「さとかず」の読書のススメ

シンガポールから送る独断的な読書録
(基本ルールとして、単行本は出版社名、文庫本は文庫シリーズ名を記載)

映画「血と骨」を観て、本日購入「北朝鮮に消えた友と私の物語 萩原遼」

2005-12-30 22:08:37 | 歴史・戦争
本日、シンガポールで公開されている映画「血と骨」を観に行きました。
原作は私の好きな作家、梁石日です。

しかし、北朝鮮への帰国運動などシンガポール人に理解できるのでしょうか?と考えつつも自問し、本日購入。

「北朝鮮に消えた友と私の物語 萩原遼 文春文庫」

本日読了、「自決 飯尾憲士 集英社文庫」

2005-12-28 22:13:37 | 歴史・戦争
題に惹かれて買った本、本日読了しました。

「自決 森師団長斬殺事件 飯尾憲士 集英社文庫」

陸(航)士60期の作家が追う上原重太郎大尉の影。近衛師団長部屋に上原大尉はいたのか?自ら陸士出身ということを多く語らず生きてきた作家が疎遠となっている陸士の先輩や同級生に連絡を取りながら、パズルを埋めるような作業が下手な推理小説よりも興味深く読むことができます。

読んで気が付いたのですが、これから読む人に薦めるのは、登場した人物を1枚の紙に書いていくことでしょう。また、多少、旧帝国陸軍の組織、幼年学校と士官学校の成り立ちなどをおさえておかないとちんぷんかんぷんかもしれません。

「日本陸海軍の制度・組織・人事 東大出版会」などを横において読むとよいでしょう。

先日読んだ、「私観 太平洋戦争 高木惣吉 光人社NF文庫」のP341に記されている場面を掘り下げた本。

本日、読了「私観 太平洋戦争 高木惣吉 光人社NF文庫」

2005-12-23 09:11:57 | 歴史・戦争
海兵43期の高木惣吉の残した本。

読了本
「私観 太平洋戦争 和平工作に奔走した一提督の手記 高木惣吉 光文社NF文庫」

なかなか興味深い1冊でした。ただ、文章が読みづらい点が数箇所あり、意味不明確のところも見受けられます。これはもしかしたら数箇所は関係者しかわからない書き方をしたのかもしれません。戦後の氏の本に関しては元軍人からは苦々しく思われていたとの話もあります。

本を読む前に必要なのは戦争に踏み切るまで何が起きていたのか、敗戦までの経緯を簡単にでも踏まえておく必要があります。本の中では時系列に並んでいないのも留意点。陸海軍の人物の海兵と士官学校の年次もおさえておくとなおよし。

人物評価につき、野村吉三郎(海兵26期)のことを書いている点など、人には2面性があることを言い表しており、考えるべき点。

「夜市 恒川光太郎 角川書店」読了

2005-12-16 21:55:59 | 思想・文学
昨日、高島屋SCの紀伊國屋にて新刊を購入。本日、読了。

「夜市 恒川光太郎 角川書店」
書店で本の装丁にひかれ、手に取り購入した本。金魚の泳ぐ姿が目に留まりました。

第12回日本ホラー小説対象受賞作、とのことですが、ちょっと立ち読むをし、文体が気に入りました。
早速、昨晩深夜から読み、今朝読み終わる程、期待通り、面白い本。
「夜市」と「風の古道」の2作品が一冊にまとめられていますが、個人的には「風の古道」の方が好みの作品です。
いやらしくないホラー、文章が過剰でないところがよいのでしょう。淡々と進むストーリーに奇妙なことを驚き少なく受け入れる登場人物たちの、自分がその場面に立ち会っているような気持ちにさせてくれる語りの数々。

京極夏彦の本を始めて読んだ時以来の、次の本が待たれる期待の新人作家、オススメの1冊です。

シンガポールの潮州料理店

2005-12-09 23:14:29 | その他
本日、仕事の絡みで潮州料理店で食事をしました。
そこのオーナーにシンガポールの潮州料理店の現状を尋ねたところ、
色々と話が聞け、最後には本を一冊いただきました。

入手本
新加坡潮州八邑会館の名簿

所謂、潮州出身者の協会紳士録です。

しかし、何に使えばよいのでしょうか?

12月8日真珠湾攻撃の日

2005-12-08 21:47:40 | 歴史・戦争
本日は真珠湾攻撃の日です。

入手済み未読
「完本・太平洋戦争(上)、(下) 文藝春秋編」
「大東亜戦争作戦日誌 井本熊男 芙蓉書房出版」
「真珠湾奇襲・ルーズベルトは知っていたか 今野勉 PHP文庫」
「機動部隊 淵田美津男・奥宮正武 新装版戦記文庫
「海軍航空隊、発進 源田實 文春文庫」
「海軍航空隊始末記 同上」
などなど、その他も色々買っているようです。

何か読み始めたいと思う今日です。