つむじ風

世の中のこと、あれこれ。
見たこと、聞いたこと、思ったこと。

シオニズム

2009年01月15日 15時46分23秒 | Weblog
 世界を見ると、いつもどこかで悲劇的なことが起こっている。現状のイスラエル
とパレスチナのことは、その典型かもしれない。どちらに味方する訳でもないし、
正しいとか、誤りだとかいうつもりもない。しかし、矛盾を感じることは禁じ得ない。

 何故かと言えば、イスラエル人1人の死亡に対してパレスチナ人100人が亡くな
っているからである。それも天災や事故ではなくて、完全に人為的に。
 そもそも国家が行う行為は「その罪を問わない」という不文律自体がおかしな話
だと思うのだが、今回も、例え五百人殺しても千人殺しても、ご多分にもれず誰も
「殺人罪」に問われないのである。

 本来、ハマスがロケット弾を飛ばして、数人のケガ人や死亡者が出たとしても、
それは「地域紛争」なのだから、当然あり得ること。この機に乗じて過激な行為に
出る急進派はどこにでも居るのである。そのような輩は、地道に犯罪者として捜
査追求すればよいことなのではないだろうか。それを100倍にして無差別に殺人
行為を繰り返すのは異常としか思えない。

 平和ボケの日本でも、希にロケット弾が飛ぶことがある。運悪くこのロケット弾
に当たってしまったとしても、そのために過激派もろとも100人を無差別に殺傷す
るなどということはあり得ない。
 日本の花火大会も希に事故が起きて死傷者が出ることがある。ハマスのロケ
ット弾は、単に注意を引くためのこの花火大会と大差ないのではないだろうか。
それに対してイスラエルが行う植民政策、壁建設、無差別空爆などを見る限り、
この「地域紛争」を解決しようなどという意図は汲み取れない。むしろ、この機に
乗じて領土拡大を狙っているとしか思えない。そして、現在行われている空爆や
攻撃は、国家間の戦争などというものではなく、単なる弱い者イジメにしか見え
てこないのである。また、このような行為を正当化し、影で支えているのがアメリ
カである。そして「触らぬ神にたたり無し」か「馬の耳に念仏」か、知らんぷりを決
め込んでいるのが日本なのだから、何とも言いようがない。

 昔から戦争は矛盾だらけで苦汁をなめるのは庶民だけと相場は決まっているが、
このような紛争は、人の命も含めて、ありとあらゆる資源を浪費、消耗するだけで
ある。この不況の中、喜んでいるはアメリカの軍事産業くらいのものだろう。

 背景には、独自の宗教観に支えられた人種差別があるとも言われている。かつ
て、世界をさまよっていた「流浪の民」は、その苦しみを知っているはずなのに。
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通信簿

2009年01月05日 09時08分22秒 | Weblog

 このBlog Siteには「通信簿」なるものがあります。以前にも一度やってみましたが、
2009年明け、ここは「おみくじ」と思ってやってみました。
この通信簿の面白いところは、いろいろあります。文章から性別、年齢も判定されま
す。どのようなアルゴリズムなのか知るよしもありませんが、なかなか鋭いですね。
さらに、評価の数字がビミョーに揺れていること(手作り感?)です。凝ってますよね。


 さらに、通信欄では、チクリチクリと言いたいことを言ってくれますよ。
気楽度2・・・確かにそうかも。自分で読んでも「気楽」な話題とは思えない。
影響度2・・・意外に厳しい。この程度では何の影響もないということか。
 昨年7月に作成した通信簿では「経営コンサルタント」だったのですが、今回
は「経済評論家」に変わりました。余計なお世話なんですが、しかしComputer
の解答とは思えませんね。
一瞬にしてこのような評価が出るのですから、考え
てみれば世の中激変です。皆さんも1度くらいお試しあれ。

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年間CO2排出量(続)

2009年01月04日 10時12分59秒 | Weblog

 日本の人口が増えている訳でもないのに世帯数が増えることには、矛盾を感じる方も居るかも
知れませんが、実際には世帯の構成人数が徐々に減少しており、その分として世帯数が増える
結果となっているのです。総務省の国勢調査結果ですから、まあ正しいと考えて良いでしょう。

 ところで、2006年の世帯当たり5.3(t)は正しいか。これもまた、やってみて判ることですが、ほぼ
正しいと思われます。我が家は2008年、3.2(t)でしたが、この結果を得るには、それなりの努力が
必要でした。再生可能な紙類は全て分別しております。プラスチック類は全て近くのスーパーへ返
却、野菜果物のクズは全て土に戻すという徹底振りです。それでも年3トンを超過しました。3トンを
切ることは簡単ではありませんね。3トンとは法外な、と思うかも知れませんが、そこは毎日のこと
知らないうちに「塵も積もれば」このような結果になるようです。ここからは提言なのですが、
1.勿論、徹底したリサイクルと省エネはこれからも不可欠。
 特別なことをしなくても5.3トンは、3.2トンまで下げることが可能です。
 こうすることで、日本の年間CO2総排出量の10%を削減できるのです。
2.これからは核家族をやめにして、大家族制に移行しましょう。
 世帯数を減らすことで、全ての消費材、熱効率を改善することができます。
3.何としても緑を増やしましょう。大家族制に移行すれば、土地も余ります。
 都会にもたくさん木々を植えて、せっせと森林面積を増やしましょう。
4.一般家庭のCO2増加を押し上げている「石油、LPガス、ガソリン」の代替 を開発すること。
 例えば、「原子力発電機」を一家に一台とか。
でもでも、このようなことが判っていても実現はかなり難しいでしょうね。経済活動に及ぼす影響は
図り知れないものがあります。つまりは、今まで世界が目標としてきた「消費型社会」を辞めねば
なりませんね。かと言って、この先「消費型社会」を続けていくのも困難が待っています。CO2の増
減には諸説あるのですが、人間の活動によって地球規模で増加の一途をたどっていることは否定
できません。その結果、一体何が起きることになるのか想像することすら難しいのが現状です。
皆様、いかがお考えですか。

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年間CO2排出量

2009年01月03日 12時00分58秒 | Weblog

 正月早々、ガスの話で恐縮ではありますが、昨年1月以来我が家では炭酸ガス排出量を測定
しておりました。その結果がまとまりましたので、ここで開示したいと思います。我が家は、世間
一般の家庭と比べればかなり省エネで暮らしております、と自負しております。省エネ、脱CO2
は「言うのは簡単」なのでありますが、実力はいかに、ということで測定開始となりました。結果
によれば東京の場合、1月から測定開始すると、凡そ7ヶ月で結果が見えて来ます。7月が丁度
折り返しとなり後半となるからです。で、我が家の年間の二酸化炭素排出量は3.2(t)でした。


 CO2の算出方法には、いくつか基準があるのですが、ここでは一般家庭で排出されるものを基
準とします。2006年のデータですが、一般家庭のCO2排出量は5.3(t)でした。この年の世帯数
は51,102,005世帯ですから排出量は2.7億トンとなります。これは日本のCO2総排出量12.7億トン
に対して21%に相当します。5.3(t)と比べると、さすがに我が家の3.2(t)は少ないのですが、この
差の2.1(t)は年間で1億トンに達することを考えれば、これはとんでもないことなのかもしれません
ね。
 2008年、日本の世帯数は核家族化(?)がさらに進んで52,324,877世帯と増えております。
しかし、さほど変わらないのが1世帯当たりのCO2排出量です。ですから、政府の思惑とは裏腹に
世帯数が増えるだけ総排出量は僅かながら増加の一途をたどっているのが現状です。(続)

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