つむじ風

世の中のこと、あれこれ。
見たこと、聞いたこと、思ったこと。

歴代農水大臣

2008年09月27日 13時38分22秒 | Weblog
 石破さん、国家防衛の重要さを力説しておりましたが、何故か農林水産省の大臣になって
しまいました。で、農水省と言えば、只今渦中の組織です。現在の農水省が抱える問題を、
国民が納得するようなかたちで、ここで一気に改革していただきたい所ですが、それには、
かなりの「改革」と「実行」のパワーを要します。
しかし、今までの石破さんの対応振りから言って、「解決」はかなり難しいのではと思います。
豹変して「攻めの石破」になれば別ですが、何せ「守りの石破」ですからね。
元銀行員の世襲軍事オタク大臣としては、何となく時間を掛けて、責任の所在もうやむやに
してしまう方向でしょうか。戦術でいうと、やはり「煙幕」ですかね。

 過去、5年間に農林水産省の大臣になった方々は以下の通り。
 大島 理森/金銭疑惑で引責辞任
 島村 宣伸/郵政解散に抗議して罷免
 松岡 利勝/経費疑惑で自殺
 赤城 徳彦/事務所費疑惑で更迭
 遠藤 武彦/補助金不正受給で辞任
 太田 誠一/汚染米不正転売で引責辞任

 平均すると1年待たずに辞任するという希に見る(○壺みたいな)組織です。
どうしてこう、おかしな奴ばかり出て来るのだろうと、誰もが思いますね。
ここに名前を連ねる訳ですから、それはもう大変なモンですよ。

おぼろ月

2008年09月25日 17時12分09秒 | Weblog

 日々、秋らしくなってきましたこの頃ですが、皆様、お元気でお過ごしでしょうか。
夜空を見上げる機会もめったに無いのですが、ふと見ると、こんな月が。
これ「おぼろ月」?、ところで「おぼろ」って何でしょう?


ネットで「おぼろ月とは」で検索すると、和菓子や、バームクーヘン、竹細工からお米や昆布まで
何でも出て来るのですが、肝心の意味がなかなか見つかりません。
 仕方なく、すっかり黄ばんだ「広辞苑(第二版)」を紐解いてみました。考えてみれば辞書を見る
など10年振りかもしれません。
 ・・・むむ、(自分で描いたのにナンですが)確かにこれは「おぼろ月」でした。
それと同時に、昔から「おぼろ饅頭、おぼろ昆布、おぼろ豆腐」なんてものがあるんですね。
道理で、ネットで検索するとゾロゾロ出て来るはずです。
権威ある辞書にも出てくる高名な「日本文化」というブランドでした。
 日本文化と言えば「お米の文化」でもあるのですが、最近、こちらの方は旧態然の官僚組織
(又は硬直形骸化した官僚組織)の農水省と、悪徳米穀問屋によって、すっかり地に落ちてしま
ましたけどね。


秋ですね

2008年09月22日 21時09分23秒 | Weblog

 皆様、お元気でお過ごしでしょうか。
ここの所、気温も急に下がって、すっかり秋の気配充分です。総裁選(茶番劇と言う方もおりますが)
も終わり、当然のことのように麻生さんが選ばれました。他の方々は盛り立て役でしたか?党員で
もないので、この事に関しては手も足も出ませんが。
巷では、食品の問題、医療の問題、年金の問題等々、問題山積。しかしながら、そんなことは何処
吹く風、政府与党は選挙対策で何かとお忙しいようですね。


 しかし、世襲議員はこりごりなのですが、いやまたですね。個人的にはこの際ですから秘かに
小池さんに期待しているのですが。いや、人物が立派だとか、器が何だとか評価じみたことは考
えておりません。他に適確と思われる方が居ないからという単純な理由です。
 しかし、おじさん達は簡単に「ウン」とは言わないでしょうね。化石のような方でも「ウン」と言って
いただかないと協力も得られず、手足をもぎ取られて柿のタネのようになっては、いくら頑張っても
これまた最初から前途多難となってしまいます。困ったモンです、ハイ。
 秋も寂しいのですが、こちらの方(党)の人材も滅法寂しい限りです。


風評被害

2008年09月20日 13時12分49秒 | Weblog

 名前を公開されたことで怒りの声を上げている方々、是非その怒りを自分自身へ向け
て欲しい。自分は「知らなかった」からと言って何も責任がないというのは何処かのお役
所と同じことになる。製品・商品を真っ当な値段で買って食べてしまったお客の立場を考
えて欲しい。勿論、「知らなかった」騙された方々に「偽装」という罪を犯したとは誰も思っ
ていない。しかし、ここで名前を伏せて作り続けることは今回の偽装詐欺事件を引き起こ
した「深い霧と闇に包まれた組織、業界」を保護することになるのではないか。
 結局、何も解決されず、誰も責任を取らないとしたら同じことが繰り返されるのは目に見
えている。「怒りの声を上げている方々」は、このような組織、業界と今後も取引を続けた
いのであれば話しは別だが、そうでなければ、この期を境にしてキッパリ決別すべきと考
える。仕入れ先を告訴することは、簡単ではない。しかし、必要とあれば損害賠償請求も
考えるべきである。
 ここは商機だ!
 酒や菓子などの製造業者の中には、「風評被害」を心配する方々も居るようだが、問題
は「風評」ではなく、事の真相を公表しない隠蔽体質、臭い物にはフタ、事なかれ主義に
あるのだと考えていただきたい。汚染米の仕入れ先名、汚染米が混入した製品・商品名、
その回収状況、処分方法、今後の対策(仕入方法など改善策)などを公表して、一刻も早
く「安全宣言」をすべきである。
そうすることが疑惑を早く解消する近道であり、最善の策である。


農水省の犯罪

2008年09月19日 23時35分14秒 | Weblog

 およそ10年に渡って見過ごしてきたことは「過失」とは言い難い。むしろ限りなく「故意」
に近いと見なしても、当の農水省以外に不服とするものはいないであろう。またこのことで、
社会に与えた不安、疑惑、不信感は非常に大きく、損害も甚大である。更に、国民の主食
である米の管理を怠り、汚染された米を高値で買わせて10年の長きに渡り食わせ続けた
罪は、大罪に値する。よって、

  厚生労働省 医薬食品局 食品安全部 は農水省を
 告発すべし。
ナニ、同じムジナだからヤなの?、それとも
 縦割りだからできねぇ?

 所で、この件の立役者2人は、本日辞意を表明した。「責任を取って」との会見だったが、
実のところ何の責任も取っていない。特に大臣は、24日になれば自動的に解散となる内閣
の閣僚である。土日祭日を挟んで5日早く辞任することで何を目論んでいるのか判らない。
元々、理解しがたい方だから別に驚きもしないけれど、どうせなら「おれは大臣には向いて
いない」或いは「大臣になったのは間違いだった」とはっきり言えばいいのに。


プレミア品献上

2008年09月17日 07時55分30秒 | Weblog

 回収したモノは全て、農水省に献上すべし。
 事件発覚から10日、製品・商品の回収も進んだと思われるが、ここで1つご提案
申し上げたい。


 製品・商品の値を下げても売れないだろう。そのまま倉庫に置いておいても場所を
取るばかりで意味がない。処分するにも費用が掛かる。ということであれば、この際
は「献上」ということも考えても良いのではないだろうか。相手は「農水省」なので使途
不明金、使途秘匿金ではない。「献上」は税務上「交際費」に相当すると思われるが、
いかがなものか。これで、少しは損失も軽減できるのでは、と考えるのだが。

 いや、「交際費」なんて贅沢、と思われる方は物納という方法はいかがなものだろう
か。税金を現物で納入する方法である。製造原価で物納するのは悪くないと思うが。
何せ、10年この方この商品・製品で税金を徴収してきた訳だから、この際は税務署も
きっと理解してくれるに相違ない。この方法であれば、かなり助かるはずだ。

 いや、ひょっとしたら農水省にお買い上げいただけるかもしれない。なにせ、製品・商
品は人体にも健康にも全く問題ないし、それを保証してくれる訳だから、むしろプレミア
商品として高値で買って貰える可能性もある。特に、大臣、事務次官は大口顧客になる
可能性が高い。いやいや、もっと上の総理や官房長官もいけるかもしれない。
各種殺虫剤入り、カビ米も購入・かつ販売する農水省だから、プレミア商品なら、喜んで
お買い求めいただけるはずである。今回影響を受けた企業の方々、政治献金なんて生
臭いこと言わずに是非本提案をご検討されたし。


お役所 農水省

2008年09月16日 11時09分22秒 | Weblog

 そんなに安全だと言うのなら、農水省で買い上げて職員が食え!!
太田誠一/農林水産省大臣
白須敏朗/農林水産省事務次官


 11日の会見は、最初、「どこの業者の言い訳か」と思ったら、農水省事務次官の会見だった
のです。何かにつけて「自分達に非は無い」ことの説明ばかりに終始、「国民の主食」を統括
管理する組織の発言としては「何か勘違い」しているのでは、と思えるくらいの責任感の無さ
でした。旧水産の出ですから、農林には弱い?いや、どれでも同じでしょう。なぜこのような方
が長年この仕事に携わって来た事務次官なのか理解に苦しむところです。思うに、農林水産
省は相当居心地の良いところなのでしょうね。大臣に至っては、誰かに書かせた原稿を読み
上げるのが精一杯で、大臣としての判断、決断がまったくありませんでしたね。まあ下品なお
笑いタレントのような方ですから、そんなレベルを期待するのが間違いなのですが。しかし、こ
のような方が何故議員(大臣)なのでしょうね。不思議です。
 さらに「調査権が無い」と何度も言い訳しているのですが、国家という「虎の威」を借りて仕事
をしているのに?それ以上の何があるというのでしょう。ISO14001導入の一般企業でさえ、自
分達が出したゴミの行方を最後まで確認するトレーサビリティ検証の義務があるのですよ。
しかも、費用を出して第三者の鑑査を受けているのです。農水省の言い分は、このネット時代
にあって時代錯誤も甚だしく、全く「バカな話し」としか言い様がありません。単にやる気がなく、
怠慢なだけなんですけどね。農水省ならずとも、事故米を買うことぐらいは、誰でも出来ます。
自分達の責任回避にのみ知恵を絞り、問題を解決することができないなら、サッサと解体整理
して欲しいものです。これ以上誰も困ることはありませんので。


日本の主食は米だった

2008年09月15日 01時01分25秒 | Weblog
 今回の「汚染米転売事件」で、「日本の主食は米」であることを図らずも深く再認識すること
になりました。米として、味噌、醤油として、お酒として、お菓子として、、。その裾広がりは果
てしなく続くのでありました。米に関して、行政関係では勿論、農林水産省が統括責任組織
です。その下部関連組織に以下のような団体があります。
・日本穀物検定協会(財団法人)
・全国食糧保管協会(社団法人)
・全国コメ価格センター(財団法人)
・米穀安定供給確保支援機構(社団法人)
・全国米穀販売事業共済協同組合
・全国主食集荷協同組合連合会

 これらの団体は今回の事件に対してどのように考えているのでしょうか。新聞、TVニュース
などでは、とんとお目に掛かりません。好きなものを好きなようにブレンドする米屋、飛ばし屋
のような仲介業者、国民の主食だというのに、この倫理観の欠如。自分達には無関係なこと
とお考えでしょうか。今回の事件で、国民は「米屋」に対して、或いはその流通組織に対して
大変な不信感を持った訳ですが、ホームページを拝見したところ、一言のコメントもありません
でした。農水省へリンクを張っているのがせいぜいで、自らの意志は感じられません。
 まあ、全て農水省の天下り先のようなものですから、当然といえばそれまでのことですが。
それにしても、その組織は何の仕事をしてるのでしょう。
消費税を上げる算段よりも、仕事をしない組織を整理する方が先決ですが、しかし、現政権に
は出来そうもありませんね。同じ穴のムジナですから。

例のモノその2

2008年09月14日 04時23分07秒 | Weblog

 前項のメタミドホスやアセタミプリドは、人間が合成して作ったものですが、アフラトキシン
B1はちょっと事情が異なります。「自然界に存在する最強の発癌物質(肝臓癌)」と言われ
ているモノだそうです。カビによって生成される毒素です。よく知られている発癌物質のダイ
オキシンと比べてもその毒性は10倍以上とされています。
 輸入物の「はと麦、ピスタチオナッツ、雑豆、ナツメグ」などから度々基準値を超えたものが
検出されるらしいです。これがまた厄介なことに耐熱が250度以上あり、簡単には解毒しま
せん。適切な化学的或いは物理的処理が適用困難とされている代物なのです。
また、DNAや染色体に直接影響を与える「環境ホルモン」のような効果(?)もあるとされて
います。さすが、最強と言われるだけのことはあります。
 カビなので梱包や保存状態によっても発生の度合いが異なると思われますが、大量摂取
すると肝臓障害で死亡するらしいです。
 このような米ですが、目視でカビた部分を取り、再度精米したくらいで除去できるものなの
でしょうか。ましてや、このような米を正規米に1割程度混ぜたというのです。
相手はカビですよ。日本の夏は高温多湿、さらに購入してもすぐには消費されません。正規
米までカビが拡散する可能性があると考えるのは素人の考えでしょうか。

 食品の安全基準についてのことですが、ちなみに、メタミドホスは農薬ですから、食品衛生
法による「残留農薬基準」が適用され、その残留濃度は現行0.01ppm以下とされています。
これは米の場合であって、他の食品では基準が異なります。
アセタミプリドも農薬です。ところが、これには米の基準がありません。大麦、ライ麦の基準を
借りれば0.2ppmとなりますが、つまり米に残留するとは想定していないのです。
そしてアフラトキシンB1については農薬ではないため、その方面に基準はありません。
日本では1971年に食品衛生法によって10μg/kg以下と設定されました。
食品衛生法では「耐容摂取量」と言って、取り続けても問題がない量の設定がありますが、
アフラトキシンB1については「設定なし」です。
つまり人体は耐えられないので「食っちゃいかん」ということですかね。
 ちなみに、国産品ではメタミドホスもアセタミプリドもアフラトキシンB1も基準値を超えて検出
されたことはないのだそうです。
 しかし、よくもまあそんな米を、、、絶句です。

例のモノその1

2008年09月13日 00時39分29秒 | Weblog

三笠フーズ株式会社が販売した汚染米の例のモノ、ご紹介します。

 皆様ご存じのメタミドホスです。これは、中国からの輸入「冷凍ギョウザ」で、すっかり有名に
なりましたね。あれと同じものです。用途としては農薬・殺虫剤です。毒性があまりに強いため
日本では農薬として登録されていない(つまり、使用禁止されている)のですが、中国、アメリ
カ、南米、オーストラリアなどでは使用されているらしいです。人が摂取したときの障害は既に
実証済みですが、脳内の神経伝達物質を分解する物質の活性を阻害する結果、神経生理機
能に障害を与えるとされています。劇物ですね。

 あまり聞き慣れないのがアセタミプリド。これもやはり農薬・殺虫剤として中国、台湾、フィリピ
ン、ブラジルなどで広いく使われているものらしいです。勿論、医薬用外劇物です。メタミドホス
は「有機リン系」ですが、アセタミプリドは「ネオニコチノイド系」と呼ばれているもので、性質が異
なります。メタミドホスが効かない虫に対してアセタミプリドを使うらしいです。
脳内の神経伝達物質の興奮と伝達の遮断を引き起こして殺虫するので、神経生理機能に障害
を与えるのはメタミドホスと同じですね。これも劣らぬ劇物です。

 農産物に寄生する虫を駆除するために使用しますが、同時に農産物も汚染してしまいます。
本来、使いたくないものですが、虫によって収穫高が下がるのを防ぐため(=生産高を上げるた
め)使用しています。従って虫を適度に駆除して且つ、残留濃度を最小にする微妙なコントロー
ルが必要なのです。しかし、そんなことにはお構いなしに、無頓着にたっぷりと繰り返し散布した
結果、形の揃った虫も寄らない農作物が出来上がる訳ですね。これをセッセと買ってくれる国が
日本です。