでいるということ
今、向き合わなければなりません
また日本が戦争をする国になってしまわないように
5人の報告のあと、参加者のみなさんと感想・意見交流の場を持ちました
「沖縄での急激な軍事化、、、気が重くなるけれど、しなやかにあきらめずに工夫して取り組んでいきましょうね」
「知らないことを知れました。無関心は本当に恐いことね」
「戦争準備は準備のうちに止めなければ」
などの感想がありました
情報発信を続け、できることを続けて行きたいと思っています
またこのような集いも開きたいなと思っています
みなさまありがとうございました
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こちらのブログアップしている報告もどうぞご覧ください
2024・6/20~25 沖縄旅の報告 ①与那国島へ
2024・6/20~25 沖縄旅の報告 ②石垣島へ
2024・6/20~25 沖縄旅の報告 ③勝連半島へ
2024・6/20~25 沖縄旅の報告 ④辺野古・大浦湾へ
2024・6/20~25 沖縄旅の報告 ④終わりに