「さとかず」の読書のススメ

シンガポールから送る独断的な読書録
(基本ルールとして、単行本は出版社名、文庫本は文庫シリーズ名を記載)

本日読了、「雨の殺人者 チャンドラー」

2006-03-23 09:46:39 | 思想・文学
最近、本を読みきらない日々が続いています。
読み始めると眠くなるといった、やはり春眠暁を覚えずというものなのでしょうか?常夏のシンガポールなのに。

本日読了
「雨の殺人者 チャンドラー短編全集4 レイモンド・チャンドラー 創元推理文庫」

6つの中編短編が入った一冊です。
最後の1篇、「女で試せ」は読んだ記憶があるので、本棚を見てみたら途中で投げ出していた本「さらば愛しい人よ(チャンドラー)」がありました。

まぁ、何となく読みきった本というところでしょうか。レイモンド・チャンドラーはあと数冊持っていますので、持っている分だけでも何とか読みきりたいと思います。

読み始めると眠くなる本でした。

本日購入、「THE SYONAN YEARS LEE GEOK BOI」

2006-03-11 21:33:34 | 歴史・戦争
本日は朝歩いて20分程度の「旧フォード工場跡」に行きました。
日本陸軍がシンガポールを攻略した1942年2月15日の「イエスかノーか」の舞台となったところです。

今年、2月に歴史記念館として生まれ変わりました。

「THE SYONAN YEARS:SINGAPORE UNDER JAPANESE RULE 1942-1945 LEE GEOK BOI NATIONAL ARCHIVES OF SINGAPORE ABD EPIGRAM PTE LTD」
価格39.90シンガポールドル

なかなか興味深い本のようです。時間をみてちらちらと読んでみます。

近々、私のシンガポール写真ブログの方に写真などをアップします。

註)昭南島とはシンガポールのこと。

本日読了、「ビセトールの環 シムノン」

2006-03-06 08:55:59 | 思想・文学
倒れた男性が病院で感じる心の変遷を描いた小説。

「ビセトールの環 ジョルジュ・シムノン 集英社文庫」

原書は1963年に発刊。
静かな中に自らの人生を省みる主人公、ルネ・モーグラ。シムノン60歳の時の作品には、死を意識する翳が感じ取れます。

人は無意識の中にも影響され、影響し生きてゆく者だということを、考えさせられます。
逃れられない生きるということ。
自分も自らの人生を考えみる時がいつかしら来るものなのかもしれません。