「さとかず」の読書のススメ

シンガポールから送る独断的な読書録
(基本ルールとして、単行本は出版社名、文庫本は文庫シリーズ名を記載)

本日購入、「The Goodwood Heritage」

2006-06-04 17:25:32 | シンガポールの史跡
週末に滞在したホテルの100周年記念本購入。

「The Goodwood Heritage Kevin Mathews編集 Goodwood Park Hotel Limited」

街中のオアシスのようなホテルかつ、歴史的には日本とも関わりの深いホテルの基礎となった建物の100周年記念出版本(初版2000部)。
この本(p10)によると帝国陸軍の司令部が置かれたとあります。が、帝国ホテルの経営で水交社として機能していたはずですので、ここは海軍の管理下だったはずでは(ちょっと調査が必要のようです)?戦後しばらくの間は戦犯裁判の場として利用されたようです。

歴史あるホテルにあるように施設は古いながらも、落ち着いた雰囲気を持っています。
ただ、スタッフ(レセプション)にホスピタリティが感じられず、高飛車な態度であったのは、残念でした(詳細はシンガポール紹介ブログ「ちょっとピンボケ、かなり大ボケ」の方に近日中にアップ予定)。

PERCIVAL ROAD(パーシバル ロード)というものを発見(地図には載っていません)

2005-07-10 12:14:49 | シンガポールの史跡
FORT CANNING PARK(昔のイギリス軍の基地、陸軍総司令部があったところ)で見つけたPERCIVAL(パーシバル将軍)についての説明看板。

PERCIAL ROAD
Lt Gen A.E.Percival.General Officer Commmanding,Malaya,1941-1942.He took personal responsibility for the defeat of British forces by the Japanese under Yamashita,and spent the war in Japanese prison camps.Those who worked personaly with him found him to be a brilliant staff officer,but not good leader in battle.After the war he returned to England where he led a quiet life until he died in 1966.
歴史は非情です。有能な官吏は決して有能な戦闘リーダーではないとは、何か日本の官吏的旧軍にも言えることだったのではないでしょうか?

読書中
「不吉な黄昏 シンガポール陥落の記録 ノエル・バーバー 中公文庫」

降伏調停があった旧フォード工場はこちら

*FORT CANINGの要塞の中は数年前に入ったことありますが、写真がないので日を改めて訪れたいと思います。

シンガポールの史跡のガイドブック「SINGAPORE’S 100 HISTORIC PLACES」

2005-06-04 22:02:08 | シンガポールの史跡
本棚を漁っていましたら、面白い本が見つかりました。

保管本
「SINGAPORE’S 100 HISTORIC PLACES Archipelago Press」
P126ページには山下将軍の「イエスかノーか」で有名な旧フォード工場も書かれてあります。ポケットサイズの本ですので、シンガポールの史跡(大して古い史跡はありませんが)に興味がある方は入手してみてはいかがでしょうか?一番後ろに地図が付いていて地図を片手に散策なども可能。

ちなみに、シンガポールドル20ドル程度です。


山下将軍の「イエスか、ノーか」の舞台、旧フォード工場 

2005-05-02 20:21:39 | シンガポールの史跡
本日はぎらぎらと暑い太陽の下、マレー攻略作戦の仕上げ、シンガポール戦の旧日本軍総司令部が置かれた(旧)フォード工場を見に行ってきました。
写真はフォードの看板(ブリジストンの工場として使われていた時期もある為、うっすらブリジストンのロゴが見えます)で敷地内はただ今工事中。聞くところによると来年に博物館も併設でリノベーションをしているとのこと。
1941年2月15日、ここで有名な山下・パーシバル両中将の降伏交渉が行われたのです。
*パーシバル将軍は、1945年の9月2日、ミズーリー艦上にその姿があります。統帥代表の梅津参謀総長は山下将軍(満州にて大将になる)の関東軍時代の上司。

読了本
「史説山下奉文 児島 襄 文春文庫」
226以降、冷や飯を食べることになった山下将軍の晴れ舞台は2月15日のシンガポール陥落なのでしょうね、やはり。

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