金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

終りよしとはいかなかった中央三井アセット

2012年03月22日 | 社会・経済

昨日中央三井アセット信託銀行に対して、インサイダー取引に関して課徴金を科すよう証券取引等監視委員会が金融庁に対して勧告した。

インサイダー取引による課徴金の金額は5万円。5万円の罰金といえば、スピード違反の罰金でも取られる可能性があるから、大きな金額ではない。なぜ課徴金の額が少ないか?というと、課徴金は不正に得た利益に対してかかるが、中央三井は顧客(外国のファンド)勘定で、空売りをして顧客のために利益を上げたので、同行の利益は運用報酬のため、課徴金は小さかった。

今朝の全国紙朝刊で見ると、インサイダー情報のルート(証券会社)は明示されていなかったが、その後野村證券が中央三井に国際石油開発帝石が増資をするというインサイダー情報を伝えたことを謝罪したことが明らかになった。

なおインサイダー情報を伝えた野村證券の営業担当者は、それにより経済的な便益を受けていないので罰金の対象にはならないそうだ。

中央三井に対する課徴金も小さいと思うが、野村の担当者が懲罰の対象にならないというのも違和感のある話だ。インサイダー取引の取り締まりを強化するには罰則の見直しが必要だろう。

ところで中央三井アセットは、今月一杯でその看板を下ろし、4月1日には三井住友信託銀行に統合される。中央三井は謝罪の中で「今後内部の法令遵守メカニズムを強化するだろう」と述べていたが、それは新しい銀行の課題となってしまった。

以前中央三井アセットに身を置いたことがある私としては、会社としての晩節が穢れたことが残念だった。中々終り良ければ総て良しとはいかないものである。

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口内炎、痛いけれど原因絞り込めず・・・・

2012年03月22日 | 健康・病気

ここ10日程上下唇と口内の一部が過敏になり、ちょっと苦労している。中々良くならないので、昨日思い切って東京医科歯科大の附属病院に行ってみた。担当医との面談の中で「10日程前まで急性前立腺炎のため、クラビットという抗生物質を飲んでいた」というと、担当医は「クラビットの薬疹の可能性が高いですね。泌尿器科の先生の薬疹の可能性があるかないか確認してください。それがスタート点です」と言われた。なお担当医の先生は写真を撮ったり、口内の粘膜を綿棒のようなものでこすり細菌を採取していたが、検査結果がでるには10日位かかるという話だった。

実は数日前街のクリニック(口腔外科の看板を掲げている)で、見てもらった時は「クラビットの影響はないでしょう」という言われた。医科歯科大の先生とはまったく逆の見解である。

インターネットでざっと見ると「口内炎については偏食・ストレス・唾液不足・口腔の乾燥などが関係していると言われているが、メカニズムについはよく分かっていない」という説明である。医科歯科大で処方されたのは「口内洗浄薬」つまりうがい薬である。

口内炎というのは、直ぐに命に係る訳ではなさそうだから、医学界で原因究明や治療方法の確立が遅れているのだろうか?あるいは人体のメカニズムが複雑で原因究明が容易でないのだろうか?

まあ「口内炎」を体が発する警告としてストレス解消等に努めたいと思うが、口の周りが痛いこと自体結構ストレスだったりして・・・・・

コメント (2)
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