内田康夫/文春文庫(上、下)
上下とも2012年11月10日初版。横軸に地理的要素を、縦軸に時間的要素を配置して、何ともスケールの大きい壮大なサスペンスだった。確かに力作である。いつものように浅見さんは活躍するのだけれど、淡路の歴史的奥深さを改めて感じた次第。以前に淡路まで旅行したことがあり、それを思い出しながら旅行気分で楽しく読んだ。「おがみ屋」の話や「太陽の道」のこと、例えそれが小説であっても「旅と歴史」のファンにとっては充分に興味深い要素である。
この作品は浅見光彦シリーズの中でも島シリーズの中の一冊。著者が言うように島シリーズは力作揃いらしい。ちょっと調べてみたが、浅見光彦シリーズは100冊を優に超える作品群になっているらしく、しかも未だ止まる所を知らないというから驚く。勿論、これだけ書けばなかには不調な作品も出てくるかもしれないが、それにしても膨大な作品群になったものだと思う。今までに浅見光彦シリーズ以外も含めて16冊ほど読んでいるが、それはほんの一部に過ぎないようだ。
傾向として、主人公は浅見光彦なのだが脇に必ず美人の女性が現れることになっている。それが無いと警官やら被疑者やらむさ苦しい奴ばかりになってしまうので、その辺でバランスを取っているらしい。しかし、いつも接近するものの事件の解決とともに終わってしまう。これは内田康夫という人間の一種の「男と女はかく在るべき」というポリシーなのだろうか。・・・解からん。浅見さんの車はTOYOTAのソアラだが、カメラは何を使っているのかな。携帯は今回どうやらDocomoに決めたらしい。
上下とも2012年11月10日初版。横軸に地理的要素を、縦軸に時間的要素を配置して、何ともスケールの大きい壮大なサスペンスだった。確かに力作である。いつものように浅見さんは活躍するのだけれど、淡路の歴史的奥深さを改めて感じた次第。以前に淡路まで旅行したことがあり、それを思い出しながら旅行気分で楽しく読んだ。「おがみ屋」の話や「太陽の道」のこと、例えそれが小説であっても「旅と歴史」のファンにとっては充分に興味深い要素である。
この作品は浅見光彦シリーズの中でも島シリーズの中の一冊。著者が言うように島シリーズは力作揃いらしい。ちょっと調べてみたが、浅見光彦シリーズは100冊を優に超える作品群になっているらしく、しかも未だ止まる所を知らないというから驚く。勿論、これだけ書けばなかには不調な作品も出てくるかもしれないが、それにしても膨大な作品群になったものだと思う。今までに浅見光彦シリーズ以外も含めて16冊ほど読んでいるが、それはほんの一部に過ぎないようだ。
傾向として、主人公は浅見光彦なのだが脇に必ず美人の女性が現れることになっている。それが無いと警官やら被疑者やらむさ苦しい奴ばかりになってしまうので、その辺でバランスを取っているらしい。しかし、いつも接近するものの事件の解決とともに終わってしまう。これは内田康夫という人間の一種の「男と女はかく在るべき」というポリシーなのだろうか。・・・解からん。浅見さんの車はTOYOTAのソアラだが、カメラは何を使っているのかな。携帯は今回どうやらDocomoに決めたらしい。