S嬢のPC日記

2004年から2007年まで更新を続けていました。
現在ははてなで活動しています。

インターネット上に生き続ける「財産」

2006年03月07日 | おすすめ個人HP
 障害をもつ子の保護者の心理の研究としては、ドローターの仮説というものが有名です。この仮説、文章で見るよりもその図式というものがとてもわかりやすい。ネット上で、わたしはその図を紹介した下記のサイトをよく参考リンクとして出すことがあります。
 保護者の心理

 このサイトは「特別支援教育のおもちゃ箱」の資料室というところで「教育相談関係資料」としてあげられたコンテンツのひとつです。全てのコンテンツのトップページは「特別支援教育のおもちゃ箱」となっています。

 この「特別支援教育のおもちゃ箱」というサイトは、非常に充実した情報の宝庫となっています。これを作られた管理者の方には本当に頭が下がります。障害をもつ子どもの教育に関して調べるときに、Googleで検索をかけるよりも、まずここへという順路の方が欲しい情報にたどりつけることは少なくありません。

 このサイト、トップページの新規更新を表す画像がちらちらと動くコンテンツの「最終更新年月日」が平成16年9月で終わっています。つまりそこから更新はされていません。更新はされていないが、現時点でもネット上の「財産」として存在していると、わたしは認識しています。

 この「財産」を継続して存在させているのは、このページの作成者ご本人ではなく、ご家族です。
トップページ、そして資料室にも、同じ場所へ飛ぶリンクが貼ってあり、そこにその理由が明示されています。
 今後の方針について(17年1月5日)

 平成16年10月に亡くなられたこのサイトの管理者の功績は大きく、ご家族のご判断に感謝し、今後もこのサイトが生き続けることを願って、紹介ということをしておきます。

「コンテンツに力のある個人サイト」:商用サイト版

2005年07月14日 | おすすめ個人HP
個人HPというより、商用サイトでしょう。
でも、わたしは、商用サイトでもあるけれど、「個人HP」として力のあるサイトだと思っています。

小さなお花屋さんフローラルミント

このサイトに訪れようと思われた方、是非メニューから「プロフィール」というコンテンツに飛んでいただきたい。
そうすれば多分、わたしがこの商用サイトを「個人HPとして力のあるサイト」だと思う理由がわかるのではないかと思います。

「大きくなったら何になりたい?」
こんな質問は幼児のころから繰り替えされたものかもしれない。
たいがいの人はその内容はころころ変わり、何を答えたのかも忘れてしまう。
でも、このプロフィールの最後に書かれた文章は、そんな小さかった頃のことを、ふと思い出させます。
他のコンテンツのひとつひとつにも、このプロフィールというコンテンツに流れる思いが形になって記載されています。

写真は、このお花屋さんに注文を出したときのものです。
発送の報告時にいろいろな角度から3枚の写真が添付されてきた、そのうちの一枚です。
「開業祝いに。お花の種類はお任せしたい」というオーダーに、「門出」と「祝福」という花言葉を使って、季節のお花を選んでくれました。
オーダーを出したやり取りですから事務的なものでしたが、わたしはこのサイト主と直接やり取りができることに新鮮な喜びを感じていました。

自分にとっての大切な思いを大切にする。
そんなことを思い出させてくれるHPです。

「コンテンツに力のある個人サイト」:個人ニュースサイト版

2005年07月13日 | おすすめ個人HP
個人ニュースサイトとは、ウィキペディアでは こんな風に 、はてなでは こんな風に紹介されています。

まなめはうす という個人ニュースサイトの存在を知ったのは4月1日。
gooブログのアクセス解析の被リンク元であがったそのURLに飛んだのがきっかけです。
わたしはそれまで、個人ニュースサイトというものの存在を知りませんでした。

個人で作っているものならば、そこに「個人」があるはずです。
そのサイトの存在を支える「個人の思考」というものがあるはずだと、わたしはこのサイトをチェックしました。
そして好感を持つことになります。

この個人ニュースサイト、ただのクリッピングサイトではありません。
そこに流れる「個人の思考」というものの存在がある。
これはまずこのサイトのコンテンツの 「いいひと。 」というものに代表されると思います。
このコンテンツ、「いいひと。」という漫画を知っている人ならばすぐにわかる。
そして、わたしは「いいひと。」を「知らない人」ではないのでよくわからないのですが、「知らない人」にもメッセージ性があるのではないかと推測しました。
この「いいひと。 」というコンテンツ、すでに何年も前に作ったこの文章群をリンクさせていることに、わたしは意義を見出しました。
「自分」というものの探求。
人と関わるということ。
成長していくということ。
この「生きていく」という上での主要なテーマを、「いいひと。」という漫画を紹介するコンテンツの中で、彼が探求し続けていっているのがよくわかる。
この文章群は、最後に更新された時点でも彼が学生時代のもので、文章としては過去のものかもしれない。
でも、そこから続く、続いている「思考」というものは、まぎれもなく現在も進行形のものだと、わたしは解釈しています。

実際、このサイトのコンテンツとしてリンクされている 304 Not Modified という彼のブログの中には、その思考を裏付けていくような文章がさまざまなテーマで展開されています。
その中のひとつの「私が自分のサイトを持つ理由。 」という文章に触発されて、わたしは 「宛名の無い手紙」 という、自分にとっても大事な記事を書き上げるわけです。

個人ニュースサイトというコンテンツ、ここにもこのことに関しての探求が、見える。
それは 304 Not Modified をていねいに繰っていけばわかることで、またまなめはうすでの「行動」自体にも、実はそれが見える。
「自分」というものの探求。
人と関わるということ。
成長していくということ。
彼がこの思考に支えられながら更新を続ける限り、そのコンテンツには力を持ち続けることができるでしょう、と、わたしは思う。
それは、「いいひと。」という漫画に出会い、思考し、育てられていった思いが彼の中に生き続けているということかもしれません。

*「個人の要素」を4月の段階で見まくっていたという上記の内容、 「個人ニュースサイト」に返信 という記事と矛盾してないかとおっしゃるあなた。
あの記事はね、彼が仕掛けてきた「w」に対抗するネタよ、ネタ。

「コンテンツに力のある個人サイト」:作品展開版

2005年07月12日 | おすすめ個人HP
インターネット上で「作品」を展開している個人HPというものは、数多くあると思います。
特に、文章としての「作品」は、インターネットからの書籍化という展開もあり、個人HPというものは「作品の展開場所」として使用がされやすい媒体かもしれません。

その中で、「コンテンツに力のある個人HP」として、わたしは真っ先に、ここをあげたい。

フリーライター前原政之のウェブサイト の 「女の名セリフ

このサイトは以前、書籍紹介というカテゴリの中で「女の名セリフ」 という記事上げをしたときに紹介したものです。
この記事でも引用しましたが、是非、まえがき部分を多くの人に読んでいただきたいとわたしは思う。
あえて、この個人HPのひとつのコンテンツを再度上げるのは、別にこの方とわたしが何か縁故があるわけではありません。
この方は、わたしが強く推していることなど、全くご存知ないはずです。
「作品紹介」という要素のある「力のある個人HP」として、わたしは強く推したいと思う、それだけのことです。

インターネットの文章の書籍化というものは、わたしはもともと、疑問を抱いている方だと思います。
インターネット上で読めるものは、それでいいじゃないか、と思う。

でも、この「女の名セリフ」は別です。
内容の充実はもちろんですが、書籍化されることになったならば、さらに手を加えられ、きっといい本になるだろうと思うからです。

コンテンツとして存在してから数年の間、いまだに更新も続けられている。
内容の充実と共に可能性も感じられる、「力のあるコンテンツ」だと、わたしは思っています。

*オマケ*
ある人間が数年前に作成し、「自分のHPの訪問者だけに読ませた」という感じの「作品群」があります。
「書籍化」なんてこととは全然関係の無いところにあり、内輪で「おもしろい」と言っていただけの展開でした。
そんな感じで、今はただなんというか、ひっそりと眠っているという感じのコレ、おもしろいのでオススメです。
「現実か、妄想か!?」
コレは、ネット上で「読む」ということに適した長さ、ネット上で「読む」ということに疲れにくい「改行位置」なんていう工夫があるところも、おもしろいです。

「コンテンツに力のある個人サイト」:ファンサイト版

2005年07月11日 | おすすめ個人HP
「コンテンツに力のあるサイト」には、「ファンサイト」というものがあります。
これは、対象となるアーティストに力があれば、コンテンツの力というものがそれだけで成立します。
当のアーティストが公式サイトを持たない場合は、余計にその威力は発揮されます。

しかし、「誰がそのサイトを作っているのか」ということに「力」があるサイト。
これが、個人サイトの「力」なのではないかと思います。
この「誰が」の部分というのは、別にその人が有名であるかどうかなんてことは関係無い。
そのサイト内で、いかにその個人の個性が発揮されるか、ということなのではないかと思います。

このサイトはすごい!
そう思って、そう思い続けているところがあります。
このサイトを訪問した方で、そう思う人は多いのではないかと思います。
わたしはこのサイトのBBSに一度も投稿したことはないのですが、このBBS、何年にもわたり投稿が途切れません。
基本的なコンテンツに更新が無い状態で、この「BBSが何年も途切れない」ということも、このサイトの「コンテンツの力」を感じさせられる要素のひとつです。

情報の網羅はもちろんなのですが、その情報が多岐にわたっているということもすごい。
そして何よりすごいことは、ひとつひとつの文章に、このサイト主の哲学が流れていることです。
これが「ファンサイト」でありながら、この方独自のサイトとして存在し、生き続けている要素なのではないかと思います。

という、当のサイトは以下の通り。
見つけた発端はもちろん、わたしの「ブロンソン好き」ですけどね。