「さとかず」の読書のススメ

シンガポールから送る独断的な読書録
(基本ルールとして、単行本は出版社名、文庫本は文庫シリーズ名を記載)

秘録・日本国防軍 クーデター計画 阿羅健一 講談社 (13年8月23日読了)

2013-08-23 09:51:14 | 歴史・戦争
「私はこのドラマを見たとき、歴史というものはこのようにして歪められていくのか、と思った。」P4

戦後の服部卓四郎の戦史編纂、情報収集、自衛隊への関わりを描いた1冊。
服部と言えば、ノモンハンでの責任を追及されずに、辻と共に戦争指導の中心である参謀本部作戦課にいた人物として色眼鏡で見ていましたが・・・・・・。

この本で記載されている事が正しい正しくないとの視点でなく、違った目から見る必要があるという事。
戦後の自衛隊設立への道順が内務官僚を主導する旧軍の排除の中で行われた事が、今の自衛隊の原型をつくってしまった事。

作家の上記の言葉が重く感じます。

440ページの海軍士官を将校と記載するのは?
最後にある参考文献の一覧は参考になります。

08年10月7日読了、「インテリジェンス 武器なき戦争 手嶋龍一 佐藤優」

2009-05-23 21:15:27 | 歴史・戦争
08年10月7日読了、

「インテリジェンス 武器なき戦争 手嶋龍一 佐藤優 幻冬舎新書」

佐藤優と手嶋龍一の本を読むかどうか迷っている人のはこの1冊がお勧めです。
読みやすいのもその理由のひとつです。

特に佐藤優の本は場合によっては、ちょっと小難しく感じる人もいるでしょうから。

08年9月28日読了、「カフェ・ベルリン ハロルド・ネベンザール」

2009-05-17 23:03:18 | 歴史・戦争
08年9月28日読了、

「カフェ・ベルリン ハロルド・ネベンザール 集英社」

ユダヤ人の主人公がドイツに来てからナイトクラブの経営者となり、その支配人などの助けによりナチスの手から隠れて潜む物語。

これより後に観た映画、戦場のピアニスト(だったかな?)に重ね合わせることのできる物語です。

なかなか面白い小説でした。




08年8月23日読了、「インテリジェンス人間論 佐藤優」

2009-05-17 22:36:23 | 歴史・戦争
08年8月23日読了、

「インテリジェンス人間論 佐藤優 新潮社」

最近、注目している作家の一人がこの佐藤優です。
この本はちょっと力が抜けていて読みやすいのですが、彼の著作で繰り返される対ロシア外交についての記載は何度読んでも興味深く、逮捕されることでこのような作家が世に出たことは、本人にとっては不幸でも本好きにとっては好ましく思えます。

著者の本を読むたびに仕事にも情報管理が必要であることを感じます。

中に書かれてある情報将校、有森精三の著作「有森精三回顧録」が我が家にあります(著者のサイン入り)。
某氏に謹呈された本がどこかの図書館に入り、それがどういう経由か神田に流れてあったのを数年前に購入したもの。

08年7月7日読了、「大英帝国衰亡史 中西輝政」

2009-05-15 23:22:48 | 歴史・戦争
08年7月7日読了、

「大英帝国衰亡史 中西輝政 PHP」

とりあえずバンコクの古本屋で見かけたこの本を購入。
あぁ、こういう本を持っていたなと思い、手にとりました。

読み始めるとなかなか面白い本でした。
また時を置いて読み返したい1冊です。


大英帝国の興起と隆盛に貢献した3つの戦争
・16世紀のスペイン無敵艦隊との戦い(1585年~1603年)
・18世紀のスペイン継承戦争(1701年~1714年)
・ナポレオン戦争(1793年~1815年)
衰退の節目を象徴する3つの戦争
・アメリカ独立戦争(1775年~1783年)
・ボーア戦争(1899年~1902年)
・スエズ戦争(1956年)
と書いております。
そして、2つの大戦が大英帝国の明示的ないし最終的要因ということはできると。
精神的傾向としての「勢力均衡」という考えがその態度・発想・思考様式までも育んだものとしてイギリスの歴史の中にあったということ。

などなど。

08年6月29日読了、「徳川慶喜 松浦玲」

2009-05-15 11:04:45 | 歴史・戦争
08年6月29日読了

「徳川慶喜 将軍家の明治維新 松浦玲 中公新書」

水戸家に生まれ、一ツ橋家に養子、そして最後の将軍に上り詰めた徳川慶喜の一生を新書でさらっとおさらい。
幕末の予備知識として。

途中で放り投げていた本を再度、手に取り読み終わりました。



長らくお休みしていた当ブログ、その間も読書は継続(これは朝起きると顔を洗うのと同じようなものだから)。
読み終えた本が山積みになっているので再開します。



’08年5月4日読了、「検証・昭和史の焦点 保坂正康」

2008-11-02 18:59:32 | 歴史・戦争
’08年5月4日読了。

「検証・昭和史の焦点 保坂正康 文藝春秋」

昭和史に取り組む作家の1冊です。
この作家の本は徐々にと1冊ずつ読み続けていきたいと思っています。
昭和、特に敗戦までの歴史は個人的にも深く興味を持っていますので。

この本は、またふと思い出した時に目を通そう(拾い読み)と思います。

’08年3月15日~22日の間に読了、「ノーム・チョムスキー」

2008-11-01 12:57:10 | 歴史・戦争
’08年3月15日~22日の間に読了。

「ノーム・チョムスキー リトル・モア」

著名な言語学者ノーム・チョムスキーの公演やインタビューを収録した薄い1冊。
米国の軍をもって他国に介入する政治に疑問を投げかけるノーム・チョムスキー。
さらりと読める1冊です。
また後日何らかの機会に開いて読んでみようとも思います。

2月13日読了、「昭和陸海軍の失敗 文春文庫」

2008-03-08 09:58:44 | 歴史・戦争
2月13日読了、

「昭和陸海軍の失敗 彼らはなざ国家を破滅の淵に追いやったのか 半藤一利・秦郁彦・平間洋一・保坂正康・黒野耐・戸高一成・戸部良一・福田和也 文春文庫」

文藝春秋での座談会として掲載されていたものが新書で発売。
多少立ち読みをしていたのですが、ちょっと手元で読みたかったので、購入・読了。

なかなか面白かった1冊です。
手軽に読みやすいのも座談会形式の特徴でしょうか?

半藤氏は仕事柄、昔話題のその当人と会ったり目にしたりしたようですが、彼の個人的な印象をもって述べられた当人がそのような人であったと思うのは?でもありますね。

12月24日購入、「特捜検察の闇」「反転」「世界のすべての七月」

2007-12-25 21:12:47 | 歴史・戦争
12月24日古本屋で購入

「特捜検察の闇 魚住昭 文春文庫」
4.30ドル
「反転 闇社会の守護神と呼ばれて 田中森一 桃冬舎」
17.00ドル
「世界のすべての七月 ティム・オブライエン 文藝春秋」
13.80ドル

20%OFFで、28.05ドル

何故、ティム・オブライエンの小説が元検事の本よりも安いのか?不可解だが、売れないのだろう。シンガポールに住む日本人でティム・オブライエンを読んだことのある人って何人いるのでしょうか。

12月14日購入、「日本を降りる若者たち 下川裕次」「摸倣犯 全5冊 宮部みゆき」

2007-12-25 20:32:05 | 歴史・戦争
12月14日シンガポールの古本屋で購入の6冊。

「日本を降りる若者たち 下川裕次 講談社現代新書」
7.20ドル

「模倣犯 (一)~(五) 宮部みゆき 新潮文庫」
7.40ドル
7.40ドル
7.80ドル
5.90ドル
6.60ドル

トータル42.30ドル
20%引きで、
33.80ドル

昨日読了、「マルコス王朝 (上) S・シーグレーブ」

2007-12-03 20:55:17 | 歴史・戦争
タイ(バンコク)の古本屋で何故か上巻だけ見つけた本を昨日読了、

「マルコス王朝 フィリピンに君臨した独裁者の内幕 (上)S・シーグレーブ サイマル出版会」

眉唾物の話はあるものの、まぁ読むのがそう苦痛でもない1冊です。
物語としての面白みはあるものの、歴史的な真実味には?を残すのでは?
何だか大げさすぎの語り口でもあります。

しかしながら、さらっとマルコスまでの歴代大統領の名に目を通せただけでもよしとするべきかどうか?