「さとかず」の読書のススメ

シンガポールから送る独断的な読書録
(基本ルールとして、単行本は出版社名、文庫本は文庫シリーズ名を記載)

08年11月11日読了、「なぜ、社長のベンツは4ドアなのか? 小堺桂悦郎」

2009-05-23 22:52:34 | その他
08年11月11日読了、

「なぜ、社長のベンツは4ドアなのか? 小堺桂悦郎 フォレスト出版」

カバーを見て買った人が多いと思われる本です。
内容はあまりたいしたことではないので。

08年11月2日読了、「国家の罠 佐藤優」

2009-05-23 22:40:20 | 政治・経済
08年11月2日読了、

「国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて 佐藤優 新潮社」

なかなか面白い1冊です。
佐藤優が書く本でもちょっと頭を使う本のひとつ。

国策捜査というものがあるということ。
容疑者=犯罪者 ではないということを知る必要があるということ。
何の理由かわからないままに誰でも穴に落ちる可能性があるということ。
その時にどう行動すべきか、どう精神を保つか。
組織から切り捨てられた時には?
ぜひサラリーマンの方々には一読していただきたい本です。


これを読む人は、ぜひ「自戒する帝国」も合わせて読んでみてはと思います。

佐藤優の本は、立ち読みで十分なものと、再読してみたくなるものとの落差が激しいこと。
まぁ、これだけの本を書いておけば仕方がないとは思いますが・・・・・・。

08年10月27日読了、「明日の記憶 萩原浩」

2009-05-23 22:29:39 | 思想・文学
08年10月27日読了、

「明日の記憶 萩原浩 光文社文庫」

若年性アルツハイマーに罹った主人公が会社での居場所をなくし、そして・・・・・・という小説。
なかなか読ませます。

寝る間も忘れて明け方までかけて読み切りました。


昔の上司が主人公とまさに同じ病気になりました。
東証一部上場会社の会社で、役員くらいにはなるだろう人でしたので(事実その人よりどうみても仕事上、格下の人が役員になっています)、その姿が痛々しくて、そのことを思い出しました。

病気だけは・・・・・・。

08年10月12日読了、「わたしを離さないで カズオ・イシグロ」

2009-05-23 21:49:27 | 思想・文学
08年10月12日読了、

「わたしを離さないで カズオ・イシグロ 早川書房」

隠されているもの、その何かに引っかかりながらも読み続けるうちに、少しづつその存在の意味が明かされていく、この物語は近未来なのかどうか。

カズオ・イシグロのこの小説は現在の医療のたどり着くひとつの答えを暗示しているようでもあります。

重い内容を淡々とした抑制のきいた文章で、最後まで読ませる筆力はさすがだと思えます。
しかし、何だかやるせない切なくなる要素を持つ1冊です。

08年10月7日読了、「インテリジェンス 武器なき戦争 手嶋龍一 佐藤優」

2009-05-23 21:15:27 | 歴史・戦争
08年10月7日読了、

「インテリジェンス 武器なき戦争 手嶋龍一 佐藤優 幻冬舎新書」

佐藤優と手嶋龍一の本を読むかどうか迷っている人のはこの1冊がお勧めです。
読みやすいのもその理由のひとつです。

特に佐藤優の本は場合によっては、ちょっと小難しく感じる人もいるでしょうから。

08年9月28日読了、「カフェ・ベルリン ハロルド・ネベンザール」

2009-05-17 23:03:18 | 歴史・戦争
08年9月28日読了、

「カフェ・ベルリン ハロルド・ネベンザール 集英社」

ユダヤ人の主人公がドイツに来てからナイトクラブの経営者となり、その支配人などの助けによりナチスの手から隠れて潜む物語。

これより後に観た映画、戦場のピアニスト(だったかな?)に重ね合わせることのできる物語です。

なかなか面白い小説でした。




08年8月30日(上)&31日(下)読了、「楽園 宮部みゆき」

2009-05-17 22:51:06 | 思想・文学
08年8月30日(上)&31日(下)読了、

「楽園 宮部みゆき 文藝春秋」

模倣犯という長編傑作を世に出した著者の続編は意外な形での小説でした。
前の作品とは比べものにはちょっとなりませんが、読ませる力はさすが宮部みゆきです。

しかし、模倣犯は面白かったと改めて思い起こさせた続編でした。

08年8月23日読了、「インテリジェンス人間論 佐藤優」

2009-05-17 22:36:23 | 歴史・戦争
08年8月23日読了、

「インテリジェンス人間論 佐藤優 新潮社」

最近、注目している作家の一人がこの佐藤優です。
この本はちょっと力が抜けていて読みやすいのですが、彼の著作で繰り返される対ロシア外交についての記載は何度読んでも興味深く、逮捕されることでこのような作家が世に出たことは、本人にとっては不幸でも本好きにとっては好ましく思えます。

著者の本を読むたびに仕事にも情報管理が必要であることを感じます。

中に書かれてある情報将校、有森精三の著作「有森精三回顧録」が我が家にあります(著者のサイン入り)。
某氏に謹呈された本がどこかの図書館に入り、それがどういう経由か神田に流れてあったのを数年前に購入したもの。