つむじ風

世の中のこと、あれこれ。
見たこと、聞いたこと、思ったこと。

事の発端

2008年07月31日 13時00分34秒 | Weblog

 久々に実録を元にしたドキュメンタリーを見ました。07/30、NHK総合の「たったひとりの
反乱」です。雪印食品(株)の牛肉偽装事件は記憶にありますが、その背景にこのような
ドラマがあったとは知りませんでした。この年、2002年を日本の偽装告発元年としたいく
らいです。
 何事も最初はとても勇気のいることです。告発した西宮冷蔵(株)の社長の気持ちは計
り知れません。告発は大きなリスクを伴います。会社が潰れる、職を失う、解雇される等々
いじめの只中に入るようなものです。或いは、「村八分」的な状況も考えられます。組織の
力が強いので、なかなか抗し切れるものではありません。
 でも、日本にもこんな人が居たのだと思うと、ホッとすると同時に、まんざら捨てたもので
もないじゃないか、と思うのです。これを黙認し、得意の「見て見ぬふり」をするのは「偽装」
にフタをするようなものであって、消費者は、訳の判らぬものを食べ続けることになるのは
明白です。そうした中、苦難を乗り越えて西宮冷蔵(株)が再建され、企業活動を開始でき
たことは、本当に嬉しい限りです。
 しかし、お役所の裁量の無さには今更ながらガックリです。四角四面というか、前例のあ
ることは中身に関係なく実行し、前例のないことは、その内容がいかに立派なことであって
も聞く耳持たず、これがお役所というものですね。自分たちの天下りは「前例」があるから、
例え談合の温床になろうと、贈賄が起きようと、とにかく人が何を言おうとやめない。
この開き直りは、要するに「偽善」と同じです。
 それにしても、食品の偽装はその後6年も経過しているにもかかわらず、相変わらず続い
ております。食品業界の体質と言われても疑う余地のない状況です。牛も豚も鶏も、果ては
ウナギからアンコウまで。

コメント (2)
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偽装と税収

2008年07月22日 20時27分17秒 | Weblog

 今時、偽装発覚は珍しくもないのですが、何故いつまでもこのようなことが続くので
しょうか。地方自治体は何を監督しているのか、などと思っている方も多いでしょう。
しかし、よく考えてみると地方自治体にとって、地元企業は税収源であり、少しでも
稼いでほしいのが本音
でしょう。
企業が倒産すると、当然法人税収が減り、雇用の機会も減少して失業率が悪化する。
仕事が無くなれば人も出て行く。そんなわけで、地方自治体にとって、何も良いことは
ないと思っているのです。

 このような立場にあるため、「管理・監督」など、とても出来ないというのが現状と思わ
れます。内部告発があっても腰が上がらない、出来ればそんな話しはうやむやの内に
消えて無くなれば良いと思っています。やっと重い腰を上げるのかと思えば、当の企業
へ「その旨」連絡するのです。
当然、検査や査察も事前に通知し、準備万端整ったところでの検査・査察となるのです。
準備万端整ってなくても構いません。最初から、「違法な行為」を見つけようなどと思って
もいないのですから、いつまで経っても偽装が続くのは当然のことだと言えるでしょう。
要するに、税収が欲しいだけであって、何をして稼いだか、なんて知りたくもないのです。
結局、偽装に関して、地方自治体は何の役割も責任も果たしておりませんね。

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北から南まで

2008年07月19日 10時01分00秒 | Weblog

北海道「雪印牛肉偽装」雪印食品株式会社/社長 岩瀬 弘士郎
北海道「白い恋人」石屋製菓株式会社/社長 石水 勲
北海道「牛ミンチ」ミートホープ株式会社/社長 田中 稔
秋田「比内地鳥偽装」株式会社比内鳥/社長 藤原 誠一
東京「賞味期限不正表示」株式会社不二家/社長 藤井 林太郎
静岡「うなぎ産地偽装」有限会社山政/社長 久保田 政明
静岡「うなぎ産地偽装」マルニうなぎ加工株式会社/社長 大石 好一
岐阜「飛騨牛偽装」株式会社丸明/社長 吉田 明一
三重「赤福」株式会社赤福/社長 濱田 典保
大阪「船場吉兆」株式会社船場吉兆/社長 湯木 正徳
大阪「三輪そうめん」ライスグローサリータカハシ/社長 高橋 浩幸
大阪「うなぎ蒲焼き産地偽装」株式会社魚秀/社長 中谷 彰宏
神戸「うなぎ産地偽装」神港魚類株式会社/社長 野沢 三郎
鹿児島「宮崎地鶏ブランド偽装」株式会社山形屋/社長 岩元 修士

 いやぁ、北から南までまがい物大流行です。
とても人(韓国人や中国人)のことをあれこれ、偉そうに言えたものではありません。
多くの場合が、「高く売れるから」とか「容易に判らないから」とかで、より利益を増すために
行っていることです。決して、「勿体ない」などという、そんな高尚なものではありません。
自分さえ良ければ、他人(消費者)はどうでもよい、たとえ下痢しようと、食中毒になろうと、
癌になろうと知ったことではないという立場です。
これが日本人の「基本的な思考パターン」なんですかね。

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京都での約束

2008年07月18日 10時53分21秒 | Weblog

 1997年、日本は1990年の炭酸ガス排出量(11億4千万トン)
を基準にして6%削減することを世界に約束いたしました。
 約束の期間は2008年~2012年です。
誰でも名前ぐらいは知っている、あの「京都議定書」です。

 既に最初の年度に差し掛かっている訳ですが、途中経過として
2005年の排出量データがあります。そのデータによれば、何と
12億9千万トンで削減どころか13%も増加しているのです。
 データの信憑性は別にして、「6%削減」の根拠が疑われます。
 政府は、ただ数字を掲げれば国民は努力実行すると思っている
ようですが、現状、何の努力もしない政府に同調協力するとは思え
ませんね。
 この数字を見る限り、国民は「知らんぷり」を決め込んでいます。
5年後、約束した当事者は去り、新顔が「誰がこんな約束を」と、
開き直っているのが目に浮かんで来ますね。
 或いはすっかり忘れて「そんな約束、したっけ?」、でしょうか。
とにかく何でもすぐに忘れてしまう国民ですから。

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知らぬが仏?

2008年07月16日 19時57分34秒 | Weblog

 「2050年までに世界全体の温室効果ガス排出量の少なくとも50%の削減を
達成する目標というビジョンを、国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)のすべて
の締約国と共有し、かつ、この目標をUNFCCCの下での交渉において、これら
諸国と共に検討し、採択することを求める」

 これ、早い話が何なんですか?

 実は、これG8サミットの環境に関する「首脳宣言」なんだそうですよ。
でも、申し訳ないけど、こんな調子で2050年まで現状放置が続けば、我らが
地球号は回復不能な状況に陥るのではと、少なからず心配ですよね。
 何しろ現状では、世界全体で毎年271億トン(CO2)も排出して
いるらしいの
です。(2005年レベル)
 271億トンと言ってもピンと来ませんが、とにかく膨大と言うより他ありません。
慈悲深い母なる地球の堪忍袋の緒が切れないように、
ただただ、祈るばかりです。

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Blogというもの

2008年07月15日 12時01分05秒 | Weblog
 私事ですが、実のところBlogはもう何回も失敗しています。
最初は「カメラの話し」でしたが、7回ほどでネタ切れ。
次に挑戦したのは「器物損壊」についてでした。これは最悪で、
回を重ねる毎に、世の中の事件もエスカレートしてしまい、
だんだんと気分が悪くなってしまいました。
そして、ついには秋葉原の事件です。
別に私の記事が何か影響した等と言うことではありませんが、
どうも乗れませんでした。
次に臨んだのは「保険屋さんの話し」です。
自分の体験によるものですが、厳しく行こうと思って気負って書き
ましたが、これまた途中で筆が折れてしまいました。
せっかく、ご意見も頂戴したのに、、。 
そんな訳で、Blogは書けそうでなかなか書けないものだということが
わかりましたね。 
所詮、自己満足と言えばそれまでのことですが、何だかんだと
続けている方々には、本当に敬服するより他ありません。
 で、かく言う私は、すっかり開き直ってしまいました。
 「格好良く」とか「立派に」とか、「鋭く」とか、そのようなことはやめ
にして、黙々と只々「徒然なるままに」書いてみることにしたのです。
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ついに夏が!

2008年07月14日 18時20分22秒 | Weblog

 30度を超えて、ついに今年も夏がやってきましたね。
ん~、、暑い
不思議なもので、つい先日の梅雨空に咲いていた「紫陽花」が、
なんとも懐かしくさえ思えてくるではありませんか。
と言うより、梅雨時にも関わらず一服の清涼感さえ感じられます。
そう思うのは私だけではないでしょう。

 ちょっとそこの方、 まあ涼んでいってくだされ。

   それにしても、この東京の暑さは、
  たまらんな~、まったく。

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