「さとかず」の読書のススメ

シンガポールから送る独断的な読書録
(基本ルールとして、単行本は出版社名、文庫本は文庫シリーズ名を記載)

昨日読了、「失敗の本質 戸部良一その他」

2007-07-18 23:19:06 | 歴史・戦争
昨日はもう一息で読み終えるところまできていた一冊を読了。

「失敗の本質 日本軍の組織論的研究 戸部良一、寺田義也、鎌田伸一、杉之尾孝生、村井友秀、野中郁次郎 ダイヤモンド社」


旧日本軍の失敗を事例としてあげて、分析、教訓を読み取ろうとする、いかにもダイヤモンド社らしい一冊です。

・ノモンハン事件
・ミッドウェー作戦
・ガダルカナル作戦
・インパール作戦
・レイテ海戦
・沖縄戦

が、事例としてあげられています。

過去の成功事例に縛られた膠着した組織の不幸が綴られています。
1章の失敗の事例研究は面白く読め、この本はその事例を読むことで終わってもいいように思えます。

2章、3章は、個人的には読む必要はなかったなと思える本です。

昨日読了、「パルプ チャールズ・ブコウスキー」

2007-07-10 10:53:40 | 思想・文学
昨日は何となく読んでいた一冊を読了。

「パルプ チャールズ・ブコウスキー 新潮文庫」

レイモンド・チャンドラーなどのパロディとして読まばいいのか?暇な人にはどうぞと言えるような1冊でした。

自らスーパーエディターと名乗っていたアホ(私の勘違いでなければこの人は作家の原稿を横流ししていたのでは?)が解説を書いているのも紙の無駄です。


もうブコウスキーはいいかな、と思えた一冊です。


昨日読了、「首脳外交 嶌信彦 」

2007-07-06 08:14:43 | 政治・経済
昨日読了、

「首脳外交 先進国サミットの裏面史 嶌信彦 文春新書」

1975年にフランス大統領、ジスカールデスタンによって提唱され、実現したサミットに関して書かれた1冊です。

25回のサミットに関わってきた著者が記する首脳外交のあれこれがつまったこの本。前半に比べ後半をあまり面白く感じないのは、本が書かれた当時(911テロ前)と現在では社会状況がまた一段と変化したためなのかもしれません。

最後にサミット史年表付き(’75年~’99)