ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

田中沖縄防衛局長(前)の更迭は当然です。辺野古の環境アセスのやり直しを求めます。

2011年11月30日 | ジュゴンブログ
 辺野古の環境アセス評価書を沖縄県に年内提示するのか
との記者の質問に
「犯す前にこれから犯しますよと言いますか」と、
うそぶいた田中沖縄防衛局長が更迭されました。


 この沖縄差別発言には、当然の処分です。
 辺野古への新基地建設を強引に進める政府の意図を
あからさまに語ったから処分されたのです。
もっとうまく記者懇談会でマスコミを取り込めよと。
だから、トカゲの尻尾きりなのです。

野田首相は通り一遍の謝罪をしましたが、
辺野古アセス評価書の年内提示は行うとしています。

米国防総省も日本政府に、
パネッタ国防長官と一川防衛大臣の約束の履行、
日本政府は必要な措置をとり、移設を推進することを求めています。

新基地建設のための環境アセス評価書の年内提示を焦っているのです。

野田首相は「誠心誠意が徹底していなかった」と言っています。

反省などしていません。

年内提示するという環境アセス評価書には
「誠心誠意」の一かけらもないからです。


今、那覇地方裁判所では
辺野古アセスやり直し裁判が行われています。
沖縄防衛局の環境アセスの非科学性、違法性が争われています。

新基地建設による海の生物や沖縄県民には影響がないという
沖縄防衛局の非科学的な調査のやり直しを求めています。
1月、2月には集中審理が行われ、結審が間近です。


書ききれないほどの問題点が山積みです。

ジュゴンの最大のえさ場である辺野古にジュゴンがいない?

戦闘機を洗浄する給水や、
グアム移転マスタープラン変更で残る司令部の家族人数の増加が、
沖縄の夏の水不足、水がめに大きな影響を与えないか? 

米海兵隊がオスプレイの安全性や騒音調査を来春提出の予定だが、
なぜ沖縄防衛局は環境影響調査をしないのか?

 などなど。

SDCCが11月24日、28日に取り組んだ政府交渉も参考にしてください。

日本の国土の0.6%に過ぎない沖縄に、
米軍占有施設(面積)の4分の3、
在日米兵の約7割が集中する、
基地の島沖縄。

普天間基地の即時閉鎖・撤去を求めます。

新基地建設のための環境影響評価書の年内提示を断念させましょう。
環境アセスやり直しを求めましょう。

 ジュゴンの保護者より