「さとかず」の読書のススメ

シンガポールから送る独断的な読書録
(基本ルールとして、単行本は出版社名、文庫本は文庫シリーズ名を記載)

8月5日読了、「李香蘭 私の半生 山口淑子」

2007-08-07 01:47:51 | 歴史・戦争
週末をかけて一挙に読んでしまった1冊、

「李香蘭 私の半生 山口淑子・藤原昨弥 新潮社」

小説よりも刺激的な生涯を送った(まだ現在形ですが、たぶんそろそろ・・・・・・)女性の半生(1987年発刊)を描いた1冊。インターネットで調べてみると90年代に私の履歴書で書かれた内容が本になっているようです。購入せねば!

先の戦争と言えば、ここシンガポールも華人殺害に関しては、繰り返しTVなどで放送されていますが・・・・・・、シナの夜がこちらのスーパーで大音量で流れていたのは笑いました。渡辺はま子の声でしたが。

とにもかくにもオススメの1冊です。


余談ですが、シンガポールで近年発刊された日本占領時代を主題にした本に、李香蘭のことを日本への協力者として写真入で紹介しています。中国人と考えられているのでしょうか?

昨日読了、「甘粕大尉 角田房子」

2007-08-02 08:17:57 | 歴史・戦争
アナーキストの大杉栄殺害の張本人とされる甘粕正彦について書かれた1冊、

「甘粕大尉 角田房子 中公文庫」

果たして殺害したのは、誰なのか?色々と調べてみても、著者は結局わからずじまいということを書いています。その秘密を抱いたまま満州国設立に尽力し、そして崩壊とともに自殺した甘粕正彦。

満州国の文化的発展を望んだ彼は複雑な性格を持っていたようです。