「さとかず」の読書のススメ

シンガポールから送る独断的な読書録
(基本ルールとして、単行本は出版社名、文庫本は文庫シリーズ名を記載)

友人の北京引越しにあたって

2005-02-15 01:31:49 | その他
シンガポールの友人(日本人)が北京に引っ越します。

私が初めて中国を体験したのは1987年、天安門の2年前です。上海ではスピルバーグの映画、エンペラー・オブ・ザ・サンのロケがありました。記念にロケで使われた有刺鉄線を持ち帰りました。ワイフィーとレンピンピーが存在し、ウイグル人が街中で闇レートで「チェンジル・マネー」と近づいてくるあの当時から今の中国が想像できたでしょうか?
ATMからお札が出てくるなんて・・・・・・(1994年に香港在住の日本人からATMからお札がでるんだ!と言われて、驚きました。思わずくちゃくちゃのあのお札が?と聞き返した私です)。

中国関連
手元読書済み
「汚職大国・中国 腐敗の構図 シャオ チョン 編 文春文庫」
1党主義の中での急激な発展の影にはお金が色々と動くのでしょう。
「中国共産党 葬られた歴史 譚ろみ 文春新書」
組織の内部抗争は陰惨を極めるのはどこも同じなのでしょうか。
「「神話」の崩壊 関東軍の野望と破綻 五味川純平 文春文庫」
「始皇帝 安能務 文春文庫」
「山河在り 陳舜臣 上・中・下 講談社文庫」
 
入手済み未読
「李香蘭 私の半生 山口淑子 新潮社」
「日中戦争いまだ終わらず 中島みち 文芸春秋」
「灰都 チア・ピンアオ 中央公論社」
「昭和陸軍 阿片謀略 の大罪 藤瀬一哉 山手書房新社」
「中国ビルマ戦記 菊池重規 図書出版社」
「わが半生 愛新覚羅 溥儀 筑摩書房」
「毛沢東と中国共産党 竹内実 中公新書」
「周恩来 最後の十年 張佐良 日本経済新聞社」
など他数冊。

本日読了
「愚か者死すべし 原りょう 早川書房」
作家は翻訳本を読むまくったせいでしょうか、文章が翻訳の味がします。
ひねくれものにオススメのシリーズでしょう。
2作、3作の早期の刊行を後記にて約束されていますが・・・・・・本気なのでしょうか?
主人公・沢崎の口から出るメグレ警視。シリーズを書いたジョルジョ・シムノンは、メグレシリーズでない1冊読了(本名失念)、「ビセートルの環 集英社文庫」「ベティー 読売新聞社」を入手済み。

探偵とは?下記読了本
「長いお別れ レイモンド・チャンドラー 早川文庫」
大学生の時に何気なく手に取り、読んだ本で、同級生から指摘されるまで、有名な本とは知りませんでした。軟弱者と笑うことなかれ、当時の私は先日死去したフランソワーズ・サガンの小説を1冊1冊とやっつけておりました。「悲しみよ こんにちは 新潮文庫」これだけ読めば十分とは当時の私に気付くはずもなく・・・・・・合掌。
「遺骨 内田康夫 角川文庫」
浅見光彦シリーズその他数冊。以前は絶対読まなかった作家のひとりです。
「偽りの街、砕かれた夜、ベルリン・レクイエム フリップ・カー 新潮文庫」
漂う静謐さが好きです。

入手済み、未読、読むべき本
「マルタの鷹 ダシール・ハメット 創元推理文庫」
数年前に訳本が出た、大学教授を辞めて探偵になったアメリカ人の本がありましたが、その中にもよく引用されていました(読了済みですが、本の名前は失念しました。単行本で上下2巻)。

個人的には探偵と聞いて一番最初に思い起こされるのはTVドラマ探偵物語の松田優作演じた工藤ちゃんです。べスパを街で見ると・・・・・・合掌。


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