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ポチの女房

専業主婦のつぶやき

映画『父と僕の終わらない歌』

2025-05-28 21:06:12 | 映画
観に行きました。
けっこう、お客さんが多くて、びっくり。30人以上いた気がします。
年齢層は、私たちより高めの人が、ほとんど。
桃李君主演というだけで、観に行きました。
大まかなあらすじは、予告で知っていました。
主人公・雄太を演じるのが、桃李君で、その父親・哲太役が、寺尾聰さん。





ネタバレを含む感想を書きます。



映画のホームページにいくと、「世界中に笑顔と希望を届けた感動の実話。アルツハイマーの父と息子が奏でた奇跡。」
実話といっても、日本ではなくイギリスのお話でした。
アルツハイマーになり進行していく父。それを見守る息子。
息子は、父の希望を叶えたいと思うという物語。
父の希望は、自分のCDを出すことでした。
たぶん、父の夢は、実現するのだろうなあと思いながら、映画をみはじめました。
父のアルツハイマーが進行していく過程は、辛すぎます。
息子が、父を施設にという気持ちは、よくわかります。
息子が、きちんと父と向き合ってくれる、これって、なかなかできないと思うのです。
母の気持ちも、よくわかります。長年連れ添った夫を施設に預けることに抵抗があるのは、仕方ありません。
息子は、父の夢を叶えようと努力します。
動画配信したりして。それがヒットすると、良く思わない人が出てきたり。
現代ならではですね。SNSをうまく活用すればよいけれど、必ず、しっぺ返しがくるという。
桃李君がゲイという設定なのは、ひいてしまいました。
確か、お正月ドラマでも、そういう設定でしたよね。
ゲイではなく、普通に彼女が雄太を支えるというのでは、ダメだったのでしょうか。
桃李君の恋人が、ディーンさんというのは、声を聞いてわかりましたが。最後の方で、登場してくれました。他の役で、出て欲しかったです。単に親友でも良かったじゃないですか。
老親を抱えている人は、きっと涙するだろうなあと思う場面が、いっぱいありました。私もそのひとりです。
老いていく親を、どうしてあげたら良いのかは、常に悩んでいます。

松坂桃李という役者が、大きく成長した作品になったように思います。
彼の演技に泣かされました。
パンフレットを読むと最初に配役されたのが、桃李君だったようです。
その後、父親役に寺尾聰さんが、決まったということでしょう。
しかし、寺尾さんの代わり、さがしても見つかりません。
歌を歌える人でなければならないし。70代でなければならないし(寺尾聰さんは78歳らしいです)。
これからの桃李君の活躍に期待です。

映画の評価 70点

映画『花まんま』

2025-05-07 14:00:50 | 映画
久しぶりに映画へ行きました。
狭い部屋でしたが、お客さんは、30人ぐらいいたと思います。
いっぱい泣いてしまいました。

ネタバレを含む感想を書きます。

鈴木亮平さんの映画でしたね。
架純さんの役は、他の方でもできたと思いますが、亮平さんの役は、他の人にはできないと思いました。

ある兄妹の物語。
両親を亡くしたからか、兄妹の絆の強さを感じました。
そこまで、妹のために、自分の人生を犠牲にできるものなのか。
フミ子の秘密は、ファンタジーでした。
架純さん、以前、映画『月の満ち欠け』でも、似たような役どころでした。
今作で印象的なシーンは、娘が生まれたとき、兄妹の父親が、息子の俊樹と共に万歳をしているところです。「人が生まれる」って、なんて、素敵なことでしょうか。
フミ子のフィアンセも、いい人です。
鈴鹿央士さんが演じると知ったとき、架純さんと年が違いすぎ?と思いましたが。カラスの研究をする人として、ぴったりな役でした。
ファーストサーマウイカさん演じる駒子も良かったです。
駒子が、「あんただけが、我慢しとったんか。」と言って、頬を打つ場面でも、思わず涙が、あふれました。

花まんまの意味、映画を観て、初めてわかりました。
まんま=ごはんというのが、結びつかないでいました。
ツツジ畑の風景、きれいでした。

物語の筋としては、予想通りでもありました。
最後、フミ子が、喜代美の記憶を失うところは、衝撃でした。

鈴木亮平さんも、有村架純さんも、関西出身ですが、関西弁のドラマ、観たことがなかったので、とても新鮮で、地の人の関西弁、良いなあと思いました。
もう一度、観てみたいです。

映画の評価 80点

映画『はたらく細胞』

2024-12-25 23:05:48 | 映画
観に行きました。
けっこうお客さんが多く、30人ぐらいいたように思います。
予告をみて、面白そうと思って、観に行きました。
主演は、永野芽郁さん。共演者は、『半分、青い。』以来の佐藤健さん。

ネタバレを含む感想を書きます。

監督が、『テルマエ・ロマエ』、『翔んで埼玉』の武内英樹さんだったので、笑えるところがたくさんあると期待して観ました。
意外と笑えるところは少なく。
子供向けとしてみても、内容は、けっこう難しいという変な感じを受けました。
元々は、漫画で、アニメ化もされているようですが。
人間世界では、芦田愛菜さんと阿部サダヲさんの親子共演でした。
唯一うるっとしたのは、阿部サダヲさん演じる茂と加藤清史郎さん演じる新が、病室の外で、日胡を励ますところです。
どうやら、細胞の世界以外の人間世界を描くというのは、スピンオフだったようです。
漫画だったら、細胞の世界が、もっとわかりやすいのかな。
子役たちは、全員かわいかったです。
そして、Fukaseさんが、以前観た映画同様、こわ~い役を上手に演じていました。
有名どころの役者さんが大勢出ていたのに、もったいないと思いました。

映画の評価 65点

映画 羊と鋼の森

2024-12-12 21:54:37 | 映画
U-nextで視聴しました。
2018年6月公開映画です。
主演は、山崎賢人さん。
映画館で予告を観てみにいけなかった作品です。

山崎さん演じる戸村直樹が、調律師となり、成長していく姿を描いています。
北海道の雄大な景色とピアノの音色が、素晴らしかったです。
周りの俳優さんたちもよくて、鈴木亮平さんが、出ているというので、驚きました。良い俳優さんになりました。
賢人さんの弟役で、佐野勇斗さんが出演していたのですが、全然わかりませんでした。以前は、ずいぶん太っていますね。
上白石姉妹は、実際にピアノを弾いているらしく、本人演奏というのは、迫力がありました。
とてもいい話で、たぶん、いつもなら、音楽も良かったし、ウルウルしているところなのですが。
昨日観た映画『正体』とドラマ『宙わたる教室』の強烈な印象が、いまだに、心の奥の方に残っていて、どうしても、どっぷりとはまることは、ありませんでした。
原作本は、本屋大賞をとっているらしく、機会があれば、読んで観たいと思います。

映画の評価 70点

映画『正体』

2024-12-11 17:38:36 | 映画
観に行ってきました。
本日、映画を観るにあたって、どれがいいかなと探していて。
いつも行っている映画館の開始時間が、11時過ぎで、いつもではない映画館に行きました。
こちらは、いつも空いています。ただ、今回は、10数人は、いました。
主演は、横浜流星さん。
原作は未読ですが、暗そうな映画という印象です。

ネタバレを含む感想を書きます。

一家殺人を行って死刑囚として獄中にいた鏑木慶一が、脱獄します。
脱獄シーンは、ちょっとグロかったです。
名前を変え、変装して、いろいろな人たちとの出会いがあります。
友達と言ってくれた野々村和也。
父が痴漢のえん罪を受けている安藤沙耶香。
介護施設で働く酒井舞。
皆、鏑木のことを偏見でみず、あたたかく接してくれます。
それは、たとえ、殺人犯と知っても変わりません。
鏑木も、出会った人たちによって、小さな幸せを見つけます。
最近、袴田事件の判決が下ったりして。
えん罪について、考えさせられました。
警察いや検察の強引なやり方は、今も、もしかしたら、続いているのかもと思って恐ろしくなりました。
映画では、警察が、誤認逮捕と認め、裁判では、無罪を勝ち取ります。
最後まで、鏑木が、新しい人生を生き直せますようにと願っていました。
鏑木が脱走した目的は、人を信じてみたかったということでした。
思わず、涙しました。
どうやら、原作本とは、違った結末だったみたいです。
横浜流星さんの演技にしびれました。
来年の大河ドラマの主演です。
来年の大河ドラマ、観ようか迷っていましたが、観ようと決めました。
すっかりファンになりました。
原作本は、たぶん読まないと思います。

映画の評価 83点

映画『六人の嘘つきな大学生』

2024-11-25 20:19:29 | 映画
観に行きました。
上映開始直後にしては、お客さんが少なかったです。
月曜日だからでしょうか。
浜辺美波さん主演。共演者5人の大学生役は、赤楚衛二さん、佐野勇人さん、山下美月さん、倉悠貴さん、西垣匠さん。
西垣匠さん以外は、朝ドラに出演経験あり。
浜辺美波さん『らんまん』、赤楚衛二さん『舞い上がれ!』、佐野勇人さん『おむすび』、山下美月さん『舞い上がれ!』、倉悠貴さん『おちょやん』。
どの人も、けっこう重要な役でした。

ネタバレを含む感想を書きます。

大きなあらすじを知らずに観ました。
就活で起きることと言うのは知っていましたが。
殺人事件が起きるのかと思ってました。
ところが、出演者は、上述の6人。
他の登場人物は、ほぼ皆無でしたね。

最終面接、グループディスカッションで、最初は、6人全員採用もあるかもだったのに、急にひとりを選ぶって、会社側にも問題あり。
普通、グループディスカッションって、何かテーマがあって、それについて、ディスカッションしていくというものではないでしょうか。
まず、そこに違和感がありました。
グループ内投票というのも、なんだかなと思いました。
ひとりひとりの汚点を暴露していく展開、どれも罪には問われない程度のものでしたね。
人間的にどうかと思ったのは、久賀の交際相手を妊娠させて捨てた事件ぐらいでしょうか。他のは、?だと思いました。
のちに種明かしされ、皆が大きな罪を犯したわけではないということがわかります。
赤楚さん演じる波多野が罪をきせられ、その後、亡くなるというのは、かわいそうだと思いました。
あのとき、皆が波多野を犯人扱いしたことに、嫌悪感を覚えました。
てっきり、浜辺さん演じる嶌が、真犯人だと思いましたが、違いました。
面接前、面接中、面接後が、描かれわかりやすい構成だったと思います。
赤楚さんは、推しのひとりですが、芸能界の嫌な面を知ったら、俳優をやめてしまうのではないかと以前より思っています。
映画の波多野役は、ぴったりだと思いました。
結局、6人とも根本的には、いい人でしたね。
原作小説を読んでみたいです。

映画の評価 75点

映画『アイミタガイ』

2024-11-06 21:33:00 | 映画
観に行きました。
公開直後にしては、狭い部屋での上映。
お客さんは、20人ぐらいだったでしょうか。
最初から最後まで、喋り続けるおばあちゃん二人組には、辟易しました。
今時は、若い人よりお年寄りの方が、社会性がないように思います。

ネタバレを含む感想を書きます。

感動的な映画でした。
ファンタジーともいえるのですが。
すべてが、縁でつながっているという映画です。
ドラマ『義母と娘のブルース』を思い出しました。
「奇跡は、わりとよく起こる」と良一が、言ってました。
そう、世の中には、不思議なことが起きるものです。
観た後、ホンワカしました。

主人公は、ウエディングプランナーをしている梓。
親友の叶海を事故で失います。
その後、亡くなったとわかっていても、LINEを送り続ける梓。
そのLINEをみて、返すようになる叶海母。
梓の気持ちもわかるし、叶海母の気持ちも、わかって。
題名にもなっている、「アイミタガイ」という言葉も、素敵だなと思いました。梓祖母が言った言葉です。
叶海が行っていた養護施設への支援も、いい話で、叶海の保険金を寄付する両親も、いい人過ぎると思いました。
一番泣いたのは、叶海両親が、養護施設のトイレに張ってあった写真を見ているシーンです。思わず、母の気持ちになりました。我が子を亡くすということが、どれだけ辛いことかと想いを巡らせました。
梓が、両親の離婚によって、結婚に踏み出せずにいるというのも、あるあるなのかなあと思いました。自分は、両親が、けんかもよくしたけど、仲良くて良かったと思いました。親の離婚が、子供に与える影響は、大きいと思います。
梓の恋人・澄人も、これまたいい人で。不器用だけど、ホントにいい人。中村蒼さんが演じていて、ぴったりだと思いました。
こみちの話も、良かったです。93歳でピアノが弾けるなんて。演じているのが草笛光子さん、相変わらずお元気で、観ている方も元気がもらえます。草笛さんは、御年91歳だそうです。91歳で台詞を覚えるというだけで、凄いと思います。
最後は、ハッピーエンドで、良かったです。
梓と澄人、良い夫婦になれると思います。
全編を通して思ったのは、黒木華さんの演技力。
雰囲気があって、主人公になりきってました。恐るべしです。
現在、大河ドラマで、道長の妻役ですが、それはそれで、はまっているのです。
また、観たいなあと思った映画です。

映画の評価 85点
しばらく、世界に浸ります。

映画 PERFECT DAYS

2024-10-28 21:57:34 | 映画
U-nextで、有料視聴しました。399円。
2023年公開映画です。
主演は、役所広司さん。
映画の賞をいろいろととって、話題になった映画です。
不思議な映画でした。
ドキュメンタリーのような映画でした。

ひとりの男性・平山の日常をたんたんと描いていきます。
それでも、同じような一日であっても、決して同じ日は来ないということが、描かれます。
基本的に、平山は、いい人なのですよね。
どういう経緯で、トイレ清掃の仕事につくようになったのか。
姪っ子が訪ねてきたりして、きっと頼りにされているのでしょう。
「おじさん」と呼んでいましたが、本当は実の娘かと思いました。が、本当におじさんでした。
姪っ子の母は、麻生祐未さんが演じていて、セレブな人のようでした。
平山も、元々は、良いとこのお坊ちゃまだったのかもしれません。
年老いて、一人暮らし、家族もいない人、今後増えそうです。
平山自身、今の生活に満足しているように見えましたが。
もし、病気になったらどうするのだろうと思ってしまいました。
妹がいるので、助けてくれるかな。きょうだいは、他人の始まりというように、きょうだいほど当てにできないものはないと思っています。冷たいのでしょうか。

都内には、様々な公共トイレがあるのだなということに感心してしまいました。毎日、あんなにきれいに、掃除してもらって、あんなトイレ、入って見たいなと思いました。

このような映画の女性版を観てみたい気がします。
たとえば、もう数年したら、江口のりこさん主演で。
もっと共感できる映画になるかもしれないと思いました。

映画の評価 77点


映画 おまえの罪を自白しろ

2024-10-22 20:48:23 | 映画
U-nextで有料視聴しました。
有料でも、他の作品は、399円なのに、550円もしました。
どういう関係でしょうか。
映画館で予告を何度もみて、観に行きたいと思っていた作品の一つです。
2023年公開映画です。
原作は、未読。

まず家族関係が、最初わかりにくかったです。
配役のせいもあると思います。
主演の中島健人さんが、若く見えて、池田エライザさんの兄に見えなかったのもあります。
池田エライザさんの夫が、浅利陽介さんというのも、ピンときませんでした。
題名の『おまえの罪を自白しろ』は、誘拐犯からおくられてきた言葉。
堤さん演じる宇田清治郎の自白は、なんだかつくられていた感が否めませんでした。
無事に宇田清治郎の孫が救出されたときは、ホッとしました。
政治の世界という意味では、現在、衆院選のまっただ中。
政治家とは?と思ったりしました。
宇田清治郎が語る政治家になりたかった理由は、説得力がありました。
多くの政治家が、人の為にと思って、政治家を目指すのだろうなあと思いました。実際に、政治家になると、最初の志とは、違っているというものだと思います。
犯人捜しですが、ヒントも何もなく、おとり捜査のような形で捕まり、犯行理由が明かされるというものでした。
当初から、オノマチさんが、ちょい役で出るわけないしと疑っていましたが。
まさか、犯人だったとは。
彼女の演技には、迫力があります。後半は、もっていった感じでした。
宇田晄司が、成長していく姿は、小気味よい部分がありました。
中島健人さんも、なかなかやるなあと思いました。

映画の評価 70点

映画『スオミの話をしよう』

2024-10-02 22:30:44 | 映画
三谷作品です。
前評判は、芳しくないようですが。
お客さんは、10人ぐらい。
主演は、長澤まさみさん。

ネタバレを含む感想を書きます。

著名な詩人の妻・スオミが行方不明。
依頼を受けた刑事は、スオミの元夫。
スオミは、なんと5回も結婚をしていたのです。
それはそれで、ビックリ。
夫たちが集合。
夫たちが語るスオミは、皆、別人。
一番違和感があったのは、三番目の夫・宇賀が語るスオミ。日本語をしゃべることができない中国人という設定。
意味わからず結婚とかあり得ませんよね。
場所は、ほとんどが、著名な詩人の豪邸内で描かれます。 
身代金を運ぶのに、セスナ機内というのも、少しありましたけど。
スオミを演じた長澤さんの次にメインだったのが、4番目の夫・草野を演じた西島秀俊さん。その部下である小磯を演じた瀬戸さん、思わず、『鎌倉殿の13人』を思い出してしまいました。あの大河でも、今作のようにお笑い担当でした。
それから、同じく『鎌倉殿の13人』に出演していた宮澤エマさん。スオミの同級生で、ずっとスオミのそばにいて、今回の事件を発案した人物。
二人の存在が、映画の雰囲気を楽しくしていました。
長澤さんによる長澤さんのための映画でした。
スオミの母親役まで演じていて、演技力あるなあと感心しました。
サスペンスとはいえ、死人がひとりも出ないのは、安心して観られます。

映画としては、どうなのでしょう。
特に感動場面もなく。
終わりの全員によるダンスは、何だったのでしょう。
舞台なら、楽しかったで終わっていたと思います。

映画の評価 70点

映画 インサイド・ヘッド

2024-09-09 22:21:40 | 映画
FODで、有料視聴しました。
2015年7月公開映画。
現在、『インサイド・ヘッド2』が、公開中。
映画館に観にいくかどうか検討する意味で、観ました。

主人公ライリーの頭の中にある感情、「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ムカムカ」「ビビリ」が、ライリーを幸せに奮闘する物語。
ヨロコビとカナシミ、イカリは、よくわかったのですが、ムカムカとビビリの感情は、よくわかりませんでした。
子供向けのアニメだと思いますが、子供に理解できるかなと思いました。
ヨロコビが、感情の中で、カナシミが必要とわかるというのが、肝だったと思います。人生いろいろあって、喜びだけを思って生きていくことはできません。悲しい思い出も必要と言うことでしょう。

ヨロコビの声優さんは、竹内結子さん、カナシミは、大竹しのぶさんでした。他には、ビンボンは、佐藤二朗さんでした。
2では、変わっているらしいです。竹内さん、亡くなりましたものね。

『アナと雪の女王2』を越えるアニメと言われていましたが、アナ雪の方が、面白かったと思います。
アニメの精度は、確かに上がっているし、実写に近いなあとは思いましたが。
ということで、映画館で『インサイド・ヘッド2』を観に行くことを断念しました。

映画の評価 65点

映画 市子

2024-09-08 21:45:03 | 映画
Amazonプライムで、視聴しました。
2023年12月公開映画です。
前情報なしで、主演が杉咲花さんというだけで、みはじめました。
ただ、暗い映画なのだろうなあと思いながら。
予想どおり、予想以上に暗い映画でした。

戸籍がない人、日本では、どれぐらいいるかわかりませんが。
いろいろな事情であると聞いたことがあります。
今作では、離婚後300日問題で、戸籍がなかった市子のお話。
離婚後300日問題は、ついこないだ改正されましたよね。
人は生まれる場所を選ぶことはできません。
戸籍がないまま生まれた境遇にある人のこと、今まで、考えたこともありませんでした。自分は、つくづく恵まれた境遇で生まれてきたなあと実感しました。
しかも、妹が難病で介護が必要とか。ヤングケアラーの問題もあり、市子が、かわいそうで仕方なかったです。
性的虐待を受けて殺した小泉も、介護疲れで殺した妹も、同情する部分は、たくさんありました。特に、小泉の場合は、正当防衛でもありますし。
しかし、最後、曖昧な終わり方ではありましたが、北と北見の二人を殺したのは、市子でしょう。警察がどれだけ調べてくれるかわかりませんけど。
最後の殺人だけは、擁護のしようがないというか。
精神的に追い詰められていたのでしょうけど。
救いは、パティシエに一緒になろうと言ってくれた吉田キキと恋人の長谷川義則だったと思います。
長谷川は、心から市子のことを愛してくれていたと思います。
吉田は、市子の親友でした。
それなのに、と思ったりします。
離婚300日問題は、解決したかもしれませんが、ヤングケアラーの問題は、解決していません。
社会で何とかしてあげることは、できないのでしょうか。

杉咲さんの演技力に脱帽です。
どうやら、『おちょやん』のあとに撮影されたようなのですが。
おちょやんに出演していた若葉竜也さんが、恋人役で、倉悠貴さんが、高校時代の彼氏役でした。倉さんは、おちょやんでは、杉咲さん演じる千代の弟役でしたので、ラブシーンは、みている方が恥ずかしかったです。
杉咲さん、暗い役が似合う女優さんになりました。
きっと真逆の役でも演じ切れそうではあります。
もっといろいろな役をみてみたい女優さんのひとりです。

映画の評価 75点
もっと救いが欲しかったです。暗すぎ。

映画『ラストマイル』

2024-08-28 21:42:21 | 映画
観に行きました。
公開すぐのせいか、一番広い施設で、半分ぐらいの入りでした。
こんなに多い観客がいる映画を観たの、久しぶりです。
テレビドラマ『MIU404』『アンナチュラル』の監督・塚原あゆこさんと脚本家の野木亜紀子さんが、タッグを組んだ映画と知り、ぜひ、観に行きたいと思ってました。
『MIU404』は、U-nextで、最終回まで視聴しましたが、『アンナチュラル』は、現在視聴中です。

ネタバレを含む感想を書きます。

二つのドラマの出演者も出るということで、どうやってコラボするのかが、興味深いところでありました。が、結論としては、人集めのため?と思いました。
二つのドラマの出演者が活躍する場面は、ほとんどありませんでした。
ですから、二つのドラマを観てなくても、充分楽しめます。逆説的に言えば、なくても支障がない程度の出演でした。
主演は、満島ひかりさん。満島さんの映画といっても、過言ではありません。
最初の頃は、とても怪しいと思いましたが。犯人は、意外な人物でした。
自ら亡くなるというのは、なんだかなとも思いました。
結局、犯人が亡くなっていて、どういう想いでいたのかは、間接的にしか語られることがなかったからです。

ラストマイルというのは、配送業者の人たちのことだったのですね。
買いたいものがネット注文すれば、自宅まで運ばれてくるということが、当たり前になっている現在、配送業者たちの苦悩のようなものが、よくわかりました。
一番感動したのは、配送業者の人が、女の子を助けたシーンでした。

物語が、もっと単純だったらと思いました。
世界規模のショッピングサイトって、Amazonのことなのでしょうかね。
Amazonを狙うとしたら、荷物に爆弾を仕掛けるというのは、良い方法なのかもしれないとも思ったりしました。
ショッピングサイトにとって、大事なのはお客様ではあるけれど、それを配達してくれる配送業者の人たちも、とても大事だと思いました。

ハッピーエンドで良かったです。

映画の評価 75点
観た直後は、78点でしたが、映画を観たあと、ドラマ『アンナチュラル』を観たら、映画より面白かったので、少し減点しました。