「さとかず」の読書のススメ

シンガポールから送る独断的な読書録
(基本ルールとして、単行本は出版社名、文庫本は文庫シリーズ名を記載)

昨日購入、「望郷と決別を 佐藤正明」

2006-04-29 08:37:54 | 政治・経済
VHSとベーターの死闘を描いた快作、「陽はまた昇る」の著者。今回購入した本も面白いことを期待して。

昨日購入
「望郷と決別を 中国で成功した男の物語 佐藤正明 文春文庫」
紀伊國屋にて、23.90シンガポールドル
日本の定価が924円+税なので、約1673円

来月初旬に香港へ行く予定です。その時に持っていく本として。
それまでにマクナマラ回顧録を読み終えなければ。

本日読了、「結婚詐欺師 クヒオ大佐」

2006-04-23 18:47:23 | その他
本日はコンドミニアムのプールサイドなどで読書、読んだ本は、

「結婚詐欺師 クヒオ大佐 吉田和正 新風舎文庫」

実在の詐欺師を主人公にした架空の話(小説)。かすかに記憶にある結婚詐欺師(以前に週刊誌で読んだような・・・・・・、彼がクヒオ大佐だったのでしょう)・・・・・・、だまされる人っているのですね。

だます方が悪いのか、だまされる方が馬鹿なのか・・・・・・。

読書に疲れたときの息抜きの読書にちょうどいい程度の本。

著者の文章はところどころ変に硬くていけません。この手の本を読む時の気持ちは辞書を引かなくてはわからない言葉などを求めていないということを考えて欲しいものです。

昨日購入、「WEST SIDE STORY パンフレット」

2006-04-23 01:40:52 | 芸能
シンガポールでは、4月7日から30日までエスプラネードでWEST SIDE STORYが上演されています。

昨日購入
「WEST SIDE STORY パンフレット」
10シンガポールドル

22日に観に行きました。
主人公のトニー、もう少し痩せた方が良いと・・・・・・。
今晩は、夢を見そうです。

昨日購入、「結婚詐欺師 クヒオ大佐」

2006-04-23 01:36:59 | その他
ここ最近はシンガポールのごく一部では結婚詐欺の話で盛り上がっています。

そんな私の目に入ってきたのは、

昨日購入
「結婚詐欺師 クヒオ大佐 吉田和正 新風舎文庫」

なんだか面白そうです。

買おうかどうか、迷ったのですが、P161~P192までが逆さに装丁されているのに気が付いた段階で私の心は決まりました。

高島屋SCの紀伊國屋書店にて、19.50シンガポールドル。

本日再読、「夜になると鮭は・・・・ レイモンド・カヴァー」

2006-04-17 22:57:12 | 思想・文学
本日、数年前に読んだ本を再読しました。

「夜になると鮭は・・・・ レイモンド・カヴァー 中公文庫」

静謐な物語。カヴァーの短編は特別たいした事件は起きていないのに、惹きつける何かをそこに感じます。社会的にはけっして成功をしていない情けない人たちが織り成す物語。短編ではならではの魅了があふれる一冊です。

作者の力量と共に訳者である村上春樹の力量が凝縮された本。同じ本を2回読むことはあまりないのですが、その1冊に加わった本です。もちろん、他の短編集も読んでみたいと思っています。

本日読了、「神はサイコロを振らない 大石英司」

2006-04-15 21:37:06 | 思想・文学
先に読もうと思っていた本があったのですが、どうしても誘惑に負けてしまい、一挙に読みきりました。

本日読了
「神はサイコロを振らない 大石英司 中公文庫」

消えたYS11が10年後に帰ってきて、乗員乗客共に数日後に消え去るという設定。その10年間に遺族達が過ごした時間とそれを知らされる乗員乗客たち。
色々と考えさせられる小説です。
また、人は偶然の中で生かされているものだといういうことを思い出させる一冊でした。

本屋で偶然手に取った本でしたが、これは確実にあたりでした。
オススメの1冊です。

自らの今までに起きた偶然を思い起こしながら読むことで、面白さが倍増するかもしれないことを付記して。

また、偶然は必然的に起きているのかもしれません。

本日購入、「神はサイコロを振らない 大石英司」

2006-04-13 20:54:13 | 思想・文学
本日は久しぶりに本を購入、ちょっと時間がかかる本を読書中のため、この本を読み始めるのがいつになることやら・・・・・・。

本日購入
「神はサイコロを振らない 大石英司 中公文庫」
リヤンコートの紀伊國屋にて、15.10シンガポールドル

初めて目にする名前、それも本屋でふっと買わなければと感じた本です。
あたりであることを祈って。


ただ今取り組んでいる本は、
「マクナマラ回顧録 ベトナムの悲劇と教訓 共同通信社」
です。
ベトナムのダナンに住むmakoさんのブログ☆スターフルーツの木の下でを読み、うちにあるベトナム関係の本をは?と探し、手に取ったのがこの一冊。
いい睡眠薬です。読み始めると面白いのですが、眠くなります。

本日読了、「ストックホルムの密使 上 佐々木譲」

2006-04-05 08:39:17 | 歴史・戦争
歴史小説でも太平洋戦争ものを好んで読む私です。

本日読了
「ストックホルムの密使 上 佐々木譲 新潮文庫」

佐々木譲の戦争ものシリーズは登場人物が重なっているので、一気に読むのが読むのが良いのかもしれません。

この手の小説はある程度歴史的なものを知識として得てから読まないと、史実とは何かを見失い可能性があるので注意が必要です。

この上巻は数年前にタイの古本屋で50バーツで買ったもの。さて下巻をどうするか?シンガポールのとある古本屋で見かけたのですが、上下セットでしか販売しないとのこと。

ん~、悩みます。

本日読了、「シンガポールのユニオンジャック 遠藤雅子」

2006-04-02 18:39:08 | 歴史・戦争
本としては緻密さに欠ける点があり、書かれていることもどう捉えるかは読者の知識などにもよるといえる本のひとつ。

本日読了
「シンガポールのユニオンジャック 遠藤雅子 集英社」

簡単に書かれてあることも?なことが多い中、著者しか知りえない内容にどれだけご自身が吟味をされたのかが、不安。

軽く読むに限る。私は海外の古本屋で数年前に買ったので、180タイバーツでしたが、定価を見ると1800円。果たしてそれだけの価値がこの本にあるか?疑問。

著者は歴史を語るには稚拙すぎる面が否めません。

本日読了、百鬼園先生言行録 内田百

2006-04-02 10:13:57 | その他
最近読書のスピードが落ちてきています。

本日読了、
「百鬼園先生言行録 内田百 福武文庫」

忘却という 講演要旨 速記 がなかなか薀蓄があり、ん~とうなります。忘れるのは当たり前。忘れた後に残るものが大切。

そういえば、この忘却に書かれている思い出すということで、私が思い出したのは、プルーストの「失われた時を求めて」のマドレーヌによりよみがえってくる記憶。

思い出すという作用も考えると、忘れるということは、素敵なことなのかもしれません。

*福武文庫は旧漢字仮名づかいを新漢字仮名づかいなどに改定。しかし、読めない漢字もちらほら。情けない。何故か旧漢字旧かなづかいなども読める私ではあるのですが・・・・・・。