“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

暴力団組員を原発に派遣「延べ100人以上」と幹部    福島原発

2012年05月24日 11時00分00秒 | 臼蔵の呟き
原発事故対応、収拾がどのくらい大変かを物語る、1つの事件報道です。普通の人が作業に従事できない。したがって、闇の世界から要員を募り、確保することが暗黙の了解事項になっているのだと思います。事故対応をする作業者をどう見つけるかが「課題」となる関係です。ここから分かることは、原子力発電は人間がかかわり、健康な人間が、作業できるような普通の産業ではないといえることだと思います。
事故対応は過酷な環境で行われているので、論外ですが、核燃料の処理が行き詰まり、中間所蔵施設として青森県六ヶ所村、北海道のある地域の地下に埋めるなどが実施、検討がされています。大量生産、大量消費、エネルギーの大量消費などを支える裏側で、とてつもない被害と危険性が存在し、その地域住民の安全、安心、環境保全に被害を与え続けています。
電気料金が高い、安いなどの議論の前に、こんなことが長期に続くかどうか「冷静に判断すべき」ときに来ているのだと思います。人間の欲望と、表面的な快楽のために、犠牲にしてはならないことが隠されています。

<組員を原発に派遣「延べ100人以上」と幹部    福島原発>

 東京電力福島第一原発に組員らを作業員として派遣したとして、労働者派遣法違反(禁止業務派遣)の疑いで逮捕された指定暴力団住吉会系暴力団幹部で福島県二本松市成田町、自称人材派遣業大和田誠容疑者(33)が、原発事故後の復旧工事に「延べ100人以上の組員を派遣した」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かった。
 県警によると、第一原発の復旧工事で暴力団関係者が逮捕されたのは初めて。大和田容疑者は昨年5~7月、組員や組の関係者計5人を作業員として派遣し、建設業務に従事させた疑い。電源を確保するケーブル敷設工事を行っていたという。
 捜査関係者によると、工事は東電が大手の元請け企業に発注。大和田容疑者は末端の下請け先として組員らを派遣していたという。
 調べに対し、大和田容疑者は容疑を認め、「2007年から他県の原発にも派遣していた。金に困っている一般の人も派遣していた」と供述。県警は、賃金の一部が暴力団の資金源になっていたとみて追及している。

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