「さとかず」の読書のススメ

シンガポールから送る独断的な読書録
(基本ルールとして、単行本は出版社名、文庫本は文庫シリーズ名を記載)

3月7日・9日読了、「怪鳥艇 上・下 深田祐介 新潮社」

2008-03-21 22:57:19 | 思想・文学
3月7日・9日読了、

「怪鳥艇 上・下 深田祐介 新潮社」

当たり外れの大きい作家、深田祐介のこの2冊。
日本、台湾、中国、北朝鮮、韓国、インド、ロシアなどを舞台とした物語。

面白く一気に読みきりました。
実際ありえるかどうかなど言うことでなく、物語としてはなかなか練られているものではないでしょうか。

主人公の二人、亡命北朝鮮女性戦士と台湾の血を引く日本人男性との恋物語を縦糸に、中国と台湾の関係における思惑が横糸になるその物語の中に引き込まれてしまえば、ちょとちたジェットコースターのようなストーリー展開を楽しめるのでは?

インドの部隊で同僚の亡命チベット人も出てきます。
奇しくも現在チベット問題が現実のものとして中国を揺さぶっています。
さて、現実ではどのように事態が推移していくのでしょうか?

3月5日読了、「蹴りたい背中 綿矢りさ 河出書房新社」

2008-03-21 22:43:09 | 思想・文学
芥川賞を取った小説、意識して読んだ本、記憶にあるのはたぶん10数年前に読んだ「背負い水 荻野アンナ」以来かもしれません。

とりあえず、これも一山いくらの大安売りの1冊。

3月5日読了、

「蹴りたい背中 綿矢りさ 河出書房新社」

思ったよりも面白く読書。
何でもないのに、面白く思えるのは自分の高校の時を思い起こすから?

しかし、この後歳を重ねてどういうストーリーをこれから作っていくのか・・・・・・。

2月29日読了、「ダ・ビンチ・コード 上・下 ダン・ブラウン」

2008-03-21 22:36:37 | 思想・文学
話題になっていた時に、購入するかどうか決めかねて、そのままになっていたところ、古本屋で一山いくらで売りに出ていたので入手。

2月29日読了

「ダ・ビンチ・コード 上・下 ダン・ブラウン 角川書店」

面白いのだけれども、先に読んだ「ハンニバル」ほどの深さはなく、まだ完読していない「フーコーの振り子」のような玄学ぽっさは感じられない、ちょっと軽い読みものといった感じ。

翻訳探偵小説として読むとちょうどいいかもしれません。

2月24日読了、「ハンニバル 上・下 T・ハリス 新潮文庫」

2008-03-15 15:06:02 | 思想・文学
2月24日読了、

「ハンニバル 上・下 T・ハリス 新潮文庫」

スタートはあの前作を読後感が蘇るが様に物語りに入っていけ、読み続けるにつれて何かがずれてきているような感が。
そういう具合に終わるのか、との終わり方は、何か取って付けたようです。そこが残念ではあるものの、最後まで飽きさせないストーリーはさすがでもあります。
ところどころに山場があり、そして途中退場の登場人物の描き方もきっちりとしているからでしょうか?

ただ、3作の中ではできはあまり褒められたものではないのでは?

2月21日読了、「はみだし銀行マンの左遷日記 横田濱夫 角川文庫」

2008-03-11 19:33:04 | その他
2月21日読了、

「はみだし銀行マンの左遷日記 横田濱夫 角川文庫」

単なる息抜きです。

しかし、
裏表紙を見ると
「~勤番日記」
「~乱闘日記」
「~の左遷日記」
「~の家庭崩壊」
などが、8年前には出ていたようだ。

作者は今何をしているかの方が興味深い。

2月20日読了、「お笑い 外務省機密情報 テリー伊藤 飛鳥新社」

2008-03-10 20:54:26 | 政治・経済
2月20日読了、

「お笑い 外務省機密情報 テリー伊藤 飛鳥新社」

大使館でいやな思いをしなかった人はいないでしょうね。
そう言えば80年代後半にメルボルンの領事部の日本人(女性)から、かなりひどいこと言われた記憶があります。
ここシンガポールでも勘違いした名物ばばぁがいました。
タイでは怪しい噂の日本人職員がいました。

緊急の場合、日本大使館にだけは逃げ込まない。これは判る気がします。
(もし逃げ込めるものならば戦国時代の砦みたいなアメリカ大使館に逃げ込みたいです。)

ところで何故日本の祝日と現地の祝日双方休むのだろう。

2月20日読了、「ああ言えば こう食う 壇ふみ・阿川佐和子 集英社」

2008-03-10 20:45:38 | その他
2月20日読了、

「ああ言えば こう食う 壇ふみ・阿川佐和子 集英社」

この手のエッセイ物も気分転換にはもってこいです。
壇ふみからはNHKの連想ゲーム、阿川佐和子からは現在週刊文春の対談を思い浮かべます。

何も考えなくて読める本というのもいいものです。

2月18日読了、「アントニオ猪木の伏魔殿 新間寿 徳間書店」

2008-03-08 10:45:43 | その他
2月18日読了、

「誰も書けなかったカリスマ「闇素顔」 アントニオ猪木の伏魔殿 新間寿 徳間書店」

アントニオ猪木の腹心とも言える新間寿の暴露本。
プロレスラーとしては最高であり、人としては最低であるというのは多分本当でしょう。お金に汚いということも。

しかし、やはりマットの上ではどのプロレスラーよりも絵になるのです。

2月17日、購入本26冊

2008-03-08 10:31:20 | その他
シンガポールの古本屋で在庫処分セールがあり、購入。
久しぶりの買いだめでストレス解消になりました。

「ノームチョムスキー」
米国の反政府言語学者の1冊

「昭和史の謎を追う 秦郁彦」
昭和戦前史に興味があるので、いつものごとく

「電通 田原総一郎」
なんとなく購入

「転職術」
サラリーマンの価値とは?

「ブリジット・ジョーンズの日記 ヘレン・フィールディング」
話題になった本なので

「チップに賭けた男たち ボブ・ジョンストン」
日本の技術者に関する1冊

「呪い方、教えます。 宮島鏡」
別に呪いたい人がいるわけではないのですが・・・・・・、もちろん嫌いな人はいます、ここシンガポールにも。

「危ない飛行機が今日も飛んでいる 上・下 メアリー・スキアヴォ」
人に言わせるとちょっと飛行機オタクだそうです、私。
確かにそう言われると飛行機に乗る前に、737か~とか機種で話をしてしまうのです。

「撃墜王の素顔 杉の計雄」
やはり旧軍の飛行機はシュルエットが美しいです。

「対話・日本人論 林房雄 三島由紀夫」
三島由紀夫は、自分を見て欲しいオーラが出ていた人であったとは、見かけた人の談。

「東京育ちの京都案内 麻生圭子」
京都、恐るべし。2月に行ったら寒かった。

「灼熱 シャーンドル・マーライ」
本屋では見知らぬ作家の本を手に取るといった楽しみがあります。

「文壇 野坂昭如」
何となく昔からこの人の本を手にとってしまうのです。しつこい文章ですが。

「怪鳥艇 上・下 深田祐介」
この人の本は当たりはずれが激しいので注意が必要。

「インターネットはからっぽの洞窟 クリフォード・ストール」
この本が書かれた当時と状況は変わっていますが、どうなんでしょう。

「ハンニバル 上・下 T・ハリス」
このシリーズは面白かったですが、さてどうでしょう、これは?

「はみ出し銀行マンの左遷日記 横田濱夫」
この手の本は読書に疲れた時に読むのです。

「蹴りたい背中 綿矢りさ」
あまりこの手の本も読まなくなったのですが・・・・・・。

「ダ・ヴィンチ・コード 上・下 ダン・ブラウン」
新刊では買わなかったのですが。

「アントニオ猪木の伏魔殿 新間寿」
その昔、アントニオ猪木を監禁した事件の当事者の一人と呑んだことがあります。集合がかかって部屋に入ったら猪木がいたと笑っていました。

「ああ言えばこう食う 壇ふみ 阿川佐和子」
気晴らしの1冊。

「お笑い外務省機密情報 テリー伊藤」
ぱらっとめくるとふむふむと思えることが書かれています。



2月13日読了、「昭和陸海軍の失敗 文春文庫」

2008-03-08 09:58:44 | 歴史・戦争
2月13日読了、

「昭和陸海軍の失敗 彼らはなざ国家を破滅の淵に追いやったのか 半藤一利・秦郁彦・平間洋一・保坂正康・黒野耐・戸高一成・戸部良一・福田和也 文春文庫」

文藝春秋での座談会として掲載されていたものが新書で発売。
多少立ち読みをしていたのですが、ちょっと手元で読みたかったので、購入・読了。

なかなか面白かった1冊です。
手軽に読みやすいのも座談会形式の特徴でしょうか?

半藤氏は仕事柄、昔話題のその当人と会ったり目にしたりしたようですが、彼の個人的な印象をもって述べられた当人がそのような人であったと思うのは?でもありますね。

2月11日、購入「昭和陸海軍の失敗」「空の青み バタイユ」

2008-03-08 09:39:20 | その他
一時帰国中に日本で購入の2冊。
わざわざ神田にまで行って買う本ではないのですが。

「昭和陸海軍の失敗 彼らはなぜ国家を破滅の淵に追いやったのか 文春新書」
740円+税

新訳が読みたくて購入、
「空の青み G・バタイユ 河出文庫」
840円+税