“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

安倍、自民党政権の欺瞞、傲慢

2013年05月03日 10時59分09秒 | 臼蔵の呟き

蜂助さんが言うように、安倍が憲法改正を参議院選挙の争点とすることを鮮明にしています。その中で、安倍、政権、自民党、民主党、維新の会など、多くの議員が靖国神社を次々に参拝し外交、政治問題化しています。靖国神社は、明治、大正、昭和天皇制の下で日本軍侵略者の象徴的な宗教施設として軍部(国家権力そのもの)によって管理運営されてきました。戦争をすれば必ず、軍人の死者が出ます。軍人が臆病にならず、天皇、軍のために命を懸けて戦う集団を作るうえで、死んでも大丈夫、死んだら神になるんだと「まじない」をかけるために作られた施設です。その施設が靖国神社です。この神社に戦犯を祭り、中国侵略、アジア侵略は自存自衛であったと宣伝するような宗教施設に首相、政権の閣僚が大挙して参拝して、外交問題とならないほうがおかしいと思います。

安倍、自民党、右翼政治家、靖国神社幹部が進めようとしているのは、平和憲法の改悪であり、天皇制国家の復活であり、かつての軍事国家の実現です。封建主義から、資本主義時代への移行期は、資本規模の拡大、国家の大規模化、植民地の領有、収奪などを通じて、国益を追求することがイギリス、ドイツ、スペイン、ロシア、アメリカ、日本などで横行しました。その後、2回の世界規模での戦争を経て、ファシズムの否定、植民地政策の否定、植民地の独立、資源収奪の批判、基本的人権の擁護、平和共存、平等互恵の経済、外交の確立などが築きあげられてきました。その後、アメリカによるベトナム侵略、イラク侵略、アフガン戦争などはありますが、世界各国を巻き込み、世界規模での戦争にならないのは平和を求め、民主主義を尊ぶ人々、国家の増加がなせるわざと思います。今の世の中で、軍事力で他国を屈服させて、支配することが許される(長期にわたる継続)とが常識的に通用するかどうか考えたら分かりそうなことです。

安倍、自民党議員の多くはそのようなことを知らないはずはありません。しかし、彼らが憲法改正、靖国神社参拝をし、強弁し続けるのはなぜでしょうか。

歴史も何も分からない分別のない人間であれば別ですが、彼らに共通するのは、軍事優先主義者、天皇崇拝者であり、戦犯の家系、旧帝国憲法下で支配階級に所属していた連中です。彼らの多くは自らの家系、亡霊の名誉復活のためにも行動する人間たちです。そのために歴史の改ざん、侵略の定義はない、日本軍の侵略が植民地を解放するための戦いであったのだとの詭弁を弄する策動を恥じらいもなく行っているのだと思います。彼らがやろうとしている天皇崇拝、軍国主義復活、憲法改悪は亡国の論理であり、日本を破滅の道に引き込もうとするものです。

国際的に、安倍、自民党政権の歴史改ざん、慰安婦問題、軍国主義復活、好戦国家の出現が歓迎されるはずがないことを知るべきです。また、日本の食料自給率が低く、資源小国である以上、平和的な外交関係を実現しない限り、日本が生存することができないことも確かです。彼らの憲法改悪策動の狙いを広く知らせることが重要になっています。


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