「さとかず」の読書のススメ

シンガポールから送る独断的な読書録
(基本ルールとして、単行本は出版社名、文庫本は文庫シリーズ名を記載)

昨日読了、「ザ・ホテル ジェフリー・ロビンソン」

2006-05-29 09:37:43 | 
最近、シンガポール国内のホテルに泊まりあるくのを趣味にしている私です。

昨日読了

「ザ・ホテル ジェフリー・ロビンソン 文春文庫」

ロンドンの最高級ホテルの舞台裏を描いたドキュメント(?)。オススメ一冊です。皆さんもお泊りになられたホテルを思い起こし、苦笑いできる1冊です。

私が泊まったホテルでどこが一番一流といえるところか、考えてみました。それは、それは数年前に逗留(ちょっときざに書いてみました)したロンドンのリッツでした。泊まっている人たちの雰囲気などもちょっとスノッブ。ホテルまで地下鉄で来て、チェックインをした我々もさすがに出て行くときには場の雰囲気を読み、タクシーで空港へ向かいました。
いいホテルでした。ロンドンに行く折には、またここに泊まりたいものです。

さてこの週末は、シンガポールの高級ホテルと言われるところに、お泊まり予定。何がおきるか楽しみです。けっこうこんなことにと思われることで手違いがあったりして、バタバタすること、あります。私はそれをみて楽しむという嫌な性格です。

昨日読了、「裏のハローワーク 草下シンヤ」

2006-05-21 09:48:37 | その他
早速、購入した本に手をつける。

昨日読了、
「裏のハローワーク 草下シンヤ 彩図社」

なかなか興味深い本です。
気になったのは、臓器ブローカー。
私が住んでいるここシンガポールでも子供の行方不明があります。果たして関与性があるのかどうか・・・・・・。ちょっと気になるところではあります。


本日購入、「ザ・ホテル ジェフリー・ロビンソン」「裏のハローワーク 草下シンヤ」

2006-05-19 21:39:33 | その他
本日、古本屋で2冊購入。

「ザ・ホテル ジェフリー・ロビンソン 文春文庫」
最近、シンガポールのホテル泊まり歩きが趣味になった私です。週末をホテルで過ごすことも増えました。基礎知識として購入。5.80ドル

「裏のハローワーク 草下シンヤ 彩図社」
最近読書疲れなので、そういうときには軽い読み物が一番と考えます。8ドル。

また本が増えてしまいました。

本日読了、「望郷と決別を 佐藤正明」

2006-05-04 21:17:00 | 政治・経済
中国広東省の深せん市に研修旅行で行ったのは1994年のことでした(多分)。
工場見学などもしたのですが、もしかしたらこの主人公の石井氏から工場見学の案内をしていただいたかもしれません(どこの工場かはメモなどが手元にない為に不明)。

読了本
「望郷と決別を 中国で成功した男の物語 佐藤正明 文春文庫」

海外で働く私としてもかなり興味深い本でした。
これから海外赴任する人は、下手な本を読むよりもこの本を一冊読んだほうが海外で働くことの意味合いを考えることができそうです。

この本を読み終わり考えたこと。
・日本人以外への権限の委譲をどうするか?
・いて欲しい人間をやめさせない努力。
・上手くいっても雇われ社長の場合には本社(日本)から逆に疎まれることもある。
・異業種の人たちとの付き合い方。
・日本人を海外で雇う場合の彼らの(日本の)年金などについての配慮。
・自らの仕事に対する情熱。
・どう利益をあげるか、あげられるか。

など、思いつくことをランダムに書き出してみました。

この本を読みましたら、よ~し働くぞ!まだまだだ!と奮い立ちます。

本日読了、「マクナマラ回顧録 ロバート・S・マクナマラ」

2006-05-02 21:17:04 | 歴史・戦争
ベトナム戦争の主役の一人、マクナマラ元国防長官の回顧録を本日読み終えました。

「マクナマラ回顧録 ベトナムの悲劇と教訓 ロバート・S・マクナマラ 共同通信社」

数年前にあったマクナマラのインタビュー映画(見たかったのですが、日本帰国時に上手く時間を作れず、見に行けませんでした)も見てみたい気がします。

この本は米国でもかなり反響を生み出した一冊とは知っていましたが、何となく持っているだけの1冊でした。

読むとまるで米国がベトナム戦争へと進む道は戦前の日本が中国戦線、そして米国との戦争(真珠湾)への道に似通っているところも多く見られるのでは?と思えます。国の指導者達の見解の不一致、戦争当初のマスコミと国民の態度、政策の根拠のない楽観的な見通し、一般に明らかにされなかっ思わしくない不利な状況など。数えればきりがないようです。
また、奇しくも同じようにベトナムが絡んでくるとは(日本の南ベトナム侵攻が米国との戦争を決定的にしたとの説あり)。

しかし、95年に書かれたこの本、ベトナムの失敗をどう活かすか?マクナマラの提言に照らし合わせ、ブッシュ・ジュニアの始めた戦争を考えてみると興味深いものです。

オススメの1冊です。


後ろに載っている登場人物の略歴を読むと、ちょとは読みやすいかもしれません。