ポチの女房

専業主婦のつぶやき

カーネーション 第14回

2011-10-18 22:03:53 | カーネーション
糸ちゃん、最後には「あんな店、やめたる。」と大泣きしていましたね。
仕事を始めた時って、誰もが辛い想いをします。自分自身の就職時を思い出して、もらい泣きしそうになりました。私の場合、糸ちゃんほど、仕事で怒られたわけでもなかったし、泣いたわけでもなかったわけですが。それでも、学生時代とは明らかに違う職場。学生時代を懐かしく思うことが、たびたびありましたっけ。

仕事の初日。帰りの遅い糸子を待つ家族。善作だけは、先に食事しますが他の家族は待っています。
糸子は、家族には心配かけまいとして、気丈にふるまいます。「なんちゅうことないで。うちにかかったら、こんなもんか。」
ミシンが使えるまで10年が、こたえます。そのとき、10年前の自分を思い出すところが、笑えました。
家族は、糸子のことを心配しています。

翌朝、糸子は、ハルからおにぎり、千代から金平糖をもたされます。「誰かにおこられたら、みつからんように食べ。」
「金平糖は、すぐになくなりました。」というのは、切ないです
しかも、「奈津でええから、会いたいなあ。」
そこへ、奈津がやってきて、糸子の時と同じようにお客さん扱いされます。
奈津は、泰蔵が結婚するのを糸子に阻止して欲しかったようです。
「奈津の話は、アホみたいやったけど、そいでも奈津としゃべると、うちも女学生に戻ったような気がしました。」

糸子は風邪をひいてしまいますが、休むわけにはいかないとパッチ屋へ。
そこで、先輩に「おまえなんかいててもいんでも、一緒じゃ。風邪うつされる方が迷惑じゃ。」と追い返されます。
そのあと、別の先輩が「あんな言い方したら、まにうけよんで。ほんまのこと言うたらあかん。」と注意していたのが、救いかな。



夏ドラを見ました

2011-10-18 21:45:11 | ドラマ
『胡桃の部屋』最終回まで見ました。
いつもドラマは録画してみていますので、こんな時期遅れに感想を書きます

第1回終了後に簡単な感想は、書きましたが。
このドラマは、3度目のドラマ化になるらしく、前2回のドラマは全く見ていませんので、前作と比べてという想いはありません。

設定が昭和で、小物など昭和をあらわしているものが、たくさんでていました。
やはり向田作品は、奥が深いというか、人の内面をよく描いていると思いました。
今どきのドラマとは、全然違うという気がしました。

父親の家出というのを、きっかけに家族のいろいろな面がうきあがっていきます。
悪者は結局いなくて、皆一生懸命なのに、どこかがずれて家族が崩れていくというのを描いていたように思います。
結末は、父が脳溢血に倒れ、意識不明のまま。その父を看病する母は、幸せと言います。姉、妹は元サヤ。弟も無事に就職。ただ、ヒロインだけは好きだった人が、家庭に戻ってしまったことを知り、ちょっとかわいそうと思いました。

『ゲゲゲの女房』関係の人たちが、でていたのが嬉しかったです。ヒロインの松下奈緒さん、その母親役で竹下景子さん、ヒロインの上司に徳井優さん、弟の同僚に青井優衣さん、ヒロインが好きだった人の娘に、篠川桃音ちゃん。演出に渡辺良雄さんと一木正恵さん。

ドラマの本筋には、関係ないのですが、ドラマの最後で、松下さんが長い髪をばっさり切ったのは、衝撃でした。
『ゲゲゲの女房』のとき、出産前には髪を切った方がいいのになと思ったときでも、切ることはなかったのに。
それだけ、松下さんにとって、想いがこもったドラマだったのでしょう。