ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

4月22日(木)にひらいたじゅごん茶話会の報告です

2021年04月24日 | ジュゴンブログ
こんにちは
大阪は暖かくなり、新緑が気持ちよいです


4月22日の木曜日にじゅごん茶話会をひらきました
久しぶりの仲間と常連メンバーであれこれゆんたく(おしゃべり)しました

今回は、辺野古の近況を共有して
ちょうどこの日はアースデイということで
気候危機、SDGSについて資料などをみながら学びました

まずは、辺野古の近況を共有します
最近のニュースより
沖縄の複数海域でジュゴンの痕跡 環境省生息調査、初確認も 4月7日沖縄タイムス
「環境省は7日、沖縄県で2020年度に実施した絶滅危惧種ジュゴンの生息調査で、
沖縄島北部・古宇利島や西表島の周辺など複数海域で、餌の海草を食べた跡を確認したと発表した。
西表島を含め八重山諸島と宮古諸島の一部海域では初めて見つかった。」と嬉しいニュースです

⇒沖縄島最大の海草藻場がひろがっていた辺野古の海、基地建設を止め、海草藻場が復活したら、ジュゴンは戻って来る

「辺野古、完成の可能性低い」 米有力シンクタンク報告 4月4日朝日新聞
「7万1千本も杭を打たなければならない(軟弱)地盤は明らかに不安定
 困難な状況が続いていて、完成期日は2030年まで延び、費用が急騰。完成する可能性は低い」と米国でも辺野古の状況は報告されています

⇒米国側に、日本政府は報告しないだろう、本当の状況、情報を知らせていくことが重要です

普天間返らず、苦渋25年 日米合意喜んだ父、県内移設に絶句 続く事故・爆音「なぜ沖縄ばかり」 4月11日朝日新聞
米軍の訓練はひどくなっている、米軍機の低空飛行、オスプレイの夜間飛行
騒音被害は増加、負担軽減どころか、基地による被害は増えている…

本島南部の土砂の問題もまだ解決していません
ガマフヤー具志堅さんの抗議のハンストの影響は大きく広がり
沖縄県議会は全会一致で反対の意見書採択・県内15市町村議会でも
宗教者や若者や海外からも、反対の声があがっています
各地で抗議行動も続いています。大阪市議会へも意見書(継続審議)が提出されました

⇒これから、沖縄の慰霊の日に向けて、この問題はクローズアップされていくでしょう
遺骨が眠ったままの土を、基地建設のための埋め立てに使うなんて、人道上の問題です
人の良識に訴え、大きなうねりをつくり、止めたい

その他、
宮崎・鹿児島などで日米仏共同訓練 仏軍国内参加なら初 4月2日朝日新聞
日米豪印、仏と海上訓練 ベンガル湾海洋進出年頭 4月6日朝日新聞
こんなニュースが目につきました

世界中が軍事化を進めている様子、、、とほほ、、、
何をしているのか、と思う
新型コロナやこれからも起こりうるかもしれない感染症や
異常気象が現実になった気候危機
地球環境をどうするか、これらは軍事で解決できないのに

安全保障=軍事の思考停止からの脱却を



コーヒーとお菓子でひと息
後半は、4月22日はアースデイ、地球環境を考えてみました
アースデイが始まったのは1970年、50年前
そのころから地球環境の危機は叫ばれていたのに、その危機が今現実になったのだなと、、、
今年も台風、豪雨、洪水、熱波など心配です

気候危機やSDGSを資料を読み合せながら考えました



今、大きな転換をしなければならない
若い世代が「未来を奪わないで」と声をあげています

フクシマの処理水(汚染水)の海洋放出も、この方法しかないはずはない
辺野古唯一も同じく思考停止している
未来を奪うことを止めたい

持続可能とは、未来もずっと安心して暮らしていけるということ

自然再生の未来創造を
辺野古の海を守り、海草藻場が復活し、いつの日かジュゴンが戻って来てくれるように
新しいジュゴンストーリーを創っていきたい
希望をもって💛

最後にヴァンダナ・シヴァさんのメッセージを読み合せました
「新年のご挨拶にかえてーエコロジカルな智慧としての牛。ヴァンダナ・シヴァの言葉から」

グローバルからローカルへ
シンプルで楽しく豊かなくらしへ

もっともっとみんなでゆんたく(おしゃべり)していきたいです

次回は、5月27日(木)14時~を予定しています

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ジュゴン保護キャンペーンセンターの新キャンペーン
辺野古の海に新たなジュゴンストーリーを  メッセージ写真・動画大募集!
にどうぞご参加くださいさい
写真を一枚パチリ!メッセージを添えて、投稿ください

国際連帯で辺野古埋め立てを阻止しよう!~第21回総会報告

2021年04月24日 | ジュゴンブログ
4月18日に第21回SDCC総会をコロナ禍のため、ZOOMで開きました。
沖縄、関西、首都圏メンバーが一堂に集まり議論しました。
冒頭、海勢頭豊共同代表から、25日投票のうるま市長選挙の意義が語られました。

次に、吉川秀樹国際担当から国際連帯の取り組みと今後の方針(後述)を、

蜷川義章共同代表から年間総括方針、決算予算を提案しました。


東恩納琢磨名護市議からは設計変更申請不承認を求める名護市議会決議と、
来年1月の名護市長選挙勝利に向けた準備状況が報告されました。



闘いでこそ、つながる国際連帯
昨年5月ジュゴン訴訟は敗訴しましたが、
米国連邦裁判所にジュゴンなど海外の歴史的文化的動物は国家歴史保存法の適用対象であることを認めさせ、
今後の闘いの基盤をつくりました。


この闘いをふまえて、
米国労働組合APALAやVeterans For Peaceなどと連携して辺野古軟弱地盤などの問題を米国政府に明らかにしてきました。


6月、米国連邦下院軍事小委員会に働きかけ、辺野古の軟弱地盤の問題点を共有。
7月、米国海洋ほ乳類委員会(MMC)に沖縄ジュゴン保護の要請書を71団体で提出。
9月、埋め立て設計変更申請に海外からも意見を組織しました。
今年3月には米国会計検査委員会(GAO)の報告会に参加し、
GAOが新基地建設が地元の反対と環境分析で大幅に遅れていると認識していること、
国防総省がGAOに「辺野古の軟弱地盤」について報告していないことなどを確認しました。



 創意ある闘いで辺野古埋め立て不承認を

昨年11月末の防衛省交渉をふまえて、
今年1月半ばからオンライン署名「ジュゴンの鳴き声データの公開」
「埋め立て船の夜間航行中止」(日本語版、英語版)を取り組んできました。
現在、日本語版29500、英語版1450,紙署名650筆が集まっています。


また、メッセージ付きの写真や動画を集めるキャンペーン「辺野古の海に新たなジュゴンストーリーを」も始めました。
その1
その2

5月末の防衛省、環境省交渉に向けてこれらを一つの動画にまとめてキャンペーンを広げます。

昨年11月防衛省交渉

沖縄防衛局の埋め立て変更申請について、沖縄県の内容審査も最終段階です。
沖縄県はすでに第2次回答を受け取っています。
5月下旬には県知事の不承認が予想されます。
沖縄戦の遺骨が埋まっている南部戦跡の土地を、辺野古新基地建設の埋め立てに使うことなど許してはなりません。
国内外に環境・平和・人権の闘う輪が広がってきています。
設計変更不承認を通じて、来年1月の名護市長選挙に勝利しましょう。
(付記)
琉球新報4月22日「国に3度目質問状 辺野古設計変更、最終判断は来月以降」