「さとかず」の読書のススメ

シンガポールから送る独断的な読書録
(基本ルールとして、単行本は出版社名、文庫本は文庫シリーズ名を記載)

昨日購入、「「事件」を見にゆく 吉岡忍」

2006-11-25 09:59:16 | その他
昨日シンガポールの古本屋で購入

「「事件」を見にゆく 吉岡忍 文春文庫」

購入金額4.50シンガポールドル

吉岡忍が’87~’88年に日本で起きた事件を絡ませ書く、ルポルタージュ。

阪神淡路大震災もオウムサリン事件も起きる数年前の社会の姿を垣間見れるかも?

本日読了、「ヴァージン リチャード・ブランソン」

2006-11-19 19:08:43 | その他
けっこう分厚い本ですので、読み終えるのに数日かかりました。

本日読了
「ヴァージン 僕は世界を変えていく リチャード・ブランソン TBSブリタニカ」

新しい仕事に対する情熱と仲間との共闘と別れ、冒険に対する気持ちと家族、銀行との借入金に関するやりとりとBAとの戦い。

堅苦しくなく色々な内容も含め描かれた半生。
中には若かりし日に日本のホテルで性的マッサージを受けたこともあっけらかんと書かれています。

これから会社を起こそうとする人たちには多少は参考になる1冊かもしれませんし、また会社を立ち上げ奮闘中の人たちにはなるほどと思えることもあるかもしれません。
ただ思えることは運というものも大切な要素であるということを感じます。それはリチャード・ブランソン個人が自ら呼び込んだものであるだろうということは、確かなことなのでしょう。

昨日読了、「大下弘 虹の生涯 辺見じゅん」

2006-11-14 22:16:20 | その他
手に取り読み始めたら、止めれなくなり、あっという間に読んでしまいました。

昨日読了

「大下弘 虹の生涯 辺見じゅん 新潮社」

天才というものはこのようなものなのでしょう。
常人では考えれないほどの、人間関係・女性関係のだらしなさ、光の中の絶頂期とその終末(自殺)。
身近にいない人には輝いて魅力的に見える人が、身近なものたちを苦しめていると言うことなどは、何かしら象徴的なものでもあります。

この単行本に載ってある写真も魅力にあふれる大下弘です。

余談ですが、私のかすかに記憶にある西鉄ライオンズはすでに優勝を狙えるようなチームではありませんでした。

兎にも角にもオススメの1冊です。

本日読了、「眞説 光クラブ事件 保坂正康」

2006-11-12 22:21:06 | 政治・経済
本日読了

「眞説 光クラブ事件 東大生はなぜヤミ金融屋になったのか 保坂正康 角川書店」

保坂正康の本にしては、あまり面白みを感じなかった1冊です。
ライブドア事件の時にクローズアップされた光クラブ事件ですが、(著者の指摘する)事件当事者が受けた戦争と言うものからの傷の存在を考えるに類似事件とは考えにくいものです。

三島由紀夫と同じ講義を受けていた事実(他と交わろうとしないふたりを他の学生が記憶)、どうやらふたりの間には交流があったであろうという著者の推測。
日本マクドナルドの会長であった藤田田が学生時代に光クラブにかかわりがあったこと(著者は藤田に会えず)。
著者は色々な人たちにコンタクトを取った様子が描かれています。

私の思い過ごしかもしれませんが、この本には著者が知りえて、書かなかったことの存在を何かしら感じます。何やらじれったいものの存在ですが。それが今ひとつこの本のに深みを感じない理由なのかもしれません。



昨日読了、「政党崩壊 伊藤惇夫」

2006-11-12 21:45:57 | 政治・経済
昨日読了

「政党崩壊 永田町の失われた十年 伊藤惇夫 新潮新書」

政治改革を錦の御旗にして政界を蹂躙した新党ブーム。その渦中にあってインサイダーとして存在した著者から見た十年間。

与党への復帰に向けて浮き足立つ自民党と与党政治家、そして小沢を中心とした自民党への工作。社会党という万年野党の与党になった後の消滅(社民党となった社会党はその残滓にしかすぎないと思えます)。現在民主党の党首となった小沢と言う政治家によって動かされた政界再編。小泉の登場がなければ現在は別の政治的枠組みが出来ていたのかもしれません。
さて、これからどう政党の枠組みが動いていくか・・・・・・。著者の言うところの統一意思を持つ政党の登場があるのか?

オススメの1冊です。


細川(護熙)元首相いきなりの政界引退と戦前の近衛元首相の行動を何となく連想してしまいました。

また、思い出します。宇野総理の参議院選挙、私がアルバイトでポスターの配送手配をしていた自民党県連の総理の選挙ポスターはお蔵入りでした。

本日購入、「政党崩壊 伊藤惇夫」、「光クラブ事件 保坂正康」

2006-11-09 19:46:20 | 政治・経済
本日購入の2冊(古本屋にて)

「政党崩壊 永田町の失われた十年 伊藤惇夫 新潮新書」
4.50シンガポール・ドル
この間は海外から日本を眺めていた私です。海外から日本の政治を眺めて思ったことを考えながら読んでみたいと思います。

「眞説 光クラブ事件 保坂正康 角川書店」
10.80シンガポール・ドル
サラ金、闇金について色々と知りたいと考えています。名前だけは知っている光クラブ、この本の装丁がいいです。いかにも胡散臭いことについて書かれてあるようで。作者の名前を見、買うことにしました。

昨日読了、「高い窓 レイモンド・チャンドラー」

2006-11-06 21:57:12 | 思想・文学
昨日読了、

「高い窓 レイモンド・チャンドラー ハヤカワ文庫」

活躍のフィリップ・マーロウ、そういえば今は飲酒運転に厳しいロス(住んでいた知人曰く)も当時は呑んで運転していたのだな~と変なところに注目してしまいました。はい、飲酒運転は絶対にいけません。私も2度としません。

ストーリーの方は、やり手ババァに気の弱そうなその息子とババァの神経質な秘書、そして怪しげな登場人物が数人。加えて、ちょっとしつこそうで、やけに淡白な刑事の中、あちこちに顔を出すマーロウ。

ん~、疲れるでしょう、そんなにあちこちに行って、ひと癖もふた癖もありそうな人たちと駆け引きをすると。

マーロウはタフということを知る1冊です。

しかし、無駄に登場人物が多すぎるのでは?

昨日購入、「スチーブン・キング 小説作法 スチーブン・キング」

2006-11-02 19:52:04 | 思想・文学
通常はこの手の題の本は手に取らない私ですが、何となく目に入り、最初を読むとこれは月間プレイボーイか何かで出ていた文章と同じだと思い。

思わず購入、

「スチーブン・キング 小説作法 スチーブン・キング アーティストハウス」

シンガポールの古本屋で5.50シンガポールドル。