観に行きました。
けっこう、お客さんが多くて、びっくり。30人以上いた気がします。
年齢層は、私たちより高めの人が、ほとんど。
桃李君主演というだけで、観に行きました。
大まかなあらすじは、予告で知っていました。
主人公・雄太を演じるのが、桃李君で、その父親・哲太役が、寺尾聰さん。
ネタバレを含む感想を書きます。
映画のホームページにいくと、「世界中に笑顔と希望を届けた感動の実話。アルツハイマーの父と息子が奏でた奇跡。」
実話といっても、日本ではなくイギリスのお話でした。
アルツハイマーになり進行していく父。それを見守る息子。
息子は、父の希望を叶えたいと思うという物語。
父の希望は、自分のCDを出すことでした。
たぶん、父の夢は、実現するのだろうなあと思いながら、映画をみはじめました。
父のアルツハイマーが進行していく過程は、辛すぎます。
息子が、父を施設にという気持ちは、よくわかります。
息子が、きちんと父と向き合ってくれる、これって、なかなかできないと思うのです。
母の気持ちも、よくわかります。長年連れ添った夫を施設に預けることに抵抗があるのは、仕方ありません。
息子は、父の夢を叶えようと努力します。
動画配信したりして。それがヒットすると、良く思わない人が出てきたり。
現代ならではですね。SNSをうまく活用すればよいけれど、必ず、しっぺ返しがくるという。
桃李君がゲイという設定なのは、ひいてしまいました。
確か、お正月ドラマでも、そういう設定でしたよね。
ゲイではなく、普通に彼女が雄太を支えるというのでは、ダメだったのでしょうか。
桃李君の恋人が、ディーンさんというのは、声を聞いてわかりましたが。最後の方で、登場してくれました。他の役で、出て欲しかったです。単に親友でも良かったじゃないですか。
老親を抱えている人は、きっと涙するだろうなあと思う場面が、いっぱいありました。私もそのひとりです。
老いていく親を、どうしてあげたら良いのかは、常に悩んでいます。
松坂桃李という役者が、大きく成長した作品になったように思います。
彼の演技に泣かされました。
パンフレットを読むと最初に配役されたのが、桃李君だったようです。
その後、父親役に寺尾聰さんが、決まったということでしょう。
しかし、寺尾さんの代わり、さがしても見つかりません。
歌を歌える人でなければならないし。70代でなければならないし(寺尾聰さんは78歳らしいです)。
これからの桃李君の活躍に期待です。
映画の評価 70点