“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

住宅除染完了は9.1% 福島市の面的除染開始から1年

2012年10月20日 11時00分00秒 | 臼蔵の呟き

汚染地域に市民が居住していることを考えると、除染作業の遅れは市民の健康管理にとって大きな問題です。自治体としての福島市が窓口になり、懸命な努力を続けているのには頭が下がります。しかし、行政の窓口として、福島市が除染作業の進捗管理を行い、一日でも早い除染実施を行うことが求められています。
福島県民、福島市民、福島県内の各自治体も全て被害者です。しかし、住民から見たら、要請先、意見をいう窓口は自治体しかありません。本当に責任がある部署、組織は、経済産業省、元原子力保安院(現原子力規制庁)、東京電力です。しかし、彼らは安全な東京、官庁の中です。このような苦しみを実感できる場所では居住、就労をしていません。そのことが予算執行、除染作業の進捗点検を鈍らせているのではないかと思います。
野田政権が、大飯原発再稼動にあたって、責任をもつと表明していましたが、実態から見れば、責任などは政権、完了はとりようもないし、とる気もないのが実態ではないかと思います。

<住宅除染完了は9.1% 福島市の面的除染開始から1年>

 福島市が面的除染を始めてから18日で1年が経過した。今年度は住宅除染1万8913件を計画しているが、1日現在で作業が完了しているのは9・1%の1723件、除染中を含めても11・1%の2098件にとどまっている。市は「当初計画より遅れ気味だが年度内には完了できる」としている。
 既に除染を終えている住宅の内訳は大波の470件と渡利の1242件、東部地区の11件。除染中は渡利の328件と東部の47件となっている。
 今月に入り中央地区の5349件、松川地区の900件を発注した。残りは蓬莱地区の2161件だが、今月末には契約を終える予定。
 市は88・6%の発注を終えたことから、今後は除染作業の進行工程を毎週管理しながら来年3月末までには作業を終了したいとしている。
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