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“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

従来の価値観を変える!

2011年08月31日 00時00分00秒 | 臼蔵の呟き
円高(360円時代から76円に切り上げ)、切り上げても切り上げても為替レートは止め処もなく上がっています。瞬間的には投機資金が流入し、ドルを売り、円を買って差益をとることで円高が演出されています。

円がなぜ上がるのか?は日本経済に基本的な問題、構造上の問題があるからと思います。内需がどんどん縮小し、輸出拡大に傾斜する日本経済の構造的な問題です。大手企業、輸出企業は円の高騰を受けて下請け企業に単価の切り下げを要求し、その分で価格を下げ、更に輸出をする、輸出量を維持する事を行っています。これは、エンドレスの円高をせまる為替変動圧力となっています。解決策は政府、日銀による円売り、ドル買い介入では一時的な変化は実現しても長期的な対策にはなっていません。だからこそ、80%もの切り上げになっているのだと思います。

どうしたらよいか?1つは内需の拡大、経済が日本国内で循環できる(成立する)構造にならないとこのエンドレスの地獄は修正できないと思います。その時に、消費税率の引き上げはマイナスにしかなりません。また、中小企業、下請け企業たたきをやめることです。日本の経済的な強さは優秀な中小企業、技術力でした。このような企業の経営を保全する事と思います。いじめるのを止めさせる必要があります。
大企業は優秀、中小企業はどうでも良いとの考え方を変える必要があります。「大」が「小」より優れているとの価値観を変える必要があると思います。

また、エネルギー、食糧の自給率を高める必要があります。ドルで原油、ウラン、食糧(水)を買うことを押さえることが必要です。1つは国家としての安全保障問題としてです。もう1つは原油や食糧を金の力で買いあさることは他の国の窮乏を強いることにもなっています。食糧自給率が40%きるという状況で主食である米を余らせる、減反するなどはまともな国としては国際的には説明ができません。さらにTPPで米価、海産物価格などに致命的な打撃を与えるなどは「気違い沙汰」としか言いようがありません。原油を買う、ウランを買うために大手企業、輸出型大手企業が幅を効かせる社会構造、風潮を変える必要があると思います。これが彼らの論理、政治に親企業政権を要求する根拠となっています。
中小企業が堂々と主張し、生き生きと活動する社会を実現しましょう。また、農家、酪農家、漁民、一次産業で働く人々が生き生きと生産する社会を実現しましょう。
宮城県復興計画が言う水産特区などは弊害あって一利なしです。大規模化が経営効率を良くるなどは「迷信」「妄想」です。そんなことをしたら鮭も秋刀魚も鯨もマグロも資源が枯渇するだけです。

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