特攻と原子爆弾を主に捉え書かれた1冊です。
本日読了
「太平洋戦争終戦の研究 鳥巣建之助 文春文庫」
特攻と原子爆弾というものが日本の戦争終結をあのようにならしめた要因だと書く著者は、戦争の前半は潜水艦艦長、後半は潜水艦隊の参謀(中佐)。戦時中の大半が物資の輸送や局地戦で消耗された潜水艦への悔しさがあり、本の中からは著者の特攻に対する思い入れが読み取れ、から目にした原爆と言うものの意味合い、それが交じり合い「終戦」という敗戦へとつながり行きます。
潜水艦特攻の回天(確か靖国神社の遊就館に展示してあったと記憶しているのですが)を認可する立場のひとりであったのか、多くのページが水中特攻に割かれています。
ああいう形で敗戦を迎えたことがよかったのか、もっと早く降伏できなかったのか(その前に戦争は避け得なかったのか)?
戦争へ踏み込んでいった時期そして敗戦までの政府・軍の上層部の一連の行動はこれからも研究されるべきものであるでしょう。
本日読了
「太平洋戦争終戦の研究 鳥巣建之助 文春文庫」
特攻と原子爆弾というものが日本の戦争終結をあのようにならしめた要因だと書く著者は、戦争の前半は潜水艦艦長、後半は潜水艦隊の参謀(中佐)。戦時中の大半が物資の輸送や局地戦で消耗された潜水艦への悔しさがあり、本の中からは著者の特攻に対する思い入れが読み取れ、から目にした原爆と言うものの意味合い、それが交じり合い「終戦」という敗戦へとつながり行きます。
潜水艦特攻の回天(確か靖国神社の遊就館に展示してあったと記憶しているのですが)を認可する立場のひとりであったのか、多くのページが水中特攻に割かれています。
ああいう形で敗戦を迎えたことがよかったのか、もっと早く降伏できなかったのか(その前に戦争は避け得なかったのか)?
戦争へ踏み込んでいった時期そして敗戦までの政府・軍の上層部の一連の行動はこれからも研究されるべきものであるでしょう。