“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

汚染米水田:試験用として作付け継続を…東大大学院が提言

2012年02月14日 15時00分00秒 | 臼蔵の呟き
なんともやりいれない話です。浪江町牧場が研究のために牛の処分をしないで飼育を継続し、大学など研究機関と一緒に調査活動を行うと話していました。放射性物質の飛散により、森林、農地など土壌汚染が進みその放射性物質が生物、農産物に取り込まれる循環が起きています。除染により放射性物質を除去、隔離しない限り、このような循環を断ち切ることは出来ません。悲しいことですが、事故による放射能汚染調査、その調査を通じて除染、農産物、畜産物への対応策をどうすべきか研究、対策に役立ててほしいと思います。それしかないのかもしれませんが。実際に、その作付け、飼育にあたる農家、酪農家の方々の悲しみ、怒りは計り知れないものがあります。


<汚染米水田:試験用として作付け継続を…東大大学院が提言> 

東京大大学院農学生命科学研究科は13日、東京電力福島第1原発事故で玄米1キロ当たり100ベクレルを超す放射性セシウムが検出された水田について、試験用として作付けを継続すべきだとする提言を発表した。提言はすでに農水省に提出したという。
 農水省は昨年末、玄米のセシウムが暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超えた地域は「作付け制限が必要」との方針を示したが、提言では「今年作付けしなければ、稲の放射性物質が今後どのように推移、蓄積するのか、予測が難しくなる」と指摘している。
 記者会見した長沢寛道・同研究科長は「高い値の放射性セシウムが検出された水田で作付けし、データを正確に把握することは、福島県の農業復興に必要だ」と話した。

大飯原発耐性テスト「妥当」保安院、維新の会の危険性

2012年02月14日 11時00分00秒 | 臼蔵の呟き
茶番劇のような話です。電力会社の経営救済を目的にした経済産業省、原子力保安院の動きです。当然、野田政権の意向を受けて官僚が動き、世論の動静、地域住民の動きを見ているのだと思います。政治が果たすべき役割は何か、何が基本で、何をしなければならないかという基本的な姿勢がまったく感じられない動きです。本当に野田政権、官僚の反国民性が顕著に現れています。

朝日新聞調査で民主党、自民党を入れない政権に移行してほしいとの意見が29%を上回ったことにも示されています。官僚はおごり、国民感情を逆なでした動き、官僚の傲慢さになんとも言えない「イラつき」が表面化しつつあります。大阪維新の会がこの流れを利用しています。アンケート結果はこのような政権、官僚の動きに対する怒りに誘発されているのだと思います。維新の会に3000人を超える応募者、実際に次期衆議院議員選挙に臨めば、小泉劇場=郵政選挙のような大変な結果が生まれないとも限らない状況になってきています。一時的な感情に流されず、今の閉塞感は何が原因なのかを考えるようにしたいと思います。

歴史の教訓が生かされる政治状況を作り出すことが喫緊の課題だと思います。原子力に頼らない再生可能エネルギーの拡大、消費税率を上げず、法人税率を5%元に戻し、富裕層に対する所得税率を上げる、証券投資などの優遇税制をやめる、TPP交渉の参加をやめ、食料自給率を引き上げる、普天間基地の返還を求めるなどは独裁政治と無縁の政治課題です。国民が本当に幸せになれる社会制度を作ることを1つ1つ積み重ねる中で政治経済の方向性も見えてくるのではないかと思います。国民をデマゴギーで先導し、政治独裁で反対意見を切り捨てるような政治には未来はないのです。

<大飯原発3、4号機の耐性「妥当」 保安院> 

定期検査で停止中の関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)について、経済産業省原子力安全・保安院は13日、再稼働の条件となるストレステスト(耐性評価)の1次評価を「妥当」とする審査書をまとめ、発表した。同日夕、内閣府の原子力安全委員会で説明する。
 安全委は委員5人と専門家を含めた検討会で審査書が妥当かを確認する。その後、地元自治体の了承が得られれば、野田佳彦首相ら関係大臣が再稼働の是非を最終判断する。

<今後の政権「民主・自民以外に」3割 朝日新聞世論調査>

 朝日新聞社が11、12日に実施した全国定例世論調査(電話)によると、「民主党と自民党以外の政党を中心にした政権に代わるのがよい」が29%に上った。次の衆院選で、大阪市の橋下徹市長が代表を務める大阪維新の会が「国会で影響力を持つような議席を取ってほしい」という人は54%を占めた。
 今後の政権の形について三つの選択肢から選んでもらうと、「民主・自民以外の政権に」が、「民主党中心の政権が続くのがよい」19%と「自民党中心の政権に代わるのがよい」21%をそれぞれ上回った。
 「民主・自民以外の政権」を望んでいる層では、69%が維新の会に議席を取ってほしいと答えた。

気仙沼の知人の話

2012年02月14日 06時00分12秒 | 蜂助の呟き
こんにちは。蜂助です。今日は、義援金や見舞金の話です。

気仙沼市で地元水産関係の会社を家族中心に営んでいた妻の知り合いの話です。東日本大震災の津波で会社は柱などの原形をとどめているものの、商品も機械も何もかもが飲み込まれてしまいました。幸い、住居は高台のアパートだったため奥さんやお子さんは無事でした。

耳を疑いました。今までに、もらったお金は、合計で1万円です。彼は、仮設の店舗でうどん屋を開業しました。その修行のために関東に行って手打ちうどんの技術を身につけて戻って来ました。家族と生活するためです。

義援金はもらえないで、見舞金が1万円とは。働き口が無くなって、一文無しになって、一万円とは・・・

なんでこんなに少ないのか・・・

今日は、これだけです。