“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

人気漫画「美味しんぼ」に風評被害との批判

2014年04月30日 06時27分26秒 | 臼蔵の呟き

風評被害とはこのようなことを言うのか考えさせられるような事案です。福島第一原発事故が如何に過酷で、あってはならない人災かを告発することが重要でないかと思います。被爆、放射能による被害は低線量被爆は科学的にも調査、追跡調査などが行われていないためによく分かっていません。しかし、生物に与える影響の大きさ、悪影響があるとするのが一般的です。この間、地下水の汲み上げでトリチウムが高濃度で発見されて、中断しています。このトリチウムも汚染による被害はきちんと分析、検証がされていません。

問題の本質は原子力発電所の危険であり、安全な原子力発電所などはないこと。安全だ、安心だなどの宣伝を止めることです。また、福島第一原発事故の調査に基づく、分析と、徹底的な要因追及を行うこと。その上で、必要な対策を行うことです。国会、政治の責任でこれらを行うことです。

放射能汚染、被爆が人間にとって安全、安心などはありえないことを明確にすべきです。そして、原子力発電所の稼動などは絶対に止めることです。また、表裏一体の関係である東京電力経営陣の刑事責任を追及すべきです。事故処理に当たる作業者の被爆を最小限に抑えること。そのための対策を国が責任を持って進めること。また、作業者の待遇改善を行うことです。

<報道記事>

 小学館の漫画誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」の28日発売号に掲載された人気漫画「美味しんぼ」の中に、東京電力福島第1原発を訪れた主人公らが原因不明の鼻血を出す場面があり、同誌編集部に「風評被害を助長する内容ではないか」などとする批判が相次いで寄せられていることが29日までに分かった。

 編集部は「鼻血や疲労感が放射線の影響によるものと断定する意図はありません」などとするコメントを同誌のホームページで発表した。

<地下水の汚染>

福島第1原発の地下水バイパス計画で、政府と東京電力は25日、バイパス用井戸の地下水が海洋放出基準を超えた場合、当面の間、くみ上げを中止し放射性物質の濃度を監視する方針を福島県に伝えた。12本の井戸からくみ上げた地下水を入れる一時貯留タンクの水の放出基準は決まっていたが、個々の井戸水の扱いは未定だった。
 経済産業省の赤羽一嘉副大臣と東電の広瀬直己社長が同日、福島県庁を訪れ、佐藤雄平知事に新たな方針を伝えた。赤羽副大臣は「停止措置を取り監視する」、広瀬社長も「しっかり分析し、慎重の上にも慎重に対処する」と約束した。
 佐藤知事は「汚染水問題を福島県だけの問題に矮小(わいしょう)化してはいけない。漁業関係者が苦渋の決断をした意味を重く受け止めてほしい」と話した。
 一部の井戸からは1リットル当たり1600ベクレルのトリチウムが一時検出された。東電は海洋放出基準(1500ベクレル)を超えたため、くみ上げを中止し、再検査の結果、基準を下回ったなどとして再開した経緯がある。
 一方、東電の福島廃炉推進カンパニーの増田尚宏最高責任者は24日の記者会見で、井戸水のトリチウムが基準を超えたても「くみ上げを止める必要はない」と正反対の考えを示していた。
 広瀬社長は報道陣から現場の最高責任者である増田氏の発言との整合性を問われ、「認識をしっかりと合わせないといけない」と述べた。


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