悲しいことが続きます。
幼い子猫は懸命に生きることをあきらめずがんばっていたのですが・・・。
10月21日、たくさんの子たちが処分ありきで各区役所に搬入されました。
猫と暮らす会は2匹の子猫を助け出すのが精いっぱいでした。
海渡と竜生。
スタッフさんにかっこいいお名前をプレゼントされた茶とらの兄弟。
どんな状況でどんな風に捕まってしまったのかがわからないので
手元にきたところからスタートですが・・・・。
竜生君よりひとまわり小さく、ガリガリに痩せた海渡君。
歯が生えているのに280グラム。
会のスタッフNさんの元で、2日間がんばりましたが
高熱が出て、お薬が効く前に天に還っていきました。
23日に日付が変わってすぐのことでした。
真夜中に・・・・・逝ってしまいましたと連絡ラインが入りました。
そのとき、子どものころ父に買ってもらった風船のひもを
どうしてだか放してしまって・・・・。
空に昇って行く赤い風船を、悲しい気持ちで見上げた日のことを
思い出していました。
どんどん遠くなって、最後に風船は赤い点になって見えなくなりました。
きっと、Nさんは今頃泣いてるだろうなぁと思うと胸が苦しくなりました。
何という言葉があてはまるのかわからないこのやるせなさ。
たくさん泣いたら海渡君にも伝わる気がします。
その後Nさんから、『竜生君はしっかり育て上げるからね』と約束をして
海渡君を見送ってきましたと改めて報告がありました。
預りスタッフさんは、どの子にも本当にたくさんの愛情を持って向き合っていますから、
こうして突然逝かれてしまうのは、何よりもつらいことです。
悲しくて泣き、悔しくて涙します。
でも、海渡君はきっとありがとうって言ってくれてますね。
優しくしてくれたNさんのぬくもり、心地よくて安心できたと思います。
そして、またいつか必ず逢おうねって約束して見送ったNさんの元に
どんな形かはわかりませんが、帰ってくると思います。
またいつかね、海渡君。
最期まで本当によくがんばりました。