ポチの女房

専業主婦のつぶやき

おひさま 雑感

2011-10-02 22:02:56 | おひさま
『おひさま』が描きたかったことって、普通の女性の人生だったのでしょう。
何かを成し遂げることもなく、ただ平凡な人生。それを幸せということなのでしょう。

出だしは、ヒロインの母の早すぎる死から始まるこのドラマ。
どうしても同じ脚本家である岡田さんが書かれた『ちゅらさん』と比べてしまいます。こちらも、小浜島にやってきた和也の死から始まります。その弟である文也と再会し、結婚するヒロイン恵里。前半は、とても面白く一日に何度も見ていました。が、結婚して、恵里が胃がんになるあたりには、ちょっと?と思いました。

『おひさま』に、話を戻しますと、ヒロイン・井上真央さんであり、脚本・岡田惠和さんということで期待が大!でした。
ドラマが始まりますと、期待にそって、毎回涙したり、クスリとさせたりで、はまり込んでいきました。
陽子と一緒に生きている気分でした。ただ現代の場面というのは、必要なのかという疑問は終始ありました。現代で元気でいると確かに安心できます。しかし、予想がつかないのがドラマのおもしろみでもあると思うのです。新しい試みだったのでしょうが、賛否は分かれたのではないかと思います。

子役時代のタケオが、お気に入りでした。なんともいえない表情に心を奪われてしまいました。
女学校時代、白紙同盟は、女子にとって共感できる部分が多かったように思います。時代は違えど。
そして、教師になる陽子。こんな先生がいたらいいなあと思える先生でした。
突然の結婚。一日だけの夫婦で夫・和成は出征。時代ならではの悲劇です。それでも、丸山家の両親は、優しく陽子にとって親同然のようで留守番も耐えることができ、無事に和成は帰ってきます。
夏子先生、好きなキャラです。学長になって、世間的には出世の道かもしれないですが、女性としてはどうだったのでしょうか。両方で幸せになって欲しかったです。丸山家のお父さんも、あたたかくて良いお父さんだなと思いました。もちろん須藤家のお父さんも素敵でしたが、全然年をとらないのが、違和感かな。

教師をやめて出産した頃からか、つっこみ処が多くなりました。ブログにも、そのような私の気持ちの変化が出ていると思います。
つっこみ処のないドラマはないとは思います。が、それが気になり始めるというのは、無理な設定などが出てきたからだと思うのです。陽子の対応も、以前は謙虚でしたのに、だんだんと上から目線になり、現代の陽子に近づいていきました。ドラマ的には、そういう風に演出されているのかもしれないのですが、謙虚な陽子が好きでした。
途中から、自分たちは幸せだを連発されるのが、イマイチでした。

今までの朝ドラの中で、『おひさま』が、私的にどれぐらいの位置を占めるのか悩みどころです。

明日から『カーネーション』が、始まります。
楽しみにしています。