金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

春の旅の終わりは少し気怠く

2012年03月04日 | 旅行記

3月4日日曜日、山とスキーの会の最終日、快晴である。私以外のメンバーは午前中一杯スキーまたはスノートレッキングを楽しむ予定だが、病み上がりの私は午前中に帰京することにした。滅多にないことだが、体は労らねばならない。

豪勢な朝食バイキングの後、桧原湖まで散歩してみた。

Hinoharako

ワカサギ釣りのメッカの桧原湖には釣り人のテントが点在し、湖の上を雪上車が走り回っていた。空は抜ける程青く昨日までの吹雪が嘘のようだ。

それにしても私達が泊まった裏磐梯猫魔ホテルは豪勢なホテルだった。

Nekomahotel

部屋数200,宿泊可能人員は6百名ということだ。露天風呂付きの大浴場良し、揚げたての天ぷらやローストビーフのあるバイキング良し、である。かつリフト券が着いて1泊2食付きで1.2万円というのはかなりお得だと思う。

私は10時30分の猪苗代駅行きのシャトルバス(無料)に乗り、11時過ぎに駅に着いた。バスに乗っている間、絶えず磐梯山が見えた。

Urabanndai

(写真は猫魔ホテルからの磐梯山)

荒々しい裏磐梯の姿も良いが、猪苗代駅辺から見るすっきりした磐梯山も良い。

Banndaimt

猪苗代駅では郡山行きの列車を30分以上待った。何もすることのない駅で列車を待っていると、気だるさが募ってくる。

そういえば春の山旅はいつも多少の気だるさを持って終わるようだ。学生時代、春山から戻る列車は、薄緑に霞んだ湖東平野を物憂く走っていた・・・

Station

猪苗代駅を出た列車は40分ほどで郡山に着いた。郡山から上野までは新幹線で小1時間だ。新幹線や猫魔ホテルには旅の気だるさはないが、磐越西線の早春の短い旅にはどこか物憂い懐かしさがあった。

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西大巓、吹雪・深雪、中々の登山でした

2012年03月04日 | 

3月3日(土曜日)福島県と山形県の県境をなす吾妻山連峰の西大巓にスキー登山を敢行した。前日から裏磐梯猫魔ホテルに泊まっていた「室町・山とスキー会」のメンバー10名はシャトルバスでグランデコに向かった。10名の内2名はこの日はゲレンデスキー特化で8名が西大巓に向かった。大巓とは他では余り聞かない言葉だが、山の頂上を山巓というので頂上のことだろう。

積雪期の西大巓登山はグランデコのリフトの最上部・第3リフト終点がお薦めだが、第3リフト終点にはゴンドラ終点から6,7百メートル程の距離を滑り込む必要がある。この日はスノーシュー組がいたので、乗り継ぎが容易な第4リフトから登山を開始した。

なお写真は一部の人が滑り込んだ第3リフト乗り場だ。

Thirdlift

登山開始は午前10時30分。登山メンバーの足回りは「シール付き山スキー」2名、スノーシュー組6名(全員ゲレンデスキーを担いだ)という混成部隊。なおスキー靴にスノーシューをつけた2名は靴とスノーシューの馴染みが悪く途中で断念した。

この日は前日までの新雪が積もり、西大巓への登りはフカフカの雪に結構足を取られた。登山ルートはほぼ夏道沿いだが、西大巓の最後の急登は左から巻くように登った。

Topuofdaiten

西大巓(1981m)の頂上到着は12時30分。

Topofdaiten2

頂上は風が強く休む気がしない。標高差にして20m程登ってきた道を引き返した所で、ヤmスキー組とスノーシュー組は分かれた。スノーシュー組は西大巓をスキーで降ることを諦めスノーシューで下山した。山スキー組のN君と私は頂上直下から第三リフト終点に向けて広がる斜面を降りることにした。吹雪の中だが先に滑っていく人がいたので追随させて頂いた次第だ。

「nishidaiten.pdf」をダウンロード

西大巓の登頂ルートと下降ルートについては、GPS(etrex 20j)で軌跡を拾ってみた。

さて西大巓からの滑降ルートだが、結構深い雪で時々スキーが膝ぐらいまで潜った。ルートは樹林の中を縫うように滑るもので、私は一度埋もれた樹の枝に足を突っ込み、転倒して苦戦した。山スキーとして楽しいコースではないという印象を持った(なお吹雪と深雪に苦闘したので印象が悪いのだろう)

頂上から第3リフトの終点まで約50分かかった。なお登頂したルートをスキーで降るのは不可能ではないにしろ、樹林が密で苦戦しそうだ。

この時期の西大巓の記録を見ると、天候と雪の状態が良い時は、西吾妻山(2035M)を往復していることも多い。だが雪山は天候と雪の状態次第である。病み上がりというハンディキャップがなくても、この日は西大巓だけで十分だった。

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