「さとかず」の読書のススメ

シンガポールから送る独断的な読書録
(基本ルールとして、単行本は出版社名、文庫本は文庫シリーズ名を記載)

仕事でガイドブックを読む

2005-10-21 02:03:09 | 
ガイドブックを読む仕事を始めました。

読書中
「ワールドガイド シンガポール JTBパブリッシング」

納期に間に合わせるべく、調査スタート。
ここしばらくは他の読書はできそうにありません。

海外に住むということ

2005-10-18 08:57:57 | その他
海外に住むと読みたい本が手に入りにくいのがつらいところです。新刊は日本の本屋さんで手に入るのですが、割高です。まあ、近年は古本屋もできたりしてそれなりの本は読めるのですが、ちょっと変わった本になるとお手上げです。

しかし、ジョルジョ・シムノンの本を見つけたのは数年前。

入手本未読
「ビセトールの環 シムノン 集英社文庫」

ジョルジョ・シムノンの物語の静けさが好きです。

カミュ、「ペスト」があった・・・・・・

2005-10-12 09:43:05 | 思想・文学
実家に帰ったら、ああ~この本も読んだんだ、と改めて本を見ることがあります。

読了本
「ペスト カミュ 新潮文庫」
ペストに襲われた都市の話(だったかな?)。カミュは読むに体力がいりますが、当時はマイブームが哲学書関係だったので、息抜きになったような。

しかし、この本は読むべき本の1冊でしょうが、やはりカミュは「ママンが死んだ」の異邦人でしょう。

タレントのセイン・カミュは親類だそうですね。

外資系企業の解雇

2005-10-05 18:38:32 | 政治・経済
ここシンガポールでは、会社のスタッフの能力が話題になると必ずと言っていいほど、解雇の話を聞くことがあります。最近の日本もそうなりつつあるのでしょうか?

読了本
「「クビ!」論 梅森浩一 朝日新聞社」
著者は日本で言うところの外資系銀行に勤めていました。外資系企業のほうが日本以上に上司の個々人の意思が強く人事面にでるようです(これは米系企業が主かもしれませんが)。外資系企業に対するイメージが先行していることがこの本からも伺えます。

ただ、やはり買ってまで読む本でないことも事実です。私は買ってしまいましたが・・・・・・しかも単行本。

本日読了、「私のNHK物語 山川静夫」

2005-10-04 08:36:14 | 芸能
早朝に読了
「私のNHK物語 アナウンサー38年 山川静夫 文春文庫」
読む中にこの番組を見ていたな、というものがいくつかあり、山川アナウンサーの語り口も思い出しました。しかし、ご本人はかなりの酒豪なのですね。
大学の時に何かに夢中になるとそれ将来の支えになるということは確かなことなのでしょう。しかし、歌舞伎とは・・・・・・。

本日読了、「昭和戦後史の死角 保坂正康」

2005-10-02 19:31:47 | 歴史・戦争
昨日、バリ島で爆弾テロが起き、日本人も被害にあいました。テロに屈しないと声明を出した日本はどこへ行くのか?

本日読了
「昭和戦後史の死角 保坂正康 朝日文庫」
先の戦争から現代社会を考える視点を持つこの本は一読の価値を持つように思われます。歴史に何を学ぶか、何故そうなったかを考える中で現代日本社会の危うさも感じ取れるのではないでしょうか?
私は小泉首相の役目は終わっていると感じたのは「どこが戦闘地域でどこが非戦闘地域であるか、私にわかるわけない」といった答弁でした。一国の総理が言うべき発言ではないのです。真摯さが足りないのです。いみじくもこの点を保坂正康も取り上げて論じていることについて、おかしいと感じている人たちが多くいるのであろうと思えます。

しかしながら歴史的にみると大衆とはわかりやすい扇動者を選ぶ傾向にあるのです。今回の日本の総選挙にその傾向を読み取ることができるでしょう。

古代アテネが衰退したのは無産市民に選挙権を与えたこと。これも歴史でしょうか。
保坂正康の第2章は「保守主義」について書かれています。

今を考えれるべき本の1冊です。